2026-08-18 コメント投稿する ▼
NHK調査で共産党支持率2位、小池氏の本音と建前
NHKが公表した最新の世論調査で、日本共産党が政党支持率で自民党に次ぐ2位という結果が明らかになりました。 この結果を受けて、共産党の小池晃書記局長は記者会見で「一回の世論調査の結果で一喜一憂することはしない」と冷静な姿勢を強調しました。
NHK調査、共産党の支持率と位置づけ
NHKが2026年8月10日に公表した世論調査によると、政党支持率は自由民主党が35.0%でトップを維持しました。その後に続いたのが日本共産党で、支持率は3.4%でした。これは、国民民主党の2.8%を上回り、調査対象となった全政党の中で2位という結果です。
近年、野党第一党の座を巡って立憲民主党や日本維新の会などがしのぎを削る中、共産党が支持率で2位につけたことは、今後の野党勢力の力学に影響を与える可能性があると言えるでしょう。しかし、自民党との差は依然として大きく、共産党が盤石の支持基盤を築いているとは言い難い状況でもあります。
小池氏、本音と建前の応酬
小池晃書記局長は、NHKの調査結果が報じられた8月10日、自身のSNSアカウント「X」(旧ツイッター)に「おお、野党第一党だ。」と絵文字付きで投稿しました。しかし、その後、政党支持率全体で見た場合の順位を確認したのか、「野党第一党というより、全体の第二党だった(^^;)」と訂正する投稿も行いました。
翌17日に国会内で開かれた記者会見で、このSNS投稿に触れられた小池氏は、「一喜一憂したつもりはない」としながらも、記者団から「一喜(一憂)されている感じだった」と指摘されると、次第に本音を漏らし始めました。「『野党第一党だ』と書いただけ。事実を述べた所にとどまる」と当初は否定していたものの、「注目はした。注目はしました」と続け、「それはうれしいでしょ」と表情を和らげました。最終的には「大変うれしくは思った」「そういう意味で一喜一憂はしました」と、調査結果に対する率直な喜びを認めるに至りました。
しかし、小池氏はすぐに表情を引き締め、「『これで大丈夫だ』などと考えたら違う。きちんとこの期待に応えなければならない」と強調しました。支持率上昇に慢心せず、今後の活動への決意を新たにした様子でした。
共産党、支持拡大の要因分析
小池氏はこのNHKの調査結果について、党が「自民党と日本維新の会の政治に対し、ぶれずに正面から対決してきた」ことが背景にあるとの見方を示しました。具体例として、近年議論が続いた皇室典範改正に関する論戦を挙げ、「世論を踏まえて、憲法に基づく制度はどうあるべきか論戦を行った。そういったことが一定の期待、注目につながっているのではないか」と分析しました。
共産党は、安全保障政策や憲法改正、社会保障制度など、多くの政策課題において政府・与党とは一線を画す立場を明確にしてきました。特に、岸田文雄内閣の支持率が低迷する中、政府・与党に批判的な層からの注目を集めている可能性があります。また、政権与党と対立する姿勢を強める日本維新の会との間でも、政策ごとに連携と対立を繰り返しており、その立ち位置が一定の評価につながっていると自己分析しているようです。
政党支持率、調査機関による違いも
一方で、世論調査の結果は、調査機関や調査時期、調査手法によって変動する可能性がある点も留意が必要です。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が2026年8月8、9両日に実施した合同世論調査では、自民党の支持率は32.5%でした。これに続いたのは国民民主党で5.2%、日本共産党は2.5%で4位という結果でした。
NHKの調査結果とは、共産党の順位や支持率において顕著な違いが見られます。この差は、調査対象の母集団の違いや質問の仕方、あるいは調査時期による政治状況の変化などが影響していることも考えられます。
政治家が世論調査の結果について「一喜一憂しない」と述べるのは、結果に一喜一憂する姿勢を見せることへの警戒感や、支持率の変動に左右されないという強い意志を示すための、いわば「政治的パフォーマンス」であるとも言えるでしょう。小池氏の発言も、その表れの一つと捉えることができます。しかし、今回の小池氏のように、SNSへの投稿や記者からの問いかけを通じて、本音が垣間見える瞬間は、有権者にとって興味深い「人間味」として映るのかもしれません。共産党としては、NHK調査の結果を弾みとしつつも、産経・FNN調査の結果も踏まえ、今後の戦略を練っていくことになるでしょう。
まとめ
- NHKの世論調査で共産党が支持率2位に。
- 小池晃氏はSNSで本音を漏らす一方、「一喜一憂しない」と強調。
- 党の支持拡大は自民党との対決姿勢が要因と分析。
- 調査機関による結果の違いにも注意が必要。