2026-04-29 コメント投稿する ▼
共産党・小池晃氏が辺野古事故謝罪を擁護 「腕組み会見」へ遺族の怒り収まらず
2026年3月16日に沖縄県名護市の辺野古沖で起きた船舶転覆事故で、同志社国際高校2年生の武石知華さん(17)と金井創船長(71)が死亡してから約1カ月半が経ちました。2026年4月27日の記者会見で、日本共産党(共産党)の小池晃書記局長(65)が運航団体のヘリ基地反対協議会の謝罪対応を「事実を言っている」と擁護したことに対し、批判が広がっています。遺族は「沖縄滞在中に直接の謝罪も弔電も何もなかった」と訴えており、会見当日に普段着で腕組みしていた運航団体の姿勢と、共産党の対応遅れへの疑問の声が収まりません。
2週間以上沈黙 共産党の地方組織が関与していた事実
2026年3月16日午前、沖縄県名護市の辺野古沖で、平和学習として現地を訪れていた同志社国際高校(京都府)の2年生を乗せた小型船2隻が転覆しました。
事故では、同高2年生の武石知華さん(17)と、船を運航していたヘリ基地反対協議会の金井創船長(71)が死亡し、16人がけがを負いました。
船を運航していたヘリ基地反対協議会は、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する市民団体です。事故後、共産党の幹部たちは記者会見で党と船長の関係について繰り返し質問を受けていましたが、3月18日の田村智子委員長(共産党)の会見では「人命が失われている以上、責任があると協議会側も認めている」とコメントするにとどまりました。
3月23日、小池晃書記局長(65)は「決して共産党だけの船でもないし、色々な人が関わって運営していた船だ」と共産党が主体ではないと強調。ところが2026年4月2日、田村委員長が一転して「ヘリ基地反対協議会に共産党の地方組織が構成団体として加わっていた」と公表しました。事故発生から約2週間以上が経ってからの公表に、情報を伏せていたのではないかとの疑問が広がりました。
4月27日の記者会見 小池氏「事実を言っている」と語気を強める
2026年4月27日の定例記者会見で、小池書記局長は辺野古事故について記者から集中的に質問を受けました。
記者が「遺族が運営者側から謝罪を受けていないと傷ついている」と指摘すると、小池氏は「ヘリ基地反対協議会が事故当日に現地で記者会見をやって謝罪を表明している」「田村委員長も私も、記者会見の場でお詫びと反省を表明してきた」と答えました。
別の記者が「お詫びもまともにできない。社会常識とかけ離れているように見える」と厳しく指摘すると、小池氏は「擁護じゃなくて事実を言っているんです。事実をきちんと踏まえた報道をぜひお願いしたい」と語気を強めて反論しました。
「お詫びしていると言うが、遺族が謝罪を受けていないと言っている。誰に向けてしたの?」
「会見で腕組みしてふんぞり返っていたのがお詫びか?学校や遺族宅に直接謝罪に行ったのか」
「ヨレヨレの服で偉そうにしながら、それがお詫びって本当に意味がわからない」
「『擁護じゃなくて事実』と怒鳴る前に、遺族の話をちゃんと聞いてほしい」
「必死に防衛する姿を見せるほど、組織への信頼を失っていると気付かないのか」
「腕組み会見」の実態 遺族には謝罪も弔電も届かず
小池氏が繰り返し言及した「事故当日の謝罪会見」ですが、その実態には問題が指摘されています。
2026年3月16日夜にヘリ基地反対協議会が開いた緊急会見では、出席した共同代表ら5人が立ち上がって「大変な事態を引き起こしたことに対してお詫び申し上げます」と深く頭を下げました。謝罪の言葉自体は述べられています。
しかし出席者5人全員がジャンパーやスウェットなど普段着姿で、会見中に腕を組んだり仏頂面を浮かべていた男性もいたことが映像で広く拡散し、「本当に反省しているのか」との批判が殺到しました。
さらに、武石さんの遺族がインターネット上で公表した内容によると、事故後に遺族が沖縄に滞在していた間、ヘリ基地反対協議会から「直接の謝罪、面会の問い合わせ、手紙、弔電」のいずれも届かなかったことが確認されています。
小池氏も会見で「遺族への直接の謝罪、お詫びの手紙、弔電などをお送りすることができていない」と認めており、「そこはもう率直に反省しなければいけないし、お詫びしなければいけないと思っています」と述べました。ただし、この言い方が「今後謝罪する」という未来形にとどまっており、「反省した」とは異なるとの指摘もあります。
遺族に届かない謝罪 「正義の運動」であっても責任は免れない
学校側は事故翌日の2026年3月17日に会見を開き、2026年3月24日・25日に保護者向け説明会を複数回開いて謝罪と説明を重ねています。それと比較して、ヘリ基地反対協議会が公の場で謝罪したのは批判を浴びた2026年3月16日の会見のみという状況が続いています。
反基地運動に正当性があるとしても、波浪注意報が発令されていた海上で船を出し、17歳の命を奪った事実の責任は、運営主体が全面的に負うべきものです。いかなる政治的大義があっても、その責任は軽減されません。
共産党が構成団体であることを2週間以上伏せ、会見でも「擁護ではなく事実」と反論する姿勢を見せ続けることは、遺族の痛みに真摯に向き合っているとは言い難い状況です。世論の批判が収まらない中、関係者の誠実な対応が求められています。
まとめ
・2026年3月16日の辺野古沖転覆事故で、武石知華さん(17)と金井創船長(71)が死亡
・船を運航したヘリ基地反対協議会に共産党の地方組織が構成団体として関与していたことを、事故から約2週間後に公表
・2026年4月27日の会見で共産党の小池晃書記局長が「事故当日に謝罪した」と擁護したが、記者と激しく対立
・遺族は「沖縄滞在中に直接の謝罪も弔電も何もなかった」と訴えている
・事故当日の謝罪会見では出席者が普段着・腕組み姿で猛批判を浴びており、「社会常識とかけ離れている」との声が続く
・「謝罪した」と「謝罪しなければならない(未来形)」の認識のズレが遺族の不信感を深めている