百田尚樹氏が議員歳費の半減を主張 定数削減より「本当の身を切る改革」を訴え

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百田尚樹氏が議員歳費の半減を主張 定数削減より「本当の身を切る改革」を訴え

日本保守党の百田尚樹氏(日本保守党代表)が2026年10月26日の記者会見で、衆議院の比例代表31議席削減案に「明確に反対」と表明し、議員歳費の半減を主張しました。「歳費を半分にすべきだ。それこそ本当の身を切る改革だ」と述べ、日本維新の会の吉村洋文氏と高市早苗首相にも見直しを呼びかけています。議員歳費が約30年で約1600万円から約2200万円に増えたとの認識から「せめて30年前に戻せ」と訴えました。北村晴男参院議員も削減案を「与党を太らせる改革」と批判しています。歳費の見直しを含め、「身を切る改革」の中身が問われています。

百田尚樹氏が議員歳費の半減を主張


2026年10月26日、日本保守党(保守党)の百田尚樹氏(日本保守党代表)が記者会見を開き、衆議院の議員定数を減らす案に反対する考えを示しました。そのうえで、国会議員の給料にあたる議員歳費を半分にすべきだと訴えました。

百田氏は「歳費を半分にすべきだ。それこそ本当の身を切る改革だ」と述べました。さらに、日本維新の会(維新)の吉村洋文氏(維新代表)と高市早苗氏(首相)に向けて「吉村さん、聞いてるかい。高市さんもちょっと考えや」と呼びかけました。親しみのある語り口ですが、名指しで二人の判断を求める呼びかけでした。

百田氏は、国民の所得が伸び悩む一方で、議員歳費は過去約30年間で約1600万円から約2200万円に増えたとの認識を示しました。そして「身を切る改革なら、せめて30年前に戻せ」と訴えています。参考までに、現在の歳費は月額129万4000円で、年に直すと約1550万円です。これに年2回支給される期末手当(2026年6月の満額は約319万円)を加えると、年間の総額は約2200万円前後が目安になり、百田氏が挙げた金額とおおむね重なります。

比例31議席削減案に「明確に反対」


衆議院の選挙制度を話し合う与野党協議会では、座長が比例代表の議席を31減らす案を示しています。これまで議論されてきた45議席の削減案より、削減の幅を小さくした案です。31議席は、衆議院の定数465のおよそ6.7%にあたります。百田氏はこの案に「明確に反対だ」と表明しました。

百田氏が問題にしたのは、議席を減らす案でも、党の幹部やトップが議席を失う可能性は低いという点です。吉村氏は国会議員ではなく、高市首相も落選する可能性は低いとして、「落選する人だけが身を切っている。党の幹部、トップ連中は全然身を切っていない」と批判しました。

一方、維新は議員定数の削減について、議員にかかる経費を減らすことよりも、政治家自身が改革への覚悟を示し、国民との約束を果たすことに意義があると説明しています。自由民主党(自民党)と維新は連立政権の合意に基づき、2026年6月に、比例代表のみ45議席を減らす法案を共同で提出しています。覚悟を示すことが目的であれば、歳費の見直しも、それを数字で示す方法の一つとして考えられます。

北村晴男氏も「与党を太らせる改革」と批判


日本保守党の北村晴男氏(参議院議員)も、比例代表31議席の削減案を批判しました。比例代表の議席を減らせば、自民党と維新の議席が全体に占める割合は高まり、ほかの党は低くなるという見方を示しています。北村氏は「与党を太らせる改革になる」と述べたうえで、「自分の身を切るのではなく、与党の身を太らせるための選挙制度の改悪だ」と主張しました。

北村氏は、国民が定数削減を支持する背景には、国会での審議の質に対する不満があると分析しています。「国民から見れば、議席を減らすことはいいことだという話になってしまう」と述べ、「レベルの高い政治家を選挙で押し上げ、レベルの低い人間を落とす」ことが重要だと訴えました。

国民の支持が高いことは、数字にも表れています。2026年6月12日から15日に行われた世論調査では、比例代表の45議席を減らす与党の方針に、賛成が53.4%、反対が15.7%でした。ただし、この調査が尋ねたのは45議席の削減であり、議員歳費の半減については聞いていません。

「身を切る改革」の中身が問われています


定数削減を巡っては、2026年10月22日に31議席の削減案が示されました。公明党は反対の姿勢を示しており、与野党協議会は10月末をめどに結論を得る方針と報じられています。議席の数を減らすのか、減らさないのか。その議論と並んで、議員自身の待遇をどうするのかという点も、避けて通れないテーマになってきました。

インターネット上にも、次のような声があります。

「歳費を半分にするのが、本当の身を切る改革だと思います。分かりやすくて賛成です。」
「定数を減らすだけでは、議員本人はあまり困りません。まず自分たちの給料から見直してほしいです。」
「議席が減ると、少数の政党の声が国会に届かなくなりそうで心配です。」
「定数削減も歳費の見直しも、両方やって初めて身を切る改革だと思います。」
「国民の所得は増えないのに議員の収入だけ増えているなら、30年前に戻すという話は納得できます。」

百田氏が示した歳費半減は、議員が自分の待遇を自分で見直すという、分かりやすい提案です。身を切る改革という言葉が使われる以上、その中身を国民が納得できる形で示すことが求められます。吉村氏と高市首相がこの呼びかけにどう答えるのか、今後の協議の行方とあわせて、引き続き見ていく必要があります。

まとめ


  • 2026年10月26日、百田尚樹氏が会見で比例代表31議席の削減案に明確に反対し、議員歳費の半減を主張しました。
  • 百田氏は、議員歳費が約30年で約1600万円から約2200万円に増えたとの認識を示し、「せめて30年前に戻せ」と訴えました。
  • 吉村洋文氏は国会議員ではなく、高市早苗首相も落選の可能性は低いとして、「落選する人だけが身を切っている」と批判しました。
  • 北村晴男氏は、比例代表の削減は自民党と維新を有利にする「与党を太らせる改革」だと主張しました。
  • 与野党協議会は10月末をめどに結論を得る方針で、歳費の見直しを含めた「身を切る改革」の中身が問われています。
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2026-10-27 10:40:57(植村)

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