2026-06-09 コメント投稿する ▼
玉城デニー知事3選へ複数野党が決起 辺野古反対・暮らし実績を旗印に東京で激励会
2026年6月9日、東京都内で沖縄県知事選(9月13日投開票)に3選をめざす玉城デニー知事(66)の激励会が開かれました。日本共産党(共産党)、中道改革連合、立憲民主党(立民)、社会民主党の各代表が一堂に集い、知事への支持を表明しました。共産党の田村智子委員長は、自民党が推す古謝玄太元那覇市副市長が辺野古新基地容認を明言していると批判し、中学生医療費ゼロや給食費無償化などの2期8年の実績を高く評価しました。知事選では辺野古新基地建設の是非が最大の争点となります。
平和と暮らしを守れ 野党4党が結集した激励会
2026年6月9日、東京都千代田区で「新時代沖縄 なおひたむきに希望の先へ」と題した激励会が開かれました。9月13日投開票の沖縄県知事選で3選をめざす玉城デニー沖縄県知事(66)への支持を集める集会で、日本共産党(共産党)、中道改革連合、立憲民主党(立民)、社会民主党の各代表らが一堂に集まりました。
知事選は2026年8月27日告示、9月13日投開票の予定で、12年ぶりの県政奪還をねらう保守・自民系候補との事実上の一騎打ちが見込まれています。この重要な選挙を前に、4党の代表が東京に集結し、玉城知事へのエールを送りました。
玉城氏は2018年の知事選で、基地問題で先頭に立ち続けた故・翁長雄志前知事の後継として初当選し、2022年に再選を果たしました。今回はその2期8年の実績を掲げ、3期目の信任を県民に問います。
田村委員長が辺野古容認候補を痛烈批判
共産党の田村智子委員長は激励のあいさつで、自民党が推す古謝玄太元那覇市副市長(42)が辺野古新基地容認を明言していることを強く批判しました。普天間基地(宜野湾市)の閉鎖・撤去と辺野古新基地建設の断念は、2013年に県内全市町村長と全議会議長が国に提出した「建白書」に込められた沖縄の民意の原点です。
田村氏はまた、玉城知事が2期8年で積み重ねてきた県政実績にも触れました。中学生までの医療費窓口負担ゼロの実現や、給食費無償化の推進など子育て世帯への支援策を具体的に挙げ、「平和でも、暮らしでもこれほど頑張っている県政はない。知事選で何としても勝利するために、日本共産党も全力でがんばる」と力を込めました。共産党書記局長の小池晃氏も出席しました。
中道改革連合の西村智奈美副代表、立民の田名部匡代幹事長、社民の福島みずほ党首もマイクを握り、知事へのエールを送りました。「沖縄の風」の高良さちか参院議員・伊波洋一参院議員、屋良朝博前衆院議員ら沖縄選出・現前国会議員も参加し、デニー3選に向けた支持を参加者に呼びかけました。
「辺野古の海を埋め立てることに今でも納得できません。デニー知事の3期目を全力で応援します」
「子どもの医療費が無料になって本当に助かっています。この県政をどうか続けてほしい」
「基地問題は沖縄だけの問題じゃない。全国民が一緒に考えるべきことだと思います」
「自民の推す候補が基地容認を明言したと聞いて怒りがおさまりません。沖縄の民意を無視している」
「給食費の無償化、医療費ゼロ。これがデニー県政の答えだと思う。もう一期お願いしたい」
2期8年の実績 35年ぶり全会一致の予算可決
大きな拍手を受けて登壇した玉城知事は、自ら2期8年の取り組みを振り返りました。特に注目を集めたのは、2026年2月の沖縄県議会で自民党を含む全会派が一致して予算案を可決したという事実です。これは35年ぶりのことで、玉城知事は沖縄県の経済が順調に成長していることの証左として強調しました。
子育て支援や医療費の負担軽減は、2期にわたって知事が継続して取り組んできた柱のひとつです。一方で辺野古新基地問題では、政府が代執行によって強制的に設計変更を承認するなど、県と国の対立は深まり続けています。玉城知事はこうした状況においても「沖縄の民意」を訴え続けてきました。
「希望を持ち、その先に進めていくために、沖縄県民、そして私に力をかしてください」と訴えた玉城知事の言葉は、会場に集まった支持者たちの心を動かしました。
「オール沖縄」vs自民 辺野古が最大の争点に
2026年の沖縄県知事選は、辺野古新基地建設の是非が最大の争点となります。玉城知事は新基地建設に断固反対する立場で、「オール沖縄」勢力の支援を受けて無所属で出馬します。
一方、自民系が支援する古謝玄太氏は「普天間基地の危険性除去への現実的な解決策」として辺野古移設容認を明言しており、両候補の立場は正反対です。移設先の辺野古沿岸には大規模な軟弱地盤が確認されており、工事が完了するまでには数十年単位の時間がかかると専門家らは指摘しています。
沖縄への過重な基地負担は、日米安全保障条約の枠組みのなかで長年にわたり沖縄県民だけに押しつけられてきた構造的な問題です。今回の知事選は、その問題に対して沖縄県民がどのような審判を下すかを全国が注目する選挙でもあります。玉城知事の3選か、12年ぶりの保守県政奪還か、9月13日の投開票に向けて選挙戦は本格化していきます。
まとめ
- 2026年6月9日、東京都千代田区で玉城デニー知事の3選をめざす激励会を開催
- 共産党・中道改革連合・立民・社民の4党代表が一堂に集まり支持を表明
- 共産党・田村智子委員長が自民系・古謝玄太氏の辺野古新基地容認を批判
- 玉城知事の実績として中学生医療費窓口負担ゼロ・給食費無償化を紹介
- 2026年2月の県議会では35年ぶりに自民含む全会一致で予算案を可決
- 沖縄県知事選は2026年8月27日告示、9月13日投開票の予定
- 辺野古新基地建設の是非が最大の争点