2026-10-14 コメント投稿する ▼
山口祥義知事のSAGAアリーナ「隠し部屋」報道、公式案内に載る部屋なのか
佐賀県の山口祥義知事は、SAGAアリーナに知事の「隠し部屋」があるとの週刊誌報道を2026年10月1日に否定し、10月9日の会見でも「やましいこと、恥ずべきことはしていない」と述べました。では、その部屋は公式の案内に載っているのでしょうか。県が公開している資料を確認した範囲では、問題の部屋が個別に案内されている記載は見つかっていません。約257億円の公共施設の部屋について、名前や使い道、利用の記録をどう説明するのか。県議会の視察をめぐる知事の発言も踏まえ、税金で整えた施設を預かる山口祥義知事に求められる説明責任を整理します。
山口祥義知事が「隠し部屋ではない」と説明した経緯
2026年10月1日、一部の週刊誌が、SAGAアリーナの中に知事が主に使う“隠し部屋”があり、酒類が置かれているという内容を報じました。SAGAアリーナは、佐賀県が所有する県営の大型施設です。報道を受けて、山口祥義氏(佐賀県知事)は同じ日に県庁で記者団の取材に応じ、「隠し部屋でも、知事の部屋でもない」と話しました。
知事の説明によると、問題の部屋は、客席の裏側にある関係者用の区画、いわゆるバックヤードの一室です。来賓やアーティストとの懇談に使い、来訪者や酒蔵からの手土産などの酒類を置いていたといいます。県が主催するイベントでは、県のお金で酒類を含む飲み物を買い、来賓に出したこともあったと説明しました。一方で、私的な利用はしていないと強調しています。
2026年10月9日の定例記者会見では、記者の質問に答えて「県民の負託を受けた知事として、やましいこととか、恥ずべきことはしていない」と、あらためて否定しました。そのうえで「選挙が近くなって、こういった話が出るのが、なんか残念。正々堂々と政策で議論する土壌であってほしい」とも述べています。この件について、SNSでは受け止めが分かれています。
「県の施設に酒を置いた部屋があると聞いて驚きました。説明をもっと丁寧にしてほしいです」
「来賓をもてなす部屋が県のアリーナにあること自体は普通だと思います。騒ぎすぎではないでしょうか」
隠し部屋でないなら、公式の案内に載っているのか
多くの人が気になるのは、「隠し部屋ではない」というのであれば、その部屋は公式の案内にきちんと載っているのか、という点です。載っていれば、部屋の存在は最初から公表されていたことになり、「隠し」という指摘は当たらなくなります。
そこで、県が公開している資料を確認しました。県のホームページでSAGAアリーナを紹介するページ(2023年1月20日更新)には、3階のVIPルームが個室10室、プレミアムラウンジが2室あると書かれています。しかし、1階のバックヤードにあたる部屋についての記載は、確認できた範囲では見当たりませんでした。
県が貸し会場の案内として公開しているパンフレットも調べました。1階の平面図では、メインアリーナの周りに「101」「102」などの番号だけが振られた部屋が並び、名称や使い道は書かれていません。同じ図の中で、応接室、医務室、器具庫には名前が付いています。貸し会場向けの資料なので、簡略化している可能性はあります。ただ、問題の部屋がこの番号の部屋のどれにあたるのかは、公開された資料からは分かりません。
県は、部屋の場所などを「セキュリティー上の理由」で公表していないと説明しています。案内に載っていないと断定できる材料はありませんが、載っていると確認できる材料も見つかっていません。場所を伏せる理由は理解できます。ただ、部屋の存在や名前、使い道を案内に示すことと、場所を伏せることは別の話です。
何百億円もかけた施設の部屋なら、図面や案内にどう載っているのか、まず示してほしいです
公開しない理由と、議会への対応の変化
一部の報道によると、2026年9月15日の県議会の委員会で、配置図にない部屋について質問が出ました。県の担当者は、保安上の理由から公表していないと答え、議員に対しても特別な立ち入りは認めないという趣旨の説明をしたとされます。
ところが、2026年10月9日の会見で知事は、県議会によるアリーナ内の視察について「動線のセキュリティは守る必要があるが、ルールを作ったうえで中を見てもらうのはやぶさかでない」と述べました。中を見てもらう考えが示された以上、どのようなルールで、いつ見てもらうのかを早く決め、県民に分かる形で示すことが望まれます。
税金で整えた県の施設の中に、使い道が県民に十分に説明されていない部屋があるとすれば、県民が疑問を持つのは自然なことです。疑問に答える一番の近道は、情報を出すことです。
利用の記録があるなら、堂々と公開すれば疑いは晴れると思います
約257億円の公共施設に求められる説明責任
SAGAアリーナの整備費は、2021年時点の計画で約257億円とされています。県が所有する公共施設であり、県民の税金が使われた施設です。だからこそ、どの部屋が何のために作られ、誰がどのように使っているのかを、県民に説明する責任があります。
知事の説明では、県主催のイベントで県のお金を使って酒類を含む飲み物を用意した例があります。これが公務としての接待にあたるのであれば、いつ、どのような目的で、いくらかかったのかを示すことは難しくないはずです。支出の内訳と利用の記録を示せば、私的な利用ではないという説明にも説得力が増します。
県に求めたいことは、大きく三つあります。一つ目は、問題の部屋の名前と使い道が、これまで案内や図面に載っていたのかどうか、載っていなかったのならその理由を説明することです。二つ目は、利用の記録と酒類にかかった費用の内訳を明らかにすることです。三つ目は、県議会の視察のルールを早く決め、実施することです。
佐賀県知事選は、2026年12月3日告示、12月20日投開票の予定と報じられています。知事が望むように、政策で正々堂々と議論するためにも、疑問を残さない丁寧な説明が欠かせません。
どれくらい使われている部屋なのか、利用状況も知りたいです
まとめ
- 2026年10月1日に一部週刊誌が「SAGAアリーナに知事の隠し部屋がある」と報じ、山口祥義知事は同日、隠し部屋でも知事の部屋でもないと説明しました。
- 2026年10月9日の会見でも「やましいこと、恥ずべきことはしていない」と、あらためて否定しました。
- 知事は、部屋で来賓やアーティストとの懇談に使い、酒類を置いていたと説明し、私的な利用は否定しています。
- 県の公開資料を確認した範囲では、問題の部屋が個別に案内されている記載は見つかっていません。
- 整備費は2021年時点の計画で約257億円とされ、税金が使われた公共施設です。
- 部屋の名前、使い道、利用の記録、酒類の費用の内訳について、県の丁寧な説明が求められます。
この投稿の山口祥義の活動は、42点・活動偏差値50と評価されています。下記GOOD・BADボタンからあなたも評価してください。