2026-10-14 コメント: 1件 ▼
山内末子氏の「傀儡」発言は県民を軽んじる 古謝玄太知事を選んだ民意とは
2026年10月13日の沖縄県議会で、山内末子氏(沖縄県議)が古謝玄太氏(沖縄県知事)の県政について「傀儡政治にならないことを望んでいる」と発言し、与党会派側が撤回を求めました。島袋大氏(沖縄県議会議長)は議事録を確認し、取り扱いを検討するとしています。古謝氏は2026年9月13日の知事選で過去最多の423,124票を得て当選し、2026年10月7日には高市早苗氏(首相)に再発防止策などを求めました。県民が選んだ知事の県政を「傀儡」という言葉で語る発言は、有権者の判断を軽く見るものではないでしょうか。
沖縄県議会で飛び出した山内末子氏の「傀儡」発言
2026年10月13日、沖縄県議会の10月定例会で、各会派の代表が県の方針をたずねる代表質問が行われました。この場で、野党側の山内末子氏(沖縄県議)が、古謝玄太氏(沖縄県知事)の県政について「傀儡(かいらい)政治にならないことを望んでいる」と発言しました。報道によって細かな言い回しは異なり、「国にも物言いのできる知事として」という前置きがあったと伝える報道もあります。
この発言に対し、与党会派側から撤回を求める声が上がり、議場では応酬が続きました。議長が休憩を取って場を収めようとしたものの、与党席からの野次は止まらなかったと伝えられています。山内氏は続けて「そうならないようにという答弁が普通は出てくると思うので、それでいいですよ」と述べたと報じられました。
島袋大氏(沖縄県議会議長)は、議事録を確認した上で、発言の取り扱いを検討するとしています。山内末子氏の「傀儡」発言が議会の記録にどう残るのかが、問われています。古謝氏は県議会で、米兵事件を巡る会見での自らの表情を指摘され、不適切だったと認めて謝罪しています。
「傀儡」という言葉の重さ 県民の判断を軽く見ていないか
「傀儡」は、もともとあやつり人形を指す言葉です。国語辞典では、自分の意志や主義を表さず、他人の言いなりに動いて利用されている者という意味でも説明されています。つまり「傀儡政治」とは、知事が自分の考えではなく、誰かの言いなりで動く政治という意味合いの強い言葉です。
「望んでいる」という願いの形をとっていても、聞いた側には「そうなるおそれがある」と受け取られかねません。山内氏にそのような意図があったかどうかは、本人の説明を待つ必要があります。しかし言葉は、発した人の気持ちより、聞いた人にどう届くかで評価されます。
古謝氏は、県民が選挙で選んだ知事です。就任して間もない知事の県政を「傀儡」という言葉で語ることは、有権者の判断を軽く見る発言と言わざるを得ません。その知事を選んだ県民の判断そのものを疑う響きを持つからです。
「知事を選んだのは県民なのに、始まる前から傀儡扱いなんて、私たちの一票をバカにしていませんか」
「42万票以上が集まった結果を、言いなりになる人を選んだと言われたようで悲しいです」
知事の姿勢を批判すること自体は、議会の大切な役割です。国に言うべきことを言うよう求めることも、正当な質問です。ただし批判するなら、具体的な政策や対応を示して行うべきで、人を「操り人形」のように呼ぶ言葉を使う必要はありません。
過去最多の423,124票 古謝玄太氏が示した民意と国への対応
古謝氏は無所属の新人で、42歳、元那覇市副市長です。2026年9月13日投開票の沖縄県知事選で423,124票を獲得し、県知事選で初めて40万票を超える過去最多の得票で当選しました。これまでの最多は2018年に玉城デニー氏(前知事)が得た396,632票で、それを上回っています。玉城氏との差も14万票を超えました。
投票を終えた人に投票先や理由をたずねる出口調査では、投票で最も重視した事柄は「経済の活性化」が49.5%、「基地問題」が20.9%でした。60代以下のすべての年代で古謝氏が玉城氏を上回り、10代から30代では古謝氏が70%以上でした。前回の選挙で玉城氏に投票した人のうち、30.8%を取り込んだという結果も出ています。世代を超えて、多くの県民が自分の判断で古謝氏を選んだことが分かります。
国に物を言えと言うのなら、まず知事が首相に会いに行った事実を見てほしいです
古謝氏は2026年10月7日、首相官邸で高市早苗氏(首相)と面会しました。在沖米海兵隊員による強盗殺人事件を受け、実効性のある抜本的な再発防止策を講じるよう求め、基地負担の軽減や沖縄振興を話し合う沖縄政策協議会の早期開催も求めています。高市首相は「さらに日米間で協議を進めていきたい」と応じましたが、協議会の開催時期は明言しませんでした。
首相に直接、再発防止と協議会の早期開催を求めた行動は、国に物を言う姿勢そのものです。さらに古謝氏は、会見での自らの表情を県議会で指摘されると、批判を受け止めて謝罪しました。国に要請し、批判にも向き合っている知事の県政を、「傀儡」という言葉で語る根拠はどこにあるのでしょうか。
山内末子氏に求められる説明と議会の役割
議会は、与党も野党も、県民の代表が集まる場です。知事への厳しい質問は大切ですが、その前提には、県民が選挙で示した結果への敬意が必要です。42万票を超える県民が選んだ知事に対する言葉は、一票一票の重みを踏まえたものであるべきです。
山内氏には、どのような根拠で「傀儡政治」という言葉を選んだのか、県民に分かる形で説明する責任があります。発言を撤回するかどうか、そして議長が発言をどう扱うかは、議会が県民の信頼を保てるかどうかにも関わります。
「議長には、議事録をしっかり確認して、県民が納得できる判断をしてほしいです」
「批判するなら政策で堂々とやってください。人を操り人形のように言うのは違うと思います」
県民の選択を尊重し、政策で論じ合う議会であってほしいと思います。国に物を言えるかどうかは、知事の行動で判断するべきであり、言葉の印象で決めつけるべきではありません。
まとめ
- 2026年10月13日、沖縄県議会で山内末子氏が古謝玄太知事の県政に「傀儡政治にならないことを望んでいる」と発言し、与党会派側が撤回を求めました
- 島袋大議長は、議事録を確認した上で発言の取り扱いを検討するとしています
- 古謝氏は2026年9月13日の知事選で過去最多の423,124票を獲得して当選しました
- 古謝氏は2026年10月7日に高市早苗首相と面会し、再発防止策と沖縄政策協議会の早期開催を求めています
- 県民が選んだ知事の県政を「傀儡」という言葉で語る発言は、有権者の判断を軽く見るものだと言わざるを得ません
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