2026-05-27 コメント投稿する ▼
国民民主・古川氏、補正予算「半日審議」に警鐘 国会審議の質低下への懸念
政府が2026年度補正予算案を来週にも国会に提出する方針を示す中、国民民主党の古川元久国会対策委員長が、その審議時間の短縮に強い懸念を表明しました。 両党の発言は、個別の補正予算案の審議時間にとどまらず、国会における予算審議の本来あるべき姿について、改めて問題を提起しています。 * 古川氏は、約3兆円規模という補正予算案の重要性に鑑み、国会での十分な審議の必要性を強調しました。
補正予算案審議への懸念
政府が2026年度補正予算案を来週にも国会に提出する方針を示す中、国民民主党の古川元久国会対策委員長が、その審議時間の短縮に強い懸念を表明しました。古川氏は5月27日に開かれた記者会見において、衆議院および参議院での審議がそれぞれ半日程度で終わるような短時間で済まされる場合、「(党として)予算案に対する賛否の判断に影響し得る」との見解を示し、波紋を広げています。
巨額予算の軽視は許されない
今回の補正予算案は、その規模が約3兆円に達すると見込まれており、国民生活に直結する多額の税金が使われることになります。古川氏は、「3兆円規模の税金の使い道を決める」という予算案の重要性を強調し、国会においては国民の負託に応える形で、しっかりと審議することが極めて重要であると訴えました。単に予算を通過させるだけでなく、その使途の妥当性や政策効果について、国会議員が責任を持って吟味し、国民が納得できる十分な議論を尽くす必要があるとの考えを明確にしたものです。
立憲民主党も与党姿勢を批判
古川氏の発言は、国会運営における与野党間の温度差、特に予算審議の進め方に対する考え方の違いを浮き彫りにしました。野党第一党である立憲民主党も、同様に与党側の審議時間設定に強い懸念を示しています。同党の水岡俊一代表は、党の会合で、与党が衆参それぞれ半日ずつの審議時間を提案していることに言及。「ばかげた話であり、その考え方は到底理解できない」と述べ、与党の姿勢を厳しく批判しました。巨額の予算審議を形骸化させかねない進め方に対し、立憲民主党も反対の姿勢を鮮明にしています。
国会審議のあり方への問い
両党の発言は、個別の補正予算案の審議時間にとどまらず、国会における予算審議の本来あるべき姿について、改めて問題を提起しています。本来、国会での予算審議は、政府の政策の根幹をなす歳出・歳入について、国民の代表である議員が徹底的に議論し、監視・監督する重要な責務です。しかし、近年は政治日程の都合などから、十分な審議時間を確保することが難しいケースも少なくありません。限られた時間の中で、約3兆円もの税金がどのように使われようとしているのか、その妥当性や効果について、十分な質疑応答が行われるのか。国民の代表機関である国会が、その役割を十分に果たせるのかどうか、国民の厳しい視線が注がれることになるでしょう。今後の与野党間の調整、そして実際の審議の進め方が、国会審議の質を左右する鍵となりそうです。
まとめ
- 国民民主党の古川元久国対委員長は、2026年度補正予算案の審議が衆参各院で半日程度にとどまる場合、党の賛否判断に影響する可能性を示唆しました。
- 古川氏は、約3兆円規模という補正予算案の重要性に鑑み、国会での十分な審議の必要性を強調しました。
- 立憲民主党の水岡俊一代表も、与党が提案する審議時間を「ばかげている」と批判し、同様の懸念を示しています。