2025-05-25 コメント投稿する ▼
尾辻朋実氏が参院選鹿児島選挙区に無所属出馬 立憲民主が推薦、保守票分裂で選挙戦激化か
事務所開きには、立憲民主党鹿児島県連や連合鹿児島、社民党県連の幹部らが出席。また、尾辻氏の叔母である尾辻義氏ら元自民党県議も姿を見せた。尾辻氏は、「父を支えていた方が駆けつけてくれた。政治は変えられないと諦めることは終わりにしたい。虫の目に徹することをお約束申し上げます」と決意を述べた。
尾辻氏は鹿児島市出身で、早稲田大学を卒業後、三井物産などを経て、2019年から父・秀久氏の秘書を務めてきた。今回の出馬に際し、自民党の公認候補としての申請も行ったが、最終的に無所属での立候補を選択し、立憲民主党の推薦を受ける形となった。
鹿児島選挙区には、尾辻氏のほかに以下の候補者が立候補を予定している。
* 園田修光氏(68):自民党前参院議員。
* 牧野俊一氏(39):参政党新人で医師。
* 松崎真琴氏(67):共産党新人で、党県委員会書記長。
自民党は、尾辻氏と園田氏の両名から公認申請を受けたが、最終的に園田氏を公認候補とした。この決定により、尾辻氏は無所属での立候補を選択し、立憲民主党の推薦を受ける形となった。
尾辻秀久氏は、鹿児島県鹿児島市出身で、1979年に鹿児島県議会議員に初当選。1989年から参議院議員を務め、2004年から2005年には厚生労働大臣、2010年から2012年には参議院副議長、2022年から2024年には参議院議長を歴任した。2024年11月に参議院議長を退任し、今期での引退を表明している。
尾辻氏の引退により、鹿児島選挙区は自民党の牙城とされてきたが、今回の選挙では尾辻朋実氏が無所属で立候補し、立憲民主党の推薦を受けることで、保守層の票が分裂する可能性がある。
今回の鹿児島選挙区では、尾辻氏と園田氏という自民党に縁のある候補者が競合する形となり、保守票の行方が注目される。また、立憲民主党が尾辻氏を推薦することで、野党勢力の結集が図られるかも焦点となる。
さらに、参政党や共産党の新人候補も立候補を予定しており、多様な選択肢が有権者に提示されることとなる。今後の選挙戦では、各候補者の政策や主張、支持基盤の動向が注目される。
* 尾辻朋実氏(44)が無所属で参院選鹿児島選挙区に立候補を表明。
* 立憲民主党が尾辻氏を推薦。
* 尾辻氏は自民党の尾辻秀久参院議員の三女で、同氏は今期で引退を表明。
* 鹿児島選挙区には、園田修光氏(自民党前参院議員)、牧野俊一氏(参政党新人)、松崎真琴氏(共産党新人)も立候補を予定。
* 自民党は園田氏を公認候補とし、尾辻氏は無所属での立候補を選択。
* 保守票の分裂や野党勢力の結集が選挙戦の鍵となる。