2026-06-01 コメント投稿する ▼
有田芳生衆院議員が国会前で機動隊に阻まれた体験を告発 「根拠は?」→「お願いだ」の一言で身体阻止
中道改革連合(中道)の有田芳生衆院議員は2026年5月19日夜、国会正門前の「5・19ペンライト集会」でスピーチするために議員会館を出て歩いていたところ、警視庁第3機動隊の警察官に身体で阻まれたとXに投稿しました。「どんな根拠で止めるのか」と問い質すと、警察官は「お願いだ」の一言しか言えなかったといいます。2人の警察官にその後物理的に阻止された有田氏は「国家権力末端の横暴」と強く批判し、「いずれ法務委員会で問う」と宣言。この体験がきっかけの一つとなり、超党派4議員による国会前警備への公式抗議へと発展しました。
「どんな根拠で止めるのか」→「お願いだ」 現職議員を身体で阻止
有田芳生氏はXで「議員会館を出て官邸前の横断歩道を渡り国会議事堂を左にして正門前へと歩いていると警視庁第3機動隊の警察官に阻まれた。『集会で話すから時間がない。どんな根拠で止めるのか』と聞くと『お願いだ』という。ならば聞かないと進もうとしたら2人の警察官は身体で阻止してきた。国会議事堂駅も出口を封鎖。何も混乱は起きていない。国家権力末端の横暴」と投稿しました。
現職の国会議員がスピーチに向かう道を、法的根拠も示せないまま身体で止めるとは異常事態です。民主主義がどこかへ行ってしまった感じがします
「お願いだ」という言葉には法的根拠が何もありません。警察官が市民の移動を制限するためには、正当な法的根拠が必要です。国会議員であれ一般市民であれ、公道上での適法な行動を「お願い」の一言だけで身体を使って阻止することは、警察権の明白な濫用と言わざるをえません。
超党派4議員の連名抗議へ 警察法2条2項違反を指摘
この体験を含む一連の問題行為が直接のきっかけとなり、有田氏は社民党の福島みずほ参院議員、共産党の山添拓参院議員、高良沙哉参院議員と連名で、2026年6月1日に国会前警備への抗議と申し入れを公表しました。
申し入れでは、4月以降の警視庁の警備が警察法第2条2項「日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない」に反するものと断じています。改善を求めた三点は、国会正門前の道路をコーンなどで塞がないこと、警察官の威圧的な対応を改めること、地下鉄駅構内での歩行規制を緩めることです。
デモで声を上げる市民が地下鉄の出口まで封鎖されるって、日本の話なのに信じられない。国会前の公道で市民の移動の自由が侵されている
有田氏の経歴と「法務委員会で問う」宣言
有田芳生氏は1952年生まれのジャーナリスト出身の政治家で、参議院議員を2期務めた後、2026年2月の衆院選では中道から比例東北ブロック単独2位で立候補し当選、現在衆院議員2期目です。ジャーナリストとして長年、カルト問題・人権問題を取材してきた経歴から、権力による市民の権利制限には特に敏感な立場で活動してきました。
有田氏はXで「スパイ防止法などを通したら『そこのけ、そこのけ』の権力支配が蔓延するだろう。いずれ法務委員会で問う」と述べました。
有田さんが国会議員でなければ、泣き寝入りするしかなかったかもしれない。一般市民が同じ目に遭っていたとしたら、どれほど怖い思いをしたか
申し入れ文の姿勢と問われる警視庁の体制
申し入れ文では「現場の警察官が職務に忠実で献身的なことは理解しています。しかしスマートな警備体制が構築されていないため、その努力が大いに毀損されています。過度な警備体制がネットで拡散する時代です。警視庁本庁においても現場の実態を把握して改善が図られることを申し入れるものです」と締めくくっています。個々の警察官ではなく「体制」の問題として本庁に改善を求める適切な姿勢です。
集会・表現・移動の自由は日本国憲法が保障する基本的人権です。4月以降の国会前デモには毎回3万人規模の市民が参加しており、公道での適法な抗議活動は民主主義の根幹をなします。「法的根拠なき物理的阻止」がまかり通れば市民の萎縮を招くとともに、警察への信頼を損ないます。有田氏が宣言した法務委員会での追及を通じ、警視庁が法に従った適切な警備体制に改善されるかどうか、注目が集まります。
有田議員が法務委員会で追及すると宣言した。政治の場で問いただすのが民主主義のやり方。きちんと答弁させてほしいです
まとめ
- 有田芳生衆院議員が2026年5月19日夜、国会前ペンライト集会でのスピーチに向かう途中、警視庁第3機動隊に身体で阻止された
- 根拠を問うと「お願いだ」の一言のみで、法的根拠なし
- 国会議事堂駅の出口も封鎖。「何も混乱は起きていない」と有田氏は指摘
- 有田芳生氏(比例東北・中道)、福島みずほ氏(社民)、山添拓氏(共産)、高良沙哉氏(共産)の4議員が連名で抗議と申し入れを2026年6月1日に公表
- 警察法第2条2項(権限濫用禁止)に反すると指摘
- 改善要求:①道路の開放②威圧的対応の是正③地下鉄駅内歩行規制の緩和
- 有田氏は「法務委員会で問う」と宣言
- 個々の警察官ではなく「体制」の問題として警視庁本庁への改善申し入れ