2026-10-06 コメント投稿する ▼
大村秀章知事「来てほしくなかった」 アジア大会でタイ代表に暴言
愛知・名古屋アジア競技大会の組織委員会会長を務めた愛知県の大村秀章知事が、食事不満をSNSに投稿したタイ代表チームの関係者に対し「何しに来たんだと思った。来てほしくなかった」「再生回数稼ぎに来たのかと思った」と記者会見で発言しました。2026年秋に開催されたアジア大会の新競技「テックボール」に出場したタイ代表が、食事メニューの少なさをSNSで批判したことが発端です。国際大会の主催者として外国選手を批判するこの発言は国内外で批判を呼んでおり、タイ国内でも大きく報道されました。「来てほしくなかった」という言葉はアジア各国との友好を謳う大会の精神に反するとして、日本の国際的なイメージを傷つける事態となっています。
大村秀章知事、外国選手に「来てほしくなかった」
愛知・名古屋アジア競技大会の組織委員会会長を務めた愛知県の大村秀章氏(知事)は、2026年10月6日の定例記者会見で、タイ代表チームの関係者がSNSに投稿した食事への不満について「何しに来たんだと思った。来てほしくなかった」と発言しました。さらに「『こんな料理しかない』というのはちょっとひどい。再生回数稼ぎに来たのかと思った」とも続けています。国際大会の組織委員会会長という公的立場にある人物が、外国から参加した選手や関係者に対してこのような言葉を公の場で発したことは、大きな批判を呼んでいます。開催国の首長として迎えるべき外国からの参加者を「来てほしくなかった」と言い放つ姿勢は、国際大会の主催者として許容されるものではありません。
「食事への不満を言っただけで『来てほしくなかった』って…海外からわざわざ来た選手に言う言葉ですか」
「主催者がそんなこと言うなら、最初から来なくていい大会だったってことになる。恥ずかしいです」
「組織委の担当じゃないなら、改善を求めるのが主催者の仕事でしょ。選手を責める話じゃない」
「タイでも報道されてるって…。大村知事には正式に謝ってほしい」
「再生回数稼ぎってひどすぎる。選手を侮辱してる。国際大会をなんだと思ってるんですか」
食事投稿の背景――テックボール運営の仕組み
発言の発端は、大会新競技「テックボール」(サッカーと卓球を組み合わせた新競技)に出場したタイ代表チームの関係者が、競技会場の食事メニューが少なかったとSNSに投稿したことでした。テックボールはアジア・オリンピック評議会(OCA)からの要望を受け、組織委員会が経費を負担しないことなどを条件に2026年2月に正式競技として追加されました。宿舎や食事などの運営は組織委員会ではなく競技団体が担う仕組みであり、組織委員会は2026年9月22日に「食事は組織委が提供したものではない」と公式に発表していました。この点において組織委員会の直接的な責任を問うことは難しいかもしれませんが、問題はその後の知事の対応にあります。
主催者として問われる品格と責任
食事の提供主体が競技団体側であったとしても、大会全体の最高責任者である知事が問題に直面した際にとるべき姿勢は、外国選手を批判することではありません。外国からの選手や関係者への敬意と歓迎こそが、国際大会を支える根幹です。「来てほしくなかった」という言葉は、アジア各国との友好と連帯を謳うアジア競技大会の精神と真っ向から対立するものです。アジア各国から集まった選手たちは、競技だけでなく、開催国での体験を通じて日本という国への印象を形成します。仮にタイ代表の投稿が不適切な面があったとしても、感情的な言葉で外国選手を批判することは、問題を解決するどころか、日本全体の品位を世界に向けて傷つける行為です。外交的に慎重であるべき公職者が記者会見という公の場でこのような発言を行ったことの重大さは、見過ごせません。国際大会を成功と評価するためには、競技の成果だけでなく、各国の選手や関係者が日本での滞在を通じてどのような体験をしたかが重要です。
タイでも報道、国際的評価が問われる発言
大村秀章氏の発言はタイ国内でも報道され、タイの人々の間でも批判が広がっています。9月の食事不満投稿から始まった問題は、大会閉幕後の知事の発言によって再び国際的な注目を集め、日本の対外イメージを傷つける事態へと発展しました。アジア競技大会は単なるスポーツの祭典にとどまらず、アジア各国との友好関係を深める重要な場でもあります。地方の知事であっても、国際大会の組織委員会会長として世界に向けて発信した言葉は、日本全体の評価に直結します。今回の発言が日本とタイの友好関係に悪影響を及ぼさないよう、大村秀章氏には速やかな説明と誠意ある対応が求められています。
まとめ
- 大村秀章知事(組織委会長)が記者会見で「来てほしくなかった」とタイ代表を批判する発言
- 発端はタイ代表チームのSNSへの食事不満投稿。組織委員会は「食事は提供していない」と発表済み
- テックボールは2026年2月に競技団体運営を条件に追加された新競技で、食事提供は競技団体側の担当
- 食事の担当外であっても、主催者として外国選手の声に誠実に向き合う姿勢が求められた
- 発言はタイ国内でも報道され、日本の国際的なイメージを損なう事態に
- 国際大会の主催者として、公の場での発言の重大さを認識し説明責任を果たすことが急務
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