2026-06-01 コメント投稿する ▼
山添拓参院議員が国会前の警視庁過剰警備に抗議 「警察法に反する」、現場を見守り続けた法律家の告発
日本共産党(共産党)の山添拓参院議員は2026年6月1日、社会民主党(社民党)の福島みずほ参院議員、中道改革連合(中道)の有田芳生衆院議員、高良沙哉参院議員とともに、国会前での市民による抗議行動に対する警視庁の過剰な警備について、連名による抗議文と申し入れを公表しました。山添氏は現役の弁護士でもあり、法律の専門家として「警察法第2条2項に反するものと言わざるを得ない」という法的評価を示した上で、具体的な問題行為の改善を警視庁本庁に求めています。「憲法が、希望。」をスローガンとし、市民の権利を守ることを一貫した信念とする山添氏の申し入れは、単なる政治的な批判ではなく、弁護士として現場を見続けた上での法的な問題提起です。
弁護士出身の国会議員が「現場目撃者」として告発
山添拓氏は1984年京都府生まれ。東京大学法学部卒業後、早稲田大学大学院法務研究科を修了し、2011年に弁護士登録。原発事故被害賠償弁護団や過労死弁護団などで活動してきました。2016年の参院選東京選挙区で初当選し現在2期目、共産党政策委員長を務め、憲法審査会幹事でもあります。
山添さんが弁護士として現場を見守っていたということが大事だと思います。法律の専門家が実際に目撃した上での申し入れですから、重みが違います
今回の申し入れで列挙された具体的な問題行為は、参加者が国会正門前に向かうのにわざわざ遠回りをさせること、青信号で道路を渡ろうとした市民を警察官が身体を張って阻止すること、暴言を吐いて参加者を威圧すること、地下鉄駅構内での歩行規制、そして国会正門前に至る道路をコーンで半分に塞ぐことです。弁護士として現場を見守り続けてきた山添氏が法的問題があると判断した事実は、単なる印象批判ではなく、専門的な観点に基づく告発です。
青信号で歩道を渡ろうとした人を警察官が体で阻止するのは、明らかに法的根拠がない。弁護士の目から見てそう言ってくれる議員がいてよかった
警察法2条2項を根拠とした法的な申し入れ
申し入れ文では、警察法第2条2項「警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであって、その責務の遂行に当たっては、不偏不党かつ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない」という規定を引用し、現在の警備がこの規定に「反するものと言わざるを得ない」と断じました。
改善として求めているのは三点です。国会正門前に至る道路を開放して参加者・通行人が普通に歩けるようにすること、威圧的な対応の是正、そして地下鉄駅構内での歩行規制の緩和です。
また、申し入れ文は「現場の警察官が職務に忠実で献身的なことは理解しています。しかしスマートな警備体制が構築されていないため、その努力が大いに毀損されています。過度な警備体制がネットで拡散する時代です」と述べており、現場の個々の警察官を批判するのではなく、警視庁本庁の「体制」の問題として問題提起しています。
国家情報会議法案追及とつながる一貫した問題意識
山添氏は2026年5月21日の参院連合審査でも、警察や公安調査庁などの監視組織が集めた情報を「国家情報局」に集約できる国家情報会議設置法案を追及し、「普通の市民」への権利侵害が強まる危険を告発していました。
国家情報会議法案でも市民への監視を追及していた山添さんが、今度は国会前の過剰警備を問題にした。一本の筋が通っていると思います
国家機関による市民への過剰な監視・規制という問題意識は、山添氏が一貫して国会で訴えてきたテーマです。デモ参加者への過剰警備も、国家情報の一元集中化も、どちらも「市民の自由と権利が国家権力によって侵されていく」という問題の二つの側面です。弁護士として市民の権利を守ってきた経験が、国会でのこうした追及の土台となっています。
「憲法が、希望」—集会の自由は民主主義の根幹
日本国憲法が保障する集会の自由(第21条)は、民主主義社会の根幹をなす権利です。適法なデモの参加者が公道で移動する権利を警察が実力で妨げることは、単なる運用上の問題ではなく、憲法の理念に直接関わります。
「憲法が、希望。」を信念に掲げる山添氏が、弁護士として、議員として、そして一市民として、この問題を国政の舞台に持ち込んだ意味は大きいと言えます。今後、警視庁がこの申し入れにどう応じるかが注目されます。
「市民が国会前で声を上げる権利は、民主主義の基本です。それを委縮させるような警備はおかしい。山添さんの問題提起は正当だと思います」
「弁護士でもある山添さんが警察法の条文まで示して問題を指摘した。こういう議員がいることで、市民の権利が守られると感じます」
まとめ
- 共産党・山添拓参院議員(弁護士)が2026年6月1日、社民・福島みずほ参院議員、中道・有田芳生衆院議員、高良沙哉参院議員と連名で国会前警備への抗議と申し入れを公表
- 問題行為として列挙:遠回りを強いる、青信号で渡る市民を体で阻止、暴言・威圧、道路をコーンで塞ぐ、地下鉄駅内歩行規制
- 警察法第2条2項(権限濫用禁止・個人の権利・自由への干渉禁止)を根拠に「違反」と断じた
- 山添氏は弁護士として現場を実際に見守ってきた立場での問題提起
- 改善要求:①道路開放②威圧的対応の是正③地下鉄駅内規制の緩和
- 2026年5月には国家情報会議設置法案で「普通の市民への権利侵害」の危険を追及していた
- 一貫した「国家権力による市民の自由・権利への介入」への問題意識
- 「憲法が、希望。」をスローガンとする山添氏にとって集会の自由は憲法の根幹
- 警視庁の対応は現時点では不明