世耕弘成の復党願に自民参院が猛反発 裏金・反党行為2度で「人として信じられない」

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世耕弘成の復党願に自民参院が猛反発 裏金・反党行為2度で「人として信じられない」

自民党派閥の裏金事件で離党勧告を受けて離党した世耕弘成衆院議員(和歌山2区)が2026年5月に復党願を提出したことをめぐり、自民党の石井準一参院幹事長が「時期尚早。非常に自分勝手な判断だ。政治家以前に人として信じられない」と痛烈に批判しました。裏金事件で安倍派参院のトップを務めた世耕氏は、離党後に自民公認候補を2度にわたり妨害する「反党行為」を行ったとして、党内からも強い反発が上がっています。国民の審判を受けていない関係者が残る中での復党は、国民の理解を得ることが難しい状況です。

補正予算審議中に復党願 石井参院幹事長「人として信じられない」


2026年6月9日、自由民主党(自民党)の石井準一参院幹事長は記者会見で、派閥裏金事件で離党勧告処分を受けて離党した世耕弘成衆院議員(和歌山2区)が復党願を提出したことについて「時期尚早で、非常に自分勝手な判断だ。政治家以前に人として信じられない」と痛烈に批判しました。

世耕氏は2026年5月28日、自民党の鈴木俊一幹事長と面会し、正式に復党願を提出しました。しかし、その翌週には国民生活に直結する補正予算案の審議が控えており、石井氏はこの「大事な時期」に復党願を出した世耕氏の政治的センスを厳しく問題視しました。

自民党は世耕氏の地元・和歌山県連の意向を踏まえたうえで、党紀委員会で復党を認めるかどうかを判断する構えです。

「裏金で離党した人がこんなに早く復党しようとするのは図々しすぎると思う」
「補正予算の大事な時期に復党願を出すなんて、政治家としての感覚がおかしいのでは」

裏金事件の主役だった世耕氏 安倍派参院のトップとして果たした役割


世耕氏は、2023年末に発覚した自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金事件の主要人物の一人です。安倍派において参院側のトップを務め、直近5年間で1000万円超の裏金のキックバックを受けていたと報じられました。

2024年4月、自民党から最も重い処分の一つである「離党勧告」を受け、世耕氏は離党届を提出しました。当時「明鏡止水の心境。政治責任を取って事態を収束させたい」と述べていましたが、東京地検特捜部は同年5月、嫌疑不十分として世耕氏を不起訴としました。

しかし、不起訴は潔白の証明ではありません。派閥のパーティー収入が政治資金収支報告書に記載されず、議員側にキックバックされていた構造的な問題は、企業・団体の政治資金が不透明に運用されてきたことを示しています。国民のための政治ではなく企業のための政治になるおそれを絵に描いたような事件でした。

2度の「反党行為」が致命傷 自民公認候補を破り無所属で当選


石井氏が世耕氏の復党に強く反対するのには、具体的な行動上の理由もあります。

世耕氏は2024年の衆院選で参院からくら替えし、無所属で和歌山2区に出馬しました。自民公認候補がいる選挙区に無所属で出て、これを破って当選した行為は2度目の「反党行為」だと石井氏は厳しく指摘します。

さらに2025年の参院選では、和歌山選挙区で自民公認候補と戦う無所属候補を支援したことも明らかになっています。石井氏は「2回の反党行為をした。党に戻るすべは本来ない」と述べ、復党に強く否定的な考えを示しました。

反党行為を2回もしておいて、何事もなかったように戻るなんて本当に反省してるのか

「国民の審判なし」で復党は認められない 未解決の案件が重くのしかかる


石井氏がさらに問題視しているのが、「国民の審判」を受けていない参院議員の問題です。

裏金事件に関与した一部の参院議員は、次の参院選が2028年夏であるため、まだ有権者の審判を受けていません。石井氏は「その状況を残したままの復党はあり得ない」という立場です。

また、裏金事件に関連して政治資金規正法違反罪に問われた元自民党参院議員・大野泰正被告の一審判決が2026年6月23日に予定されています。こうした係争中の案件が残る段階での復党は、国民への説明責任を欠いたまま「禊が済んだ」と振る舞うことに等しいと言わざるを得ません。

「国民の審判を受けてないのに復党なんて認められない。次の選挙でしっかり問われるべきだ」
「裏金問題の真相がまだ明らかになってないのに、のうのうと復党しようとするのはありえない」

世耕氏は現在、衆院の自民会派で活動しており、復党への意欲を持ち続けています。しかし、国民の政治不信が根強い中、裏金事件の当事者が何事もなかったかのように主要政党に戻ることが、果たして国民の理解を得られるのか。自民党が問われているのは世耕氏の処遇を超えた問題です。

まとめ


  • 2026年6月9日、石井準一参院幹事長が世耕弘成氏の復党願を「時期尚早・非常に自分勝手・人として信じられない」と痛烈批判
  • 世耕氏は2026年5月28日に自民党鈴木俊一幹事長へ復党願を提出
  • 裏金事件で安倍派参院のトップとして直近5年で1000万円超のキックバックを受けた疑惑
  • 2024年衆院選で自民公認候補を破って無所属当選(反党行為①)
  • 2025年参院選の和歌山選挙区で自民公認候補への対立候補を支援(反党行為②)
  • 裏金関連の大野泰正被告の一審判決が2026年6月23日に予定、事件は未解決
  • 石井氏は2028年参院選で国民の審判を受けてからが筋と指摘
  • 自民党は和歌山県連の意向を踏まえ党紀委員会で判断する方針

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2026-06-10 10:52:19(植村)

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