2025-11-20 コメント投稿する ▼
クマ被害対策強化を岩渕友議員が要求 中山間地農業の再生も焦点
岩渕氏は、日常生活への影響が災害並みに深刻化しているとして、十分な予算確保と対策強化の必要性を強調しました。 岩渕氏は、クマ捕獲や緊急銃猟に関わるハンターの待遇が省庁間で異なっている点を問題視しました。 岩渕氏は、クマ出没問題の根底にある中山間地農業の荒廃を指摘しました。 岩渕氏は、クマ被害対策と農村振興は切り離せない課題だと強調しました。
中山間地農業の荒廃が招くクマ被害、岩渕友議員が対策強化を要求
深刻化するクマ被害を巡り、2025年11月20日の参議院農林水産委員会で、岩渕友議員(日本共産党)が政府に緊急対応と抜本的な制度改善を求めました。岩渕氏は、日常生活への影響が災害並みに深刻化しているとして、十分な予算確保と対策強化の必要性を強調しました。
ハンター待遇の不統一が現場混乱を招く
岩渕氏は、クマ捕獲や緊急銃猟に関わるハンターの待遇が省庁間で異なっている点を問題視しました。農林水産省は非常勤公務員、環境省は市町村長の委託扱いで、負傷時の対応や保険適用などに差が生じており、現場で混乱が起きていると指摘しました。岩渕氏は「対応を統一すべきだ」と求め、現場の安全確保と制度の明確化を訴えました。
「クマの出没で山村は日常生活が脅かされている。早急な対応を」
「制度の違いで捕獲ハンターが混乱、危険を伴う現状は改善を」
「米国のような統合的な野生動物管理組織が日本にも必要」
「放置された耕作地がクマの行動範囲を広げている」
「農家の所得を守る仕組みがなければ、被害対策は絵に描いた餅」
岩渕氏はまた、米国では野生動物の個体数管理、人的被害予防、農作物被害対策などを一元的に行う組織が存在していることを紹介し、日本にも省庁連携と広域の専門組織の設置が必要な段階に入ったと提案しました。
中山間地の衰退がクマ被害を助長
岩渕氏は、クマ出没問題の根底にある中山間地農業の荒廃を指摘しました。「耕作放棄地の増加で人とクマを隔ててきた緩衝地帯が失われた」と述べ、農村地域の人口減少がクマ被害の拡大につながっていると説明しました。
鈴木憲和農水相は「中山間地域で人が暮らし営農できることが人とクマのすみ分けにも資する。しっかり支えていく」と答弁したものの、具体的にどの政策を反省しているのかという問いには直接回答しませんでした。
岩渕氏は、石破茂前首相が米価格の変動を指摘した上で、鈴木大臣が「価格にコミットしない」と明言したことに触れ、「現状では価格の高騰・暴落時に農家を守る仕組みがない」と批判しました。生産者を守るために、備蓄米の機動的な買い上げ、コスト割れ時の価格保障、農家・農地を守る所得補償を求めています。
農水政策改善と人的被害防止の両立が課題
岩渕氏は、クマ被害対策と農村振興は切り離せない課題だと強調しました。野生動物の管理だけでなく、中山間地の農業政策や地域振興を組み合わせることで、人的被害の抑制と農村の持続可能性を両立させる必要があると述べています。
政府が現場の安全を保障しつつ、中山間地農業を支える具体的な制度改正に踏み出すかどうかが、今後の焦点となります。農家や地域住民が安心して暮らせる環境整備が急務であり、クマ被害の予防と農村振興を同時に進める政策の実現が期待されています。