2026-10-27 コメント投稿する ▼
石垣市の野党が中山義隆市長に抗議 台風30号接近中の東京出張を問題視
2026年10月27日、石垣市議会の野党議員団4人が、中山義隆氏(石垣市長)に抗議文を提出しました。市の説明では、市長は10月21日午後に東京へ出張し、台風30号が石垣島地方に最接近した10月23日を挟んで、10月24日午後に帰島しています。抗議文は「危機管理意識と責任感を著しく欠く」と指摘しました。市長は10月27日から再び東京へ出張中で、2025年3月の市議会でも出張の多さが議論されました。2025年8月の出直し選で5期目に当選した中山市長が、台風接近時に島を離れた理由をどう説明するのか。島の暮らしと防災に関わる問題として、経緯とこれまでの議論を整理します。
石垣市議会の野党議員団が中山義隆市長に抗議文を提出
2026年10月27日、石垣市議会の野党議員団4人が石垣市役所を訪れ、中山義隆氏(石垣市長)に対する抗議文を提出しました。抗議の理由は、台風30号が石垣島に迫っていた時期に、市長が島の外へ出張して不在だったことです。抗議文では、市長の姿勢が「危機管理意識と責任感を著しく欠く」と指摘されました。
石垣市によると、中山市長は2026年10月21日の午後、各省庁をまわるために東京へ出張しました。その後は沖縄本島を経由して、10月24日の午後に石垣島へ戻っています。台風30号は10月23日に石垣島地方へ最接近しており、市長が島にいなかった期間の真ん中に、台風が最も近づいた日が入っていたことになります。
「台風が来るとわかっている時期に市長が島にいないのは、島民としてやはり不安です。」
台風30号が迫った石垣島の状況と市長の日程
台風30号は、2026年10月23日から24日にかけて先島諸島に接近した大型の台風です。23日の朝の時点で、石垣島の南およそ200キロの海上にありました。気象庁は宮古・八重山地方で線状降水帯が発生するおそれがあるとして、暴風や高波、土砂災害、高潮への警戒を呼びかけていました。
同じ23日の午前10時の時点では、石垣市と竹富町を合わせておよそ2,920戸が停電していました。石垣島地方には、警戒レベル4にあたる高潮警報も出されていました。島の暮らしに影響が出ている中で、市のトップが不在だったという点が、野党議員団が問題にした部分です。
市長の予定はその後も続きます。中山市長は10月27日から再び東京へ出張しており、10月29日からは財団法人の用務も予定されているとのことです。台風が過ぎてから間もなく、また島を離れていることになります。
「各省庁をまわる用事も大事でしょうが、時期をずらせなかったのかなと感じます。」
中山市長の出張をめぐるこれまでの議論
市長の出張の多さは、以前から石垣市議会で取り上げられてきました。2025年3月12日の市議会一般質問では、大道夏代市議が、市長の出張が多いことを追及しました。市の説明によると、2024年4月から2025年2月末までの出張は44回、延べ136日で、費用は346万3,385円でした。前の年度と比べると、費用は約50万円減った一方で、回数は3回、日数は25日増えています。なお、この数字には私費で延ばした滞在は含まれていません。
これに対して中山市長は、石垣島は那覇などから遠く、移動に時間がかかることを理由に挙げました。出張は市のため、日本と台湾の交流、視察などのためだと説明し、私的な活動や党の活動を混ぜているという見方は否定しました。
「離島は移動が大変なのも事実ですし、出張が必要な事情もあるのではと思います。まず説明を聞きたいです。」
中山市長は2025年6月、市の公文書をめぐる問題で市議会から不信任決議を受けて失職しました。しかし2025年8月17日の出直し市長選挙で、12,923票を得て、11,124票の砥板芳行氏(元市議)に1,799票差で勝ち、石垣市政で初めてとなる5期目に入りました。有権者の審判を受けた市長であるだけに、今回の出張についても、どのような説明をするのかが注目されます。
市民の声と市長に問われる説明
今回の抗議について、SNSでもさまざまな意見が出ています。市長の不在を重く見る声がある一方で、出張の必要性に理解を示す声もあります。
「停電したご家庭もあったのに、市長が島にいなかったと聞いて心配になりました。」
「また東京出張と聞いて驚きました。今回の出張の理由を、島の人にきちんと説明してほしいです。」
台風が近づく中で島を離れた理由や、不在の間の連絡と指揮の体制について、市長や石垣市がどのように説明するのかが、今後の焦点です。離島で暮らす人にとって、台風は命や暮らしに直結する問題です。だからこそ、トップの動きに対する関心は高く、抗議文を受けた市長の対応が問われています。出張の多さがこれまでも議会で話題になってきた経緯がある以上、今回は理由と日程の考え方を、島の人にわかる言葉で丁寧に示すことが大切です。
まとめ
- 2026年10月27日、石垣市議会の野党議員団4人が、台風30号の接近時に不在だった中山義隆市長へ抗議文を提出しました。
- 市長は2026年10月21日午後に東京へ出張し、10月24日午後に帰島しました。台風30号は10月23日に石垣島地方へ最接近しました。
- 市長は10月27日から再び東京へ出張しており、10月29日からは財団法人の用務も予定されています。
- 市長の出張は2025年3月の市議会でも問題になり、2024年4月から2025年2月末までに44回、延べ136日、346万3,385円でした。
- 市長は2025年8月の出直し選で5期目に当選しており、今回の出張について市民へどう説明するかが焦点です。
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