犬飼このり伊東市議「うっかりミス」「批判者はどうなの」「公用車事故を追え」——山本太郎149キロ違反への三重のすり替えが問うれいわの体質

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犬飼このり伊東市議「うっかりミス」「批判者はどうなの」「公用車事故を追え」——山本太郎149キロ違反への三重のすり替えが問うれいわの体質

れいわ新選組(れいわ)の山本太郎代表が2025年10月9日に時速149キロのスピード違反で摘発され罰金・免停処分を受けた問題で、伊東市議の犬飼このり氏が「うっかりミス」と同列視し、批判者に「自分はどうなのよ」と逆に封じ込め、さらに「内閣府の公用車事故をもっと深追いしてほしい」と話題をすり替える三重の問題発言を行い批判が集まっています。149キロはうっかりで出せる速度ではなく、遺族への想像力を欠いた擁護発言はれいわの身内びいき体質を浮き彫りにしています。

「うっかりミス」は通らない——犬飼このり氏の投稿が抱える三つの問題


れいわ新選組(れいわ)の山本太郎代表が2025年10月9日、サーフィン帰りに大分県の東九州自動車道をレンタカーで時速149キロ走行し、道路交通法違反(速度超過)で検挙されていた事実が2026年7月3日に公式発表されました。山本氏は2026年4月20日付で罰金9万円の略式命令(刑事処分・前科付き)、2026年5月15日付で運転免許停止90日の行政処分を受けています。

この発表を受け、伊東市議の犬飼このり氏は自身のXに「ついスピードが出てしまったり、横断歩道で待っている人に気づかなかったり、ライトが切れていたり…ついうっかりミスしてしまうことがあります。鬼の首取ったかの様に、やいのやいの言う人もいますけど、自分はどうなのよ?誰もが聖人君子ではない」「飛ばしすぎるとオービスに引っ掛かります」「衆院選の頃だか…内閣府の公用車が事故起こしたアレ、どうなった?ジャーナリスト達はそちらも深追いしてよね」と投稿しました。

この投稿には三つの深刻な問題があります。第一に、時速149キロを「うっかりミス」と同列に語った点です。横断歩道での不注意やライト切れといった日常的な交通違反と、法定速度の約1.9倍に相当する時速149キロを並べるのは、問題の本質を大きく外しています。池袋暴走事故や首都高6人死傷事故の遺族代理人を務める上谷さくら弁護士は「149キロは、ある日突然出せるスピードではありません」と明言しています。「うっかり」で出せる速度でないことは専門家が認める事実です。

第二に「鬼の首取ったかの様に、やいのやいの言う人もいますけど、自分はどうなのよ?」と批判者を逆にけん制した点です。問題のある行為を指摘することは市民・政治家として当然の権利であり義務です。批判することを「自分はどうなのよ」と封じ込めようとする姿勢は、説明責任から目をそらさせる論法であり、誠実な対応とは言えません。

「うっかりで149キロが出るなら、その人には絶対に車を運転してほしくない。遺族の気持ちを分かってほしい」
「批判する人に『自分はどうなのよ』って言い返すのは、問題を指摘された側が使う言葉ではないと思う」

「公用車事故をもっと追え」——別のスキャンダルを持ち出すすり替えの問題


第三に、「衆院選の頃だか…内閣府の公用車が事故起こしたアレ、どうなった?ジャーナリスト達はそちらも深追いしてよね」と話題をすり替えた点です。犬飼氏が言及したのは、2026年1月22日に東京・赤坂の特許庁前交差点で内閣府の公用車が赤信号を無視して交差点に突入し、車両6台を巻き込んで9人が死傷した重大事故のことだとみられます。警視庁が自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で捜査を進めているこの事故は、メディアと市民が継続的に追うべき別個の深刻な問題です。

しかしこの事故を「山本氏への批判をかわす道具」として引き合いに出すことは、公用車事故の被害者・遺族に対しても極めて失礼であり、問題の政治的利用といわれても仕方がありません。問題はそれぞれ個別に正面から向き合うべきであり、一方を持ち出して他方への批判をかわそうとする論法は、「与党のことは追及するが、自分たちへの批判はかわす」という二重基準を自ら示すものです。

内閣府の公用車事故はちゃんと追うべき。でもそれを山本太郎のスピード違反の話題そらしに使うのは違う

また犬飼氏は「対応が遅かったと感じる人もいます。でも未確認不正確不確定要素が少しでもあれば時間を要すことも必要」とも述べていますが、元秘書の告発によれば山本氏はオービス撮影後に秘書に対応を丸投げして約3ヶ月放置しており、「不確定要素があった」という弁明は実際の経緯と一致しません。

大石晃子共同代表の沈黙と「厳重注意」処分の軽さ


党全体の対応もまた問題です。れいわは山本氏への党内処分を山本譲司幹事長氏による「厳重注意」のみとしました。刑事処分を受け前科がついた代表への党内処分としては、著しく軽いといわざるを得ません。

共同代表の大石晃子氏は党リリースをXでリポストしただけで自身の言葉による見解を一切発信しませんでした。自民党(自由民主党、自民)の「政治とカネ」問題には鋭く追及してきた立場にありながら、身内の問題には沈黙を守る姿は有権者の目に「二重基準」と映ります。

与党のスキャンダルには一番敏感なれいわが、自分の代表の問題には対応の言い訳をする。これが政治不信の正体だと思う

2026年6月25日に全会一致で成立した改正自動車運転死傷処罰法では、高速道路での法定速度60キロ超過が危険運転致死傷罪(最高刑:拘禁刑20年)の対象となる数値基準が新設されました。山本氏の69キロオーバーはこの新基準を上回り、事故が起きていれば同罪が適用され得た速度です。上谷弁護士は「罰金9万円は軽すぎる。検察は公判請求すべきだった」と明言しています。この法改正は交通事故遺族たちの長年の訴えによって実現したものです。

「誰もが聖人君子ではない」という言葉は正論です。だからこそ間違いを犯した後にどう向き合うかが問われます。「うっかりミス」で片付け、批判者を逆に封じ込め、話題をすり替える——その姿勢こそが、れいわへの信頼を失わせている根本原因ではないでしょうか。

まとめ


  • 山本太郎代表は2025年10月9日、法定速度80キロの東九州自動車道を時速149キロで走行し、2026年4月20日に罰金9万円(前科付き)、2026年5月15日に免許停止90日の処分を受けた
  • 犬飼このり伊東市議氏は「うっかりミス」「自分はどうなのよ」「内閣府の公用車事故を深追いしてほしい」と投稿し三重の問題発言を行った
  • 時速149キロはうっかりで出せる速度ではないと上谷さくら弁護士も明言している
  • 批判者を「自分はどうなのよ」と封じ込める論法は説明責任からの逃避であり、被害者・遺族への想像力を欠く
  • 内閣府の公用車事故(2026年1月22日・赤坂で9人死傷)を山本氏への批判回避のために持ち出すことは問題のすり替えにあたる
  • 大石晃子共同代表はリポストのみで自身の見解を発信せず、与党批判との二重基準が際立つ
  • 2026年6月25日成立の改正法では高速道路60キロ超過が危険運転致死傷罪の対象となり、山本氏の速度はこれを超過する
  • 上谷弁護士は「検察は公判請求すべきだった」と指摘している

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2026-07-07 10:19:11(櫻井将和)

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