県民の手で原発再稼働の是非を問うか 柏崎刈羽原発めぐる県民投票条例案、18日に採決へ

2025-04-16コメント: 0件

公約県民の手で原発再稼働の是非を問うか 柏崎刈羽原発めぐる県民投票条例案、18日に採決へ

東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)の再稼働について、県民自身の意思で是非を判断したい──そんな声を受けて提出された「県民投票条例案」の審議が、4月16日から新潟県議会で始まった。条例案の採決は18日に予定されており、3日間の短期決戦となる。

14万人超の署名が後押し


この条例案は、市民団体「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」が立ち上げたもので、必要な法定数(約3万6千人)を大幅に上回る約14万3千人の署名を集めた。3月27日に正式に県へ提出され、翌日には受理されている。

知事は慎重姿勢 「多様な意見を反映できない」


花角英世知事は、条例案に対し「賛成か反対かの二択では、県民の多様な考え方を汲み取るのは難しい」と否定的な姿勢を示している。また、投票運動を誰もが自由に行えるとした条文が、地方公務員法や国家公務員法といった法律に触れる可能性があるとし、慎重な対応を求める姿勢だ。

「自分のこととして考えて」市民団体が訴え


審議の初日には、条例請求を主導した水内基成弁護士が県議会の特別委員会に出席し、「再稼働の問題を、自分事として一人ひとりに考えてほしい」と強く訴えた。さらに、参考人として招かれた新潟大学の今本啓介教授(行政法)は、「こうした投票が、県民同士の深刻な分断を生む恐れがある」と懸念を口にした。

過去にも実績あり 住民投票が地域を動かした例


新潟県では過去にも住民投票の実例がある。1996年、旧巻町(現在の新潟市西蒲区)では東北電力の巻原発建設の是非を巡って住民投票が行われ、建設反対が多数を占めた。町長だった笹口孝明氏は「投票が終わった後は、地域に落ち着きが戻った。人々が自ら決めたという誇りを持てた」と振り返る。

注目される18日の採決


条例案が可決されれば、県として初の「原発再稼働の是非」を問う県民投票が現実となる。ただ、知事の慎重な姿勢や法的な懸念も残っており、議会内の議論の行方に注目が集まっている。


- 約14万3千人の署名を受け、再稼働の是非を問う県民投票条例案が県議会で審議入り。
- 知事は「二択では民意を十分に反映できない」として否定的。
- 条例案には法的リスクも指摘されている。
- 市民団体は「県民の声を直接政治に反映させたい」と主張。
- 18日に採決予定、可決されれば県民投票実施へ一歩前進。

この投稿は花角英世の公約「原発は県民の安全最優先で、3つの検証をしっかり進めます。」に関連する活動情報です。この公約はの得点で、公約偏差値達成率は0%と評価されています。

コメント: 0件

2025-04-16 18:24:01(藤田)

コメントを投稿 花角英世の活動・発言一覧 花角英世プロフィール 花角英世の公約・政策一覧

コメントを投稿することができます。管理者の確認後公開されます。誹謗中傷・公序良俗に反する投稿は削除されます。

※サイト運営スタッフにより内容が確認後公開されます。24時間以内に確認されます。

人気のある活動報告

オススメ書籍

思想の英雄たち

思想の英雄たち

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

日本の政策はなぜ機能しないのか? EBPMの導入と課題

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

花角英世

検索

政治家の名前検索、公約の検索が行えます。

ランキング

政治家や公約の各種ランキングを見ることができます。

ランダム評価

公約・政策がランダム表示され評価することができます。

選挙情報

今からの選挙・過去の選挙結果などが確認できます。

アンケート

当サイトで行っているアンケート・投票にご協力ください。

「先生の通信簿」は、議員や首長など政治家の公約・政策を「みんなで」まとめるサイトです。また、公約・政策に対しては、進捗度・達成度などを含めたご意見・評価を投稿することができます。

政治家や議員の方は、公約・政策を登録し有権者にアピールすることができます。また、日頃の活動報告も登録することができます。

選挙の際に各政治家の公約達成度や実行力など参考になれば幸いです。

※この情報は当サイトのユーザーによって書き込まれた内容になります。正確で詳しい情報は各政治家・政党のサイトなどでご確認ください。


標準偏差:20.01

ショートカットをホームに作る。

©2022-2025 政治家情報ポータルサイト「先生の通信簿」