釧路メガソーラーが国有地を無断使用 絶滅危惧種の生息地侵食 財務省「厳正に対処」と表明

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釧路メガソーラーが国有地を無断使用 絶滅危惧種の生息地侵食 財務省「厳正に対処」と表明

参政党の梅村みずほ参院議員が2026年5月12日の参院環境委員会で、北海道釧路市のメガソーラー(大規模太陽光発電所)建設をめぐり、事業者「日本エコロジー」(大阪市中央区)が建設予定地周辺の国有地を無断使用した問題を国会で追及した。財務政務官の高橋はるみ氏は「植物が刈られ、車両が通行した跡を確認した」として国有地の無断使用の形跡を認め、「厳正に対処していく」と答弁した。この国有地は釧路市が天然記念物に指定している絶滅危惧種のキタサンショウウオの生息・産卵地であることも明らかになっている。

国有地の無断使用と絶滅危惧種の生息地 梅村みずほ氏が国会で追及


参政党の梅村みずほ参院議員氏は2026年5月12日の参院環境委員会で、北海道釧路市でのメガソーラー建設工事をめぐり、事業者が建設予定地周辺の国有地を無断使用した問題を取り上げました。

梅村氏は、この国有地が釧路市の天然記念物(文化財)に指定されている絶滅危惧種のキタサンショウウオの生息地であり産卵地でもあることを指摘しました。「無許可で草が刈り取られたり、車両が通行したり、道路が造成されているということが明らかになっている」として、大阪市中央区に本社を置く事業者「日本エコロジー」の行為を具体的に挙げ、政府の対応を問いました。

キタサンショウウオは「氷河期の生き残り」とも呼ばれる絶滅危惧種で、釧路湿原周辺に生息しています。2022年にはこの場所で産卵が確認されていました。

釧路湿原は、東西25キロメートル、南北36キロメートル、総面積約2万8000ヘクタールの日本最大の湿原で、1980年に日本初のラムサール条約湿地として登録され、1987年に国立公園に指定された国際的に重要な自然保護区域です。国指定特別天然記念物のタンチョウの世界最大の繁殖地でもあります。

「絶滅危惧種の産卵地を無断で使用するのは許されない。環境相が視察すら拒否するとは」
「再エネが大事なのはわかるが、希少種の生息地を壊すやり方は許容できない」
「梅村議員が国会でしっかり取り上げてくれた。こういう問題こそ国政で議論すべき」
「法令違反を繰り返しても工事が続くのはおかしい。もっと厳しい規制が必要だ」
「国有地の無断使用はただの不法侵入。『クリーンエネルギー』という看板で許されるものではない」

財務省が形跡を確認「厳正に対処」 侵入防止柵や定期巡回も実施済み


高橋はるみ財務政務官氏は梅村氏の質問に対し、「現地に自生する植物が刈られ、車両が通行した跡を確認した」と述べ、無断使用の形跡を認めました。「北海道財務局において、国有地を使用した事業者に対し、さらなる事実関係について確認を行っているところだ。今後、国有財産が不法に使用された事実が確認された場合には、関係省庁と連携しつつ、関係法令の規定に則り、厳正に対処していく」と強調しました。

財務省の事務方は、すでに実施している対策として、当該国有地への立入禁止看板の設置、公道からの侵入防止を目的とした金属製の柵の設置、職員の定期的な巡回を説明しました。

小林茂樹文科副大臣氏は「北海道や釧路市から文化庁に相談が来ており、必要な助言を行っている」と述べました。一方、石原宏高環境相は現地視察を求められたが「現時点で私が訪問する予定は考えていない」と否定し、「開発行為による希少種への影響が懸念される場合には、事業者に対して適切な環境配慮を求めていきたい」と述べるにとどまりました。

釧路湿原周辺でのメガソーラー乱開発 法令違反が相次ぐ


今回の問題は突然生じたものではありません。日本エコロジーによる釧路市でのメガソーラー建設をめぐっては、森林法・土壌汚染対策法・盛土規制法という三つの法令への違反が相次いで発覚しています。

事業者は住民説明会で「希少生物の巣はない」と説明していましたが、後の調査でオジロワシの巣が建設予定地内に存在することが判明しており、事業者の虚偽報告に住民の怒りが高まっています。

法整備の不備が問題の根本に 環境アセスメント逃れの「抜け穴」


釧路市内のメガソーラー施設数は急増しており、外資系企業による土地買収も相次いでいます。問題の根本には、再エネ事業に対する環境アセスメント(環境影響評価)が義務付けられていないケースがあるという法制度の不備があります。

「クリーンエネルギー」という名目で開発が正当化される一方、地域の自然環境や法律が無視されている現状は、国として早急に是正すべき問題です。財務省が「厳正に対処」と述べた今回の答弁が、実際の法執行と希少種の保護につながるかが問われています。

まとめ


・2026年5月12日、参政党の梅村みずほ参院議員が参院環境委員会で釧路メガソーラー問題を追及
・事業者「日本エコロジー」(大阪市中央区)が絶滅危惧種キタサンショウウオの生息・産卵地である国有地を無断使用した形跡が確認された
・財務政務官の高橋はるみ氏が「植物が刈られ、車両通行の跡を確認した」として形跡を認め「厳正に対処」を表明
・財務省はすでに立入禁止看板・金属製柵・定期巡回を実施
・石原環境相は現地視察を拒否
・日本エコロジーは森林法など三法令違反、住民説明会での虚偽説明が既に発覚しており、問題の深刻さが際立つ

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2026-05-13 10:22:13(植村)

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