2025-05-19 コメント投稿する ▼
維新、減税実現に失敗か?政策交渉難航で支持層に動揺【参院選直前】
維新、減税実現に苦悩 政策交渉難航で支持層に動揺
日本維新の会は、社会保障改革や減税の実現を掲げて与党と協議を進めてきたが、成果を出せずに苦境に立たされている。2025年度予算案には賛成し、高校授業料無償化を実現したものの、肝心の減税政策は具体化せず、参院選を前に党内外から不安の声が広がっている。
政策交渉が進まず、減税実現が見通せない
維新は、現役世代1人当たり年間6万円の社会保険料引き下げを主張し、OTC類似薬(市販薬と成分が似た医薬品)の保険適用除外などの具体策を提案している。しかし、与党側は慎重な姿勢を崩さず、5月15日の協議でも進展は見られなかった。維新側は「取りまとめできる内容はまだ何もない」と不満を示し、ガソリン税の暫定税率廃止を巡る協議でも主張は平行線のままだ。
一方で、2025年度補正予算案の提出が見送られたことで、維新は予算案を通じた政策実現の手段を失った。参院選で成果を示したい維新にとって、この事態は痛手となっている。
党内の混乱、支持層の離反も
党内の状況も不安定だ。参院大阪選挙区の公認候補を選ぶ党内予備選では現職の梅村みずほ氏が落選し離党。さらに地方議員の離党が相次ぎ、党の求心力が揺らいでいる。維新創業メンバーである松井一郎元代表も4月、自身のYouTube番組で「はっきり言ってガタガタだ」と苦言を呈した。
こうした事態に、維新幹部は「今は愚直に改革を訴え、コアな支持層が離れないようにしないといけない。土俵際での踏ん張り時だ」と語るが、その表情には焦りがにじんでいる。
ネット上で広がる批判の声
維新の減税実現に対する不安と不満は、ネット上でも拡散している。
「減税を掲げてたけど、結局何も変わらなかった」
「維新は改革を叫ぶけど、結局与党にすり寄ってばかり」
「社会保険料引き下げ?現実味がない話だったね」
「松井さんが『ガタガタ』と言うのも納得。内部も混乱してる」
「参院選が近いから焦ってるけど、信頼は取り戻せないよ」
日本維新の会は、改革を掲げながら減税政策の実現に失敗し、支持層の信頼を失いつつある。参院選を前にどのように立て直しを図るのか、その手腕が問われている。