2026-10-13 コメント投稿する ▼
運転免許の試験問題を事前入手か 千葉県警がベトナム語の学科試験を当面中止
千葉県警運転教育課は2026年10月13日、ベトナム語の運転免許学科試験を2026年10月16日から当面中止すると発表しました。千葉運転免許センターでベトナム語の普通自動二輪の学科試験を受けた女性(29歳)のスマホから、レ点やバツ印が書き込まれた試験問題の画像4枚が見つかったためです。女性は「チャットGPTで検索して入手した」という趣旨の話をしていますが、県警は何らかの方法で事前に入手したとみて調べています。外国語で受けられる学科試験の仕組みや、2025年10月に厳しくなった外免切替の動きも整理し、試験の公正さを守る対応を考えます。
千葉県警がベトナム語の運転免許学科試験を当面中止
千葉県警運転教育課は2026年10月13日、ベトナム語で行っている運転免許の学科試験を一時中止すると発表しました。中止するのは2026年10月16日からで、試験問題を作り直すまでの当面の間としています。ベトナム語の学科試験を一時中止する形となり、問題が作り直されるまでの間、ベトナム語では試験を受けられなくなります。
きっかけは、2026年10月13日の午前10時50分ごろ、千葉運転免許センター(千葉市美浜区)で行われたベトナム語の普通自動二輪の学科試験でした。受験していたベトナム国籍の女性(29歳)のスマートフォンから、試験問題の画像が見つかったのです。県警は、運転免許の試験問題が外部に流出したことが発覚したとして、試験の一時中止を決めました。
運転免許の学科試験は、道路を安全に走るために必要な知識を確かめる入口です。問題が事前に漏れていれば、試験の公平さそのものが崩れてしまいます。国籍を問わず、真面目に勉強して受験した人が損をする事態は防がなければなりません。
問題を事前に手に入れて、答えの印まで付けていたなんて驚きました。コツコツ勉強している人が損をするのは許せません
試験終了直後の黒板撮影から見つかった画像4枚
試験会場では、受験者にスマートフォンの電源を切るよう指示していました。ところが女性は、試験の終了直後に会場の前方に設置されていた黒板を撮影しました。不審に思った試験官が「何の写真を撮ったんですか」と声をかけ、写真フォルダを確認したところ、黒板の写真のほかに、レ点やバツ印があらかじめ書き込まれた試験問題の画像が4枚見つかったといいます。
黒板以外に写真フォルダにあったのは、試験問題そのものを写した画像でした。県警は、女性が試験の前に何らかの方法で問題を手に入れていたとみて、調べています。
女性は「チャットGPTで検索して、試験問題を入手した」という趣旨の話をしています。ただ、県警はこの説明をそのまま受け取らず、詳しく調べています。入手の経路は明らかになっておらず、生成AIで探したという説明が事実なのかも分かっていません。別の日に撮影された画像が女性に渡った可能性があるとも報じられていますが、現時点で確定した情報ではありません。
会場でスマホの電源を切る指示があっても、撮影を防げなかったのが問題です。持ち込みのルールを見直すべきです
外国語の学科試験の仕組みと外免切替の厳格化
日本の運転免許の学科試験には、日本語を十分に読めない人のために、外国語の学科試験を受けられる仕組みがあります。東京の警視庁の案内(2026年5月11日更新)によると、英語やベトナム語など20の言語に対応しています。ただし、対応する言語や試験の種類は、都道府県警によって異なる場合があります。
国の制度も、近年は厳しくなっています。外国の運転免許を日本の免許に切り替える「外免切替」では、2025年10月1日から新しいルールが始まりました。交通ルールを確かめる知識確認の問題は10問から50問に増え、合格の基準も70%以上から90%以上に引き上げられました。さらに、住民票の写しなどで住所を確認することが原則として必要になりました。これは今回の学科試験とは別の手続きですが、日本で車やバイクを運転する以上、日本のルールを理解して守ってもらうという姿勢が、制度に表れています。
それだけに、試験そのものが公正に行われることが前提になります。日本語の標識や交通ルールを理解した人が運転するからこそ、道路の安全は守られます。入口の試験で不正が起きれば、その前提が揺らいでしまいます。
日本で運転するなら、日本語の標識が読めることが最低条件だと思います。外国語の試験のあり方も見直してほしいです
再発防止に求められる三つの対応
県警は、別の問題を作って対応していく考えです。学科試験は複数の問題パターンから出題され、会場での撮影も禁止されているとされています。それでも今回のように問題が外に出たなら、問題を作り直すだけで終わらせるわけにはいきません。試験問題の流出を防ぐ仕組みを、根本から点検する必要があります。
求められるのは、次の三つです。一つ目は、入手の経路を明らかにすることです。二つ目は、試験会場へのスマートフォンの持ち込みや撮影を防ぐ方法の見直しです。三つ目は、問題の管理や出題の方法を点検し、再開後に同じことが起きない仕組みをつくることです。外国語の試験は言語ごとに問題を用意する必要があるため、管理の体制づくりが欠かせません。
「問題を作り直しても、また同じことが起きないか心配です。県警には管理体制をきちんと説明してほしいです」
「日本人が同じことをしても問題になるはずです。国籍の話にせず、不正の手口と流出の経路を明らかにするのが先ではないでしょうか」
不正は、国籍を問わず許されません。一方で、ルールを守って真面目に受験している外国人もいます。今回の件を、特定の国の人全体への疑いに広げてはいけません。必要なのは、不正の手口と経路を明らかにして、厳正に対処することです。法とルールを守る人が安心して受験できる環境を整えることが、日本の道路の安全にもつながります。
まとめ
- 千葉県警は2026年10月13日、ベトナム語の運転免許学科試験を2026年10月16日から当面中止すると発表しました
- 2026年10月13日、千葉運転免許センターで受験した女性(29歳)のスマホから、レ点やバツ印が書き込まれた試験問題の画像4枚が見つかりました
- 女性は「チャットGPTで検索して入手した」という趣旨の話をしていますが、県警は何らかの方法で事前に入手したとみて調べています
- 外免切替では、2025年10月1日から知識確認が50問、合格基準が90%以上になりました
- 入手経路の解明、スマホ対策、問題管理の点検が、再発防止の課題です
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