2026-10-15 コメント投稿する ▼
野田佳彦氏が語る簗和生氏の農林水産大臣辞任の理由と農政の課題
野田佳彦氏(元首相)が、簗和生氏の農林水産大臣辞任について「当然」との見解を示しました。野田氏は、2026年5月の懇親会での道路予算をめぐる発言と、衆院選でのシャトルバス送迎の疑いの二つを問題視しています。国土交通相は道路予算への影響は一切ないと説明し、簗氏は送迎の違法性を否定しており、疑いの段階です。野田氏は首相の受け止めを批判しましたが、首相は任命責任を重く受け止めると述べ、2026年10月15日には後任に武部新氏の起用が発表されました。
野田佳彦氏が示した簗和生氏の辞任への見解
野田佳彦氏(元首相)は、自由民主党(自民党)の簗和生氏(前農林水産大臣)の辞任を受けて、自身の発信で見解を示しました。野田氏は「大臣の辞任は当然です」と明言しています。野田佳彦氏の主張は、辞任の理由を二つの問題に分けて整理し、さらに農政の立て直しを求める内容です。
簗氏は2026年10月14日夜、首相官邸で高市早苗氏(首相)に辞表を提出し、受理されました。2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣で初入閣したばかりで、大臣を務めた期間は1か月に届きませんでした。野田氏は、この辞任を「事実上の更迭」と受け止めています。
辞任は当然だと思います。ただ、もっと早く決断してほしかったです
野田氏が問題視した道路予算の発言
野田氏がまず挙げたのは、簗氏が2026年5月24日に栃木県内の自民党支部の懇親会で行った道路予算をめぐる発言です。簗氏は、2026年2月の衆院選で対立候補を支援した首長がいる那須烏山市と那珂川町について、道路予算を「大幅にカットした」という趣旨の話をしました。簗氏は2026年10月2日に発言を認め、その後、撤回して陳謝しています。
野田氏は、応援してくれた自治体には予算を増やし、応援しなかった自治体の予算を実際に減らしたなら、露骨な利益誘導だと指摘しています。仮に予算を動かしていなくても、事実と違うことを言って自治体や有権者を脅すことになり、到底許されないというのが野田氏の主張です。
なお、国土交通省の調査では、2市町の道路予算の配分は前年度より減っていました。これに対し国土交通相は2026年10月9日、発言による配分への影響は一切ないと説明しています。
野田氏はさらに、農林水産省の約3兆円の予算を、このような人物が公平・公正に配分できるのかと疑問を呈しています。農林水産省の2027年度予算の概算要求は3兆1千億円程度で、大きな予算を扱う省庁のトップには、公平さへの信頼が欠かせません。
応援しなかった自治体の予算を減らすなんて、税金の私物化に聞こえます。公平な政治をしてほしいです。
選挙をめぐる疑いと首相の対応
野田氏が挙げた二つ目の問題は、選挙をめぐる疑いです。週刊誌は2026年10月8日発売号で、簗氏の陣営が2024年と2026年の衆院選の公示日の出陣式で、支持者をシャトルバスで無料送迎していたと報じました。野田氏は、有権者を会場までバスで運ぶ行為は、公職選挙法が禁じる利益供与の疑いが濃厚で、買収罪の可能性もあると指摘しています。
簗氏は2026年10月13日の衆院予算委員会で、バスを用意したことを認めました。会場運営に必要で、費用は会場費の一部として計上したと説明し、違法性を否定しました。今回の送迎が法律に反するかどうかは、まだ疑いの段階です。野田氏は、これに加えて運動員買収の疑いも新たに浮上したと指摘し、議員としての資格まで問われていると述べています。
野田氏は二つの問題を柔道にたとえ、道路予算の発言で「技あり」、相次ぐ公職選挙法違反の疑いで「技あり」、合わせて「一本」で、辞任は必然の結果だと語りました。
首相の対応については、野田氏は「ダサい」という程度の受け止めにとどまっていたとして、任命権者としての責任感に欠けると批判しています。一方で首相は、辞表を受けた後に任命責任を重く受け止めていると述べ、国会審議や農林水産行政に集中できない状況が続くことは看過できないとも語りました。2026年10月15日には、官房長官が後任として武部新氏(衆院議員)を起用すると発表しています。
判断が遅くて、自民党への信用がまた下がりました。再発防止の説明もしてほしいです。
野田氏が訴える農政の立て直し
野田氏が最も心配しているのは、農政が止まることです。野田氏は、米の民間在庫が過去にない規模で積み上がり、価格の下落が続いていると指摘し、生産者の経営が立ち行かなくなると訴えています。需給を安定させるため、備蓄米の買い戻しが急務だとも述べました。
農林水産省の公表では、2026年6月末の米の民間在庫は玄米で194万トンで、前年の同じ時期より72万トン多くなりました。2026年8月末は150万トンで、前年より66万トン多い水準です。相対取引価格(2025年産米)は、2026年8月の全銘柄平均が60キロあたり3万1556円で、前月より930円下がっています。備蓄米は、2026年9月に買い戻しの手続きが始まりました。
米の値段が下がったと聞くと、農家さんの暮らしが心配になります。大臣が替わっても、現場の声を聞いてほしいです。
野田氏は、資材価格の高騰への対策や、消費税減税に伴う農家支援も急ぐべきだとしています。消費税減税法案の審議については、国民民主党(国民民主)の古川元久氏(国会対策委員長)が、2026年10月14日の時点で「審議に入れる状況ではない」と述べていました。大臣の問題が片づき、減税の議論を前に進める環境を整えることが課題です。
野田氏は、千葉県の被害にも触れています。千葉県の集計によると、台風25号の影響で2026年9月20日から21日にかけて降った大雨で、2026年10月14日正午時点で51市町村に農林水産業の被害が確認されました。復旧額の概算を含めた合計は約256億円で、農作物では水稲が約6億3900万円、ニンジンが約4億7500万円、ネギが約3億2100万円、落花生が約1800万円でした。野田氏は、被害の実態を把握し、国として支援を急ぐべきだと求めています。
農林水産大臣への起用が発表された武部氏は、内定後に「農林水産行政にとって大変重要な局面を迎えている」と述べました。野田氏は、新しい農相には停滞の打開に全力を尽くしてほしいと結んでいます。
台風で被害を受けた千葉の農家さんが気の毒です。支援を後回しにしないでほしいです。
まとめ
- 野田佳彦氏は、簗和生氏の農林水産大臣辞任を「当然」と述べています
- 野田氏は道路予算の発言と選挙をめぐる疑いの二つを辞任の理由に挙げています
- 国土交通相は道路予算への影響は一切ないと説明し、簗氏は送迎の違法性を否定しています
- 野田氏は首相の受け止めを批判し、首相は任命責任を重く受け止めると述べています
- 野田氏は米の備蓄米買い戻しや千葉県の被災農家支援を急ぐよう求めています
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