2026-02-04 コメント投稿する ▼
鳩山由紀夫元首相が社民党瑞慶覧長敏候補を応援、沖縄2区分裂選挙が混迷
「オール沖縄」分裂、鳩山由紀夫元首相が社民党候補を応援する異例の事態が起きています。2026年2月4日、社民党公式アカウントが鳩山氏の応援を報告し、注目を集めています。
沖縄2区の混乱
沖縄2区は浦添市や宜野湾市など6町村で構成され、長年「オール沖縄」勢力が辺野古移設反対などを掲げて議席を維持してきました。しかし、2025年11月に当時社民党唯一の衆院議員だった新垣邦男氏が離党を表明したことで、情勢は大きく変わりました。
新垣氏は党勢拡大をめぐって福島瑞穂党首に衆院へのくら替え出馬を求めたものの受け入れられず、離党を決断しました。社民党は2025年11月19日に新垣氏の離党を承認し、前身の社会党結成以来初めて衆院議員が不在となりました。新垣氏は2026年1月に立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合に参加し、沖縄2区から出馬しています。
社民党の対抗馬擁立
これに対し福島党首は刺客として、元南城市長の瑞慶覧長敏氏を社民党公認で擁立しました。瑞慶覧氏は67歳で、2009年に民主党から衆院議員に初当選し、2018年から4年間南城市長を務めた経歴があります。
「このままでは沖縄2区が分断されてしまう。本当に悩んだ」
「辺野古反対を明確に言えるのは社民党だけだと確信した」
「新垣さんには申し訳ないけど、沖縄の未来のために立候補を決意した」
「オール沖縄が割れるなんて信じられない。誰を支援すればいいのか」
「辺野古問題で一枚岩だったはずなのに、どうしてこんなことに」
鳩山元首相の応援
社民党は2026年2月4日、鳩山由紀夫元首相とラサール石井副党首が瑞慶覧氏の応援に入ったと発表しました。鳩山氏は動画で「とことん平和、とことん生活、とことんチョービン」と瑞慶覧氏を激励し、「辺野古はNO。社民党の公認候補、瑞慶覧長敏をよろしくお願いします」と訴えました。
ラサール氏は自身のXで「初めて社民党候補を応援する。色々な思いがよぎる」と投稿しました。鳩山氏は2009年に民主党代表として「最低でも県外」との方針を掲げて衆院選を戦い、政権交代を実現しました。しかし首相就任後、外務省や防衛省、米国の反対にあい、2010年5月に県外移設を断念して辺野古移設に回帰しました。
普天間で鳩山氏が演説することについて、ラサール氏は「様々な圧力で実現できなかった場所で、しかも初めて社民党候補を応援する。色々な思いがよぎる」と複雑な心境を明かしました。
5人が立候補
2026年1月27日に公示された衆院選の沖縄2区には、届け出順に社民党元職の瑞慶覧長敏氏、中道改革連合前職の新垣邦男氏、自由民主党前職の宮崎政久氏、参政党新人の吉田悠里氏、無所属新人の比嘉隆氏の5人が立候補しています。
自民党の宮崎氏にとっては、これまで選挙協力を受けていた公明党が中道改革連合に移行したことで、支援体制が大きく変わりました。一方、参政党も候補を擁立しており、保守票の行方も注目されます。
党内からも批判
社民党副党首の大椿裕子氏は2026年1月26日のXで、瑞慶覧氏の擁立について「私は擁立・公認に反対を表明しましたが、賛成多数により反映されませんでした」と明かし、党内の意見対立を浮き彫りにしました。
また、オール沖縄勢力の伊波洋一、高良沙哉両参院議員も瑞慶覧氏の擁立を批判し、「当選もしないであろう人をぶつけるのはやるべきではない」と述べました。社民党所属の那覇市議やうるま市議も離党届を提出する事態となりました。
2026年2月8日の投開票に向け、辺野古移設問題を最大の争点としてきた沖縄2区は、かつてない混乱の中で選挙戦を迎えています。