日朝交渉記録欠落問題で岩屋外相、聴取に消極的な姿勢 野党は情報公開を強調

2025-03-24コメント: 0件

日朝交渉記録欠落問題で岩屋外相、聴取に消極的な姿勢 野党は情報公開を強調

岩屋毅外相は24日、参院外交防衛委員会で、2002年9月に小泉純一郎首相(当時)が訪朝する直前に行われた日朝交渉の記録が欠落している問題について言及しました。この件に関して、交渉に関わった外務省の田中均アジア大洋州局長(当時)を聴取する必要性について、岩屋外相は消極的な姿勢を示しました。

■ 聴取を避ける理由
岩屋外相は、交渉を進めるためには、今後の日朝間のやり取りに支障をきたさないようにする必要があるとの理由から、「これ以上詳細に触れることは協議に影響を与える恐れがある」と述べ、聴取については「考えていない」と明言しました。この姿勢は、4日に行われた記者会見でも繰り返されました。

■ 野党からの反発
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、岩屋外相の発言に強く反発しました。榛葉氏は、記録が欠落している問題に関して、「何が話されたのか、今後の協議を進める上で確認することは絶対に必要だ」と指摘。交渉当時の詳細を知ることが、今後の日朝交渉にとって重要だと強調しました。

さらに、榛葉氏は1月31日の衆院予算委員会で、石破茂首相が拉致問題に関連して「米国が北朝鮮とどのように交渉するかは私の知る範囲ではない」と発言したことに対し、「あまりにも他人事のように聞こえる」と批判。首相の姿勢に改善を求めました。

■ 岩屋外相の対応
岩屋外相は、聴取の必要性について一部認めつつも、特定の人物を聴取することで情報が影響を与える可能性があるため、今はその方向性については控えるべきだとしています。外交交渉を進めるためには、慎重に情報収集を行う必要があり、公開すべきではないと考えているようです。

■ 今後の課題
この問題に関して、政府は慎重な対応を取る一方で、野党や国民からは引き続き情報公開を求める声が強まっています。交渉記録の欠落が日朝関係や拉致問題に与える影響について、今後も議論が続くことは避けられないでしょう。


日朝交渉の記録が欠落している問題について、政府と野党は意見が分かれています。岩屋外相は聴取の必要性に消極的な姿勢を示しましたが、野党側はその必要性を強調しています。今後、政府の対応が日朝交渉にどのような影響を与えるのか、引き続き注目されます。

コメント: 0件

2025-03-25 19:05:46(先生の通信簿)

コメントを投稿 榛葉賀津也の活動・発言一覧 榛葉賀津也プロフィール 榛葉賀津也の公約・政策一覧

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

人気のある活動報告

オススメ書籍

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

わが憲法改正案

わが憲法改正案

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

日本の政治を採点する―2007年参議院選の公約検証

榛葉賀津也

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。


標準偏差:20.01

ショートカットをホームに作る。

©2022-2025 政治家情報ポータルサイト「先生の通信簿」