【愛知・武豊町長選挙】鳥羽悠史氏が初当選　20年ぶりの選挙戦を制す

新人同士の接戦を制す

任期満了に伴う愛知県武豊町の町長選挙は4月20日に投開票され、元武豊町議会議員の鳥羽悠史氏（40）が初当選を果たした。

選挙は新人同士の一騎打ちとなり、鳥羽氏が8647票を獲得し、近藤千秋氏（無所属・元副町長、8522票）を僅差で破った。武豊町長選が選挙戦となるのは実に20年ぶりで、投票率は49.97％と前回より6.22ポイント下回った。

自公国推薦の元副町長を破る

今回の選挙では、自民党・公明党・国民民主党が推薦する元副町長・近藤氏に対し、無所属の鳥羽氏が挑む構図となった。

鳥羽氏は会社員やWEBコンサルティング会社経営などを経て、2023年に武豊町議会議員に初当選。議員在職中に町政への志を深め、1期目の途中で町長選挙への出馬を決意した。

町民税5％減税など積極的な公約を掲げる

選挙戦で鳥羽氏は、「町民税5％減税」を中心に据えた積極的な政策提案を行った。主な訴えは以下の通り。

- 町民税5％の減税
- プレミアム商品券の発行による生活支援
- 中学校給食費の無償化
- 中学生の制服購入補助
- 子育て世代への支援強化

特に現役世代からの期待が高く、生活費高騰に対する即効性のある対策が支持を集めたとみられる。

「活気ある町づくり」を掲げスタート

当選後、鳥羽氏は「まずは5％減税という公約を着実に実行したい。そして町民や職員との対話を重ねながら、町づくりのためのさまざまな施策を行い、活気があふれる武豊町にしていきたい」と意気込みを語った。
今後は議会との調整も課題となるが、スピード感ある改革を求める町民の声に応えられるか注目される。


- 武豊町長選で鳥羽悠史氏（40）が初当選、近藤千秋氏を僅差で破る
- 自民・公明・国民民主推薦の近藤氏を破り、無所属からの勝利
- 町民税5％減税、中学校給食費無償化など現役世代向け施策を訴え
- 「町民・職員との対話を重視し、活気ある町づくり」を掲げる