2026-10-14 コメント投稿する ▼
共産党員が2年で2万人減の23万人に 田村智子氏が訴える世代的継承の課題
共産党は2026年10月12日の第10回中央委員会総会で、党員数が2024年の約25万人から約23万人に減ったと明らかにしました。田村智子氏(委員長)は高齢層に偏る党員構成に触れ、世代的継承を軸とした党建設を訴えています。しかし2026年8月の新規入党者は目標の7%にとどまり、青年学生は31人でした。比例得票も2026年2月の衆院選で約252万票まで減り、機関紙の読者拡大も14カ月連続で後退しています。ネットで党の主張を誰でも読める今、共産党員の減少は、政策と活動が若い世代に選ばれているのかを問う数字です。2027年1月の党大会を前に、党が受け止めるべき課題を整理します。
共産党員が2年で2万人減の23万人に 10中総で明らかに
日本共産党(共産党)は2026年10月12日、第10回中央委員会総会(10中総)を開きました。この場で、党員数が2024年の約25万人から約23万人に減り、支部数も約1万7千から約1万6千に減ったことが明らかになりました。わずか2年で共産党員の減少が約2万人に達した形です。
党員数のピークは、1990年の約50万人でした。36年が過ぎた今、党員は当時の半分以下になりました。
ピークの約50万人から半分以下ですか。数字で見るとやはり重いです。
来年2027年1月に開かれる第30回党大会の決議案には、「現在、わが党は、全国で23万人をこえる党員を擁し、1万6千の党支部をもち、党員と支部のみなさんは、草の根で国民と結びつき、国民の苦難軽減という立党の精神にたって奮闘している」と書かれています。党は現在の組織の規模を示したうえで、草の根で活動する組織だと自らを位置づけています。
草の根で奮闘と言われても、党員が減り続けている現実をどう受け止めているのか知りたいです。
高齢層に偏る党員構成と田村智子氏が掲げる世代的継承
田村智子氏(共産党委員長)は決議案を報告し、党員の年齢構成が高齢層に偏っていることに触れました。そのうえで「長年支えてきたベテランの党員の皆さんが知恵と経験を生かして活動しているということは、組織的にもわが党の強み」と述べ、経験豊かな党員の存在を評価しました。
同時に、党づくりの軸として「世代的継承」を掲げました。世代的継承とは、今の党員が担ってきた活動を、若い世代に引き継いでいくことです。田村氏は、若い世代や労働者への入党の呼びかけを強める方針を改めて示しました。党は今回も「1万人の青年・学生党員と数万の民青」を重要な課題として掲げています。民青とは、共産党と関係の深い青年組織の日本民主青年同盟のことです。
ただ、直近の実績は目標から遠い状況です。2026年9月の第9回中央委員会総会で示された8月の党員拡大では、入党の働きかけが4799人、新規入党者は419人で、目標の7%にとどまりました。このうち青年学生は31人、30代から50代は123人でした。
ベテランの経験が強みなのはわかりますが、若い人が入ってこなければ引き継ぐ人がいなくなってしまいます。
得票も機関紙の読者も減少 数字が示す共産党と若い世代の距離
党勢の弱まりは、党員数だけではありません。比例代表の得票を見ると、2024年10月の衆議院選挙は約336万票(得票率6.16%)、2025年7月の参議院選挙は約286万票(4.84%)、2026年2月の衆議院選挙は約252万票(4.40%)でした。2024年の衆院選から2026年の衆院選までに、約84万票減りました。2026年の衆院選では、全体の議席も前回の8から4へと半分になりました。
党の機関紙の読者拡大も、同じ流れです。党は2026年9月の時点で、読者拡大が2025年の参院選以降14カ月連続で後退していると、自ら認めています。
党員が高齢層に偏り、新規入党は目標の7%にとどまり、選挙の得票も機関紙の読者も減っています。こうした数字を並べると、共産党の政策や活動が若い世代へ十分に広がっているとは言い難い状況です。
得票も機関紙の読者も減っているのに、呼びかけを強めるだけで変わるのでしょうか。
ネットで調べられる時代に共産党が気づくべきこと
今は、スマートフォン1台あれば、政党の綱領や政策を誰でも読める時代です。共産党も公式サイトで党の主張を公開しています。新聞やテレビを待たなくても、各党の主張をネットで見比べることができます。
田村氏は今回、「綱領で入党をよびかけよう」と提起しました。しかし、情報が誰の手にも届く時代に入党が増えないのであれば、党は「知られていない」ことを理由にせず、政策や活動の中身が若い世代に選ばれているのかを正面から問う必要があります。
呼びかけを強めることも大切です。それでも、それだけでは世代的継承は進みません。政策や活動そのものが、若い世代の暮らしや関心に応えているのかを見直すことが、共産党に求められています。第30回党大会は2027年1月18日から22日までの日程です。党がこの数字をどう受け止め、何を変えるのかが問われます。
ネットで綱領も政策も読める時代です。それでも若い人が入らないのはなぜか、党にはまず考えてほしいです。
まとめ
- 共産党は2026年10月12日の10中総で、党員数が2024年の約25万人から約23万人、支部数が約1万7千から約1万6千に減ったと明らかにしました。
- 党員のピークは1990年の約50万人で、現在は半分以下です。
- 田村智子氏は党員の高齢層への偏りに触れ、世代的継承を軸とした党建設を訴えました。
- 2026年8月の新規入党者は419人で目標の7%、うち青年学生は31人でした。
- 比例得票は2024年衆院選の約336万票から2026年衆院選の約252万票へ減り、機関紙の読者拡大も14カ月連続で後退しています。
- ネットで主張を調べられる時代に、党は若い世代に選ばれているのかを問い、政策と活動を見直すべきです。
この投稿の田村智子の活動は、48点・活動偏差値51と評価されています。下記GOOD・BADボタンからあなたも評価してください。