2026-10-14 コメント投稿する ▼
簗和生農水相に抗議決議 那須烏山市議会が道路予算カット発言で可決
簗和生氏(農林水産大臣)が栃木県内の2市町の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題で、那須烏山市議会が2026年10月14日の臨時会で抗議決議を賛成多数で可決しました。発言があったのは2026年5月24日、自由民主党(自民党)の支部の懇親会です。議長を除く13人のうち12人が賛成し、決議は市民への説明の場を早急に設けるよう求めました。簗氏は2026年10月5日に発言を撤回して謝罪しましたが、辞任は否定しています。国土交通省は働きかけや圧力はなかったと説明し、高市早苗氏(首相)は更迭を否定しています。
簗和生氏への抗議決議を那須烏山市議会が可決
栃木県の那須烏山市議会(定数14)は2026年10月14日、臨時会を開き、簗和生氏(農林水産大臣)に対する抗議決議を賛成多数で可決しました。決議の名称は「簗和生衆議院議員の言動に対し強く抗議する決議」です。議長を除く13人の市議のうち12人が賛成し、1人は退席しました。
問題となったのは、2026年5月24日に開かれた自由民主党(自民党)の支部の懇親会での発言です。簗氏はこの場で、那須烏山市と那珂川町の道路予算を「大幅にカットした」という趣旨の話をしたと報じられています。決議文は、2026年2月の衆議院選挙で首長が自分を支持しなかったことを理由に、2026年度の社会資本整備総合交付金を大幅に削減したとする発言だと指摘しています。社会資本整備総合交付金とは、道路などの整備を進めるために国が自治体へ配るお金のことです。
決議文はさらに、那須烏山市は自分たちで集められる収入の割合(自主財源比率)が低く、この交付金は道路整備や災害への対応に欠かせないと訴えています。そのうえで、市民に大きな不安を与えた言動に強く抗議し、市民への説明の場を早急に設けるよう求めました。国の地方向けの予算が、政治的な立場や選挙での対応によって左右されるのではないかという疑いを招かないよう求める内容も盛り込まれています。
簗和生氏の発言と釈明の経過
簗氏は、問題の発言があった2026年5月24日の時点では、まだ農林水産大臣ではありませんでした。2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣で初めて入閣し、農林水産大臣を務めています。発言の報道が出たあと、2026年9月30日には視察先で報道を見ていないとして発言を控え、2026年10月1日には「就任前の一議員としての活動に関わる事柄」として回答を控えました。
2026年10月2日の会見で簗和生氏は、「表現ぶりが一部、誤解を招くものであった」と釈明しました。その後、2026年10月5日には発言を認めて撤回し、謝罪しました。2026年10月7日には「お騒がせしたことをおわびする」と述べる一方、担当の省庁に予算を減らすよう働きかけた事実はないと説明しています。国会答弁では「事実と異なる発言をしてしまった」と述べましたが、辞任は否定する姿勢を示してきました。
那須烏山市の川俣純子氏(市長)は、この発言について、暗に予算を減らす圧力をかけ、そんたく(相手の意向をくんで従うこと)を強要しているとも受け取れると指摘しました。さらに、真相は何一つ説明されないまま幕引きを図ろうとしており、大変遺憾だとコメントしています。また、市長は「疑念は深まるばかり」とも述べています。
「簗さんに投票した一人として、予算を削るという話が出たこと自体が悲しいです。支持者への裏切りに聞こえます。」
「脅しのように聞こえて、正直ぞっとしました。政治家が口にしていい言葉ではありません。」
国土交通省の説明と政界の反応
国土交通省は2026年10月6日、問題となった2市町への配分について調査結果を公表しました。交付金は自治体からの要望や事業の進み具合などを総合的に考えて配分したもので、簗氏からの働きかけや圧力はなかったと説明しています。一方で、2市町の交付金が前年度より大きく減ったことも報じられています。
高市早苗氏(首相)は2026年10月5日、簗氏に職責を全うするよう指示したとされています。2026年10月7日の衆議院の代表質問では、予算の配分に政治的な支持や不支持を持ち込まないのは当然だと明言しました。2026年10月8日の国会では任命責任を認めたうえで、更迭は否定しました。批判は自民党内からも出ています。石破茂氏(前首相)は2026年10月11日、簗氏に全国民の代表者との認識がないと批判しました。
「私たちの暮らしを支える道路です。選挙の勝ち負けで左右されるなんて、納得できません。」
「私たちの税金なのに、誰を応援したかで配分が変わるのなら、とても腹が立ちます。」
問われる税金の使い方と地元への説明
道路は、住民の通勤や通学を支え、救急車や消防車が走る道でもあり、災害のときには命を守る道にもなります。その整備に使われる予算は、国民が納めた税金で賄われています。だからこそ、誰が選挙で応援したかによって配分が変わるのではないか、という疑いが出ること自体が、地元にとって大きな不安につながります。
何が本当だったのか、私は知りたいです。きちんと説明してもらわないと、地元は不安なままです。
簗氏は「事実と異なる発言をしてしまった」と述べましたが、川俣市長は、真相は何一つ説明されていないと訴えています。一方で国土交通省は、働きかけはなかったとしています。国の予算の配分は、誰もが納得できるルールに沿って、見える形で説明される必要があります。もう一つの那珂川町でも、町議会が抗議決議を諮る臨時議会を開くかどうかを話し合う方針と報じられています。那須烏山市議会の決議は市民への説明の場を早急に設けるよう求めており、簗氏の対応が問われています。
まとめ
- 那須烏山市議会は2026年10月14日、簗和生氏への抗議決議を賛成多数で可決しました。議長を除く13人のうち12人が賛成し、1人が退席しました。
- 問題の発言は、2026年5月24日の自民党の支部の懇親会でのものです。
- 決議文は、市民への説明の場を早急に設けるよう求めています。
- 国土交通省は2026年10月6日に調査結果を公表し、働きかけや圧力はなかったと説明しています。
- 簗氏は2026年10月5日に発言を撤回して謝罪しましたが、辞任は否定してきました。
この投稿の簗和生の活動は、31点・活動偏差値47と評価されています。下記GOOD・BADボタンからあなたも評価してください。