2026-10-19 コメント投稿する ▼
山添拓氏、中司宏大臣に音声データの声を追及 予算委で理事会に確認を要求
2026年10月19日の参議院予算委員会で、山添拓氏(参議院議員)が中司宏氏(規制改革担当大臣)に、一部の週刊誌が公開した2019年の音声データが本人の声かどうかをただしました。中司氏は加工されているようだと述べつつ「おそらく私の声のように思われます」と認め、面会の内容は正確に覚えていないと釈明し、収賄の事実は否定しました。山添氏は「政治的責任は別途問われる」と指摘し、理事会に音声データの確認と報告を求めました。確定した有罪判決は2013年の談合に関するもので、収賄の疑いは週刊誌報道の段階にあります。
山添拓氏が音声データの声を確認
山添氏はまず、週刊誌が公開した音声データについて「ご自身の声だったか」とただしました。中司氏は「音声は実際よりも早く聞こえましたし、かぶせ音も施されていて加工されているようですが、おそらく私の声のように思われます」と答えました。加工されている可能性に触れながらも、自分の声である可能性は否定しませんでした。
続けて山添氏は、「ゼネコンからの賄賂を受け取り、折半していた事実もその通りか」と迫りました。ゼネコンとは、大きな建設会社のことです。折半とは、受け取ったお金を半分ずつに分けることを指します。これに対して中司氏は、「面会があったとされるのは7年前のことで、内容を含め正確に覚えていない」と前置きしました。そのうえで、「事件の後、再出発をされようとする相手の気持ちを受け止めるため、耳を傾けていたものだと思う」と釈明しました。
中司宏氏は収賄を否定、山添氏は政治的責任を指摘
中司宏氏は「収賄罪に問われるようなことを認める発言は行っていない」と述べました。さらに、「20年前の幅広く徹底した捜査の上で、司法判断として収賄罪に問われるような事実は認定されていない」と語り、疑惑を全面的に否定しました。収賄罪とは、公務員や議員などが職務に関して賄賂を受け取る罪のことです。
報道によりますと、中司氏は2013年に、入札をめぐる談合に関わる競売入札妨害の罪で、執行猶予付きの有罪判決が確定しています。談合とは、入札に参加する会社どうしが事前に話し合い、落札する会社や価格を決めてしまうことです。競売入札妨害とは、入札が公正に行われるのをじゃまする罪のことです。執行猶予とは、決められた期間に問題を起こさなければ、刑務所に入らなくてよい制度のことです。ただし、確定した判決は談合に関するものとされ、収賄罪についての判決だとは報じられていません。今回問題になっている収賄の疑いは、週刊誌の報道の段階にあり、中司氏は否定しています。
これを受けて山添氏は、「司法判断が確定していることは承知しているが、政治的責任は別途問われる」と指摘しました。そのうえで、音声データの確認と報告を理事会に求めました。理事会とは、委員会の進め方を各会派の代表が話し合う会議のことです。法的な責任とは別に、政治家としての責任を問う姿勢を示しました。
山添氏が同じ質疑で問うた論点
山添氏はこの日の質疑で、ほかにも複数の問題を取り上げました。関芳弘氏(文部科学大臣)が議員会館で政治資金パーティーを開いていた問題では、高市早苗氏(首相)の任命責任をただしました。首相は、報道が出るまでは知らなかったという趣旨の答弁をしています。
また、日本維新の会(維新)の議員をめぐる国民健康保険料の問題、いわゆる「国保逃れ」についても質問し、人数や保険料の総額を明らかにするよう求めました。国民健康保険とは、会社の健康保険に入っていない人が加入する公的な医療保険です。この質問のあいだに議場が紛糾し、審議が約57秒止まる場面もありました。消費税減税の財源についても質問しています。
山添氏は東京選挙区選出の参議院議員で、2016年の参議院選挙で初当選し、2022年に再選されました。これまでも、2020年には持続化給付金の業務委託の問題を、2021年には文部科学省の私学助成をめぐる接待や贈収賄の可能性を、国会で追及してきました。
山添氏の追及をめぐる声と今後の焦点
インターネット上では、この質疑をめぐって次のような声が出ています。
「音声が本人の声なら、説明責任はこれまで以上に重いはずです。国会でしっかり確かめてほしいです」
「加工されているようですがと言いながら、自分の声だと認めました。この答弁は軽く流せないと思います」
「確定した判決は談合の罪と聞きました。収賄かどうかは、事実を整理して冷静に見る必要があります」
「政治とカネの問題を追及する山添さんの姿勢はぶれないと感じます。理事会でどう扱われるか注目です」
「疑惑が出たままで予算の審議が進むのは、納得しづらいです。大臣にはきちんと説明してほしいです」
今後の焦点は、山添氏が求めた音声データの確認と報告が、理事会でどう扱われるかです。中司氏は2026年9月17日に規制改革担当大臣に就きました。音声が本人の声かどうか、そこで何が語られていたのかは、審議が続くなかで確かめられるべき点です。法的な責任と政治的な責任をどう分けて考えるのか、国民への説明をどう尽くすのかが、引き続き注目されます。
まとめ
- 2026年10月19日の参議院予算委員会で、山添拓氏が中司宏氏に音声データの声を確認しました
- 中司氏は「おそらく私の声のように思われます」と認めつつ、収賄の事実は否定しました
- 山添氏は「政治的責任は別途問われる」と指摘し、理事会に音声データの確認と報告を求めました
- 確定した有罪判決は2013年の談合に関するもので、収賄の疑いは週刊誌報道の段階にあります
- 山添氏は同じ質疑で、文部科学大臣のパーティー問題や国民健康保険料の問題も取り上げました
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