2026-09-27 コメント投稿する ▼
自民党福岡県連、新会長に古賀篤氏選出 疑惑調査は「第三者委次第」 選挙対応を最優先へ
自民党福岡県連は27日、県議会の正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑で辞任した松本国寛県議の後任として、古賀篤衆院議員を新会長に選出しました。 しかし、疑惑の中心人物とされる蔵内勇夫前県議長への県連としての調査について、古賀新会長は「県議会の第三者委員会の調査結果次第」と明言を避けました。
会長交代の背景
今回の会長交代は、突如として訪れました。昨年2025年秋に発覚した県議会の正副議長ポストを巡る金銭授受疑惑は、自民党県連に大きな動揺を与えました。疑惑の中心とされたのは、平成27年から県連会長を務めてきた蔵内勇夫氏(当時県議会議長、後に辞職)です。この問題を受けて、松本国寛県議が会長職を辞任しました。県連内には、疑惑の全容解明と責任の所在を明確にすべきだとの声も一部に上がる中、次期会長選びは急遽進められることとなりました。
約11年ぶりの国会議員が県連会長に
会長選には古賀篤衆院議員のみが立候補を届け出ており、27日の総務会で満場一致で新会長に選出されました。古賀氏は福岡6区選出の当選4回で、党内では宏池会(岸田派)に所属し、国土交通副大臣などを歴任してきました。県連会長に国会議員が就任するのは、蔵内氏が県議会議長を辞職し、県連会長に就任した2015年以来、約11年ぶりのことです。これまで県連会長は県議会議長経験者が務めることが慣例となっていましたが、今回の人事で国会議員が県連のトップに立つことで、党本部との連携強化や地方組織の求心力回復につながることが期待されます。
疑惑調査に対する慎重姿勢
記者会見で、古賀新会長は蔵内氏への県連としての調査の有無について問われました。これに対し、古賀氏は「(県議会の)第三者委員会の調査を見て、しかるべき対応があれば考えたい」と述べるにとどまり、直接的な調査に踏み込む姿勢は見せませんでした。この発言は、疑惑の事実認定や責任追及の主導権をまずは県議会に委ねるという、極めて慎重な姿勢を示したものと言えます。党県連としては、内部での追及がさらなる混乱を招くことを避け、早期の組織立て直しを図りたい思惑があるのかもしれません。しかし、疑惑の当事者である蔵内氏への調査を明言しなかったことは、今後の火種となる可能性も否定できません。
来春県議選に向けた公認作業が最優先課題
古賀新会長は記者会見で「公認の作業を最優先にしたい」と強調しました。県連と党本部は既に、来春実施される県議会議員選挙に向けて、県議会の正副議長経験者ではない議員について、今後の県連調査で疑惑がないと判明した候補者には公認を出す方針で一致しているとのことです。これは、疑惑による影響を最小限に抑え、次期選挙での議席維持・拡大に全力を注ぐという、党としての現実的な判断であると言えます。また、11月に投開票が行われる福岡市長選挙への対応についても、「速やかに検討したい」と述べ、こちらも早期の対応方針決定を目指す考えを示しました。混迷した県連をまとめ上げ、選挙戦を勝ち抜くことができるのか、古賀新会長の手腕が問われることになるでしょう。
まとめ
- 自民党福岡県連が新会長に古賀篤氏を選出。
- 蔵内氏の金銭授受疑惑に対する調査は「第三者委次第」との姿勢。
- 来春の県議選に向けて公認作業を最優先する方針。
- 古賀新会長の手腕が今後の選挙戦に影響を与える可能性。
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