古謝玄太新知事が辺野古対策課を廃止 普天間早期返還へ方針転換

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古謝玄太新知事が辺野古対策課を廃止 普天間早期返還へ方針転換

2026年9月30日、沖縄県知事に就任した古謝玄太氏(知事)は就任記者会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設阻止を担ってきた「辺野古新基地建設問題対策課」を10月1日付で廃止し、新たに「早期返還対策室」を設置すると表明しました。翁長前知事が設置し玉城前知事が引き継いできた同課は8年余りで歴史に幕を閉じます。移設阻止から早期返還の実現へと沖縄県の基地政策が大きく転換し、30年以上続く普天間問題の解決を目指します。宜野湾市民の安全確保を最優先に、国との建設的な対話による解決を図ります。

沖縄県の古謝玄太氏(知事)は2026年9月30日の就任記者会見で、県庁の「辺野古新基地建設問題対策課」を10月1日付で廃止し、基地対策課の中に新たに「早期返還対策室」を設置すると表明しました。翁長前知事が設置し、玉城前知事が引き継いできた同課は8年余りの歴史に幕を閉じることになります。移設阻止を主眼に置いた従来の体制から、普天間飛行場の早期返還実現を重視する方針へと、沖縄県の基地政策が大きく転換します。

30年以上続く普天間問題——宜野湾市民の長年の苦悩


米軍普天間飛行場は沖縄県宜野湾市の市街地中心部に位置し、周囲には住宅や小学校が密集しています。1996年の日米両政府による返還合意から実に30年以上が経過していますが、いまだ抜本的な解決のめどは立っていません。騒音や墜落リスクにさらされながら日々の生活を送る宜野湾市民にとって、一刻も早い危険性の除去が長年にわたる切実な願いです。「世界一危険な基地」とも称されるこの飛行場の問題は、単なる日米間の軍事課題にとどまらず、沖縄県民全体の安全・安心に直結する深刻な問題として長年にわたり国民的な議論を呼んできました。移設先として日米が合意した名護市辺野古沖では工事が現在も続いており、軟弱地盤への対応を含めた完成時期は2030年代とされています。

「また飛行機が頭上を低空で飛んでいった。こんな生活が30年以上も続いている」
「宜野湾に住む友人のことを思うと、一日でも早く普天間基地を返してほしい」
「新知事に変わって、ようやく本当に前に進める気がする」
「反対し続けるだけでは何も変わらなかった。現実的な対話こそが必要だと思う」
「子どもたちの安全のために、普天間の問題を一刻も早く解決してほしい」

翁長・玉城前知事が続けた「阻止」路線とその限界


「辺野古新基地建設問題対策課」は、翁長雄志前知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を阻止するために設けた部署です。移設に関する対外的な発信や国を相手取った法廷闘争を担い、玉城デニー前知事にも引き継がれてきました。しかし8年余りにわたる「阻止」の訴えと法廷での戦いが続くなかでも、辺野古での工事は着実に進んでおり、普天間飛行場の具体的な返還期日は一向に示されていません。国と沖縄県の対立構造が長引くなかで、一番の被害者である宜野湾市民の声が届かないまま問題が置き去りにされてきたとも言えます。

普天間基地の返還を実現するためには、移設工事の進展と並行して国との具体的な交渉を積み上げていくことが不可欠だったにもかかわらず、その努力が十分に積まれてきたとは言いがたい状況が続いてきました。対立路線が深まるなかで、本来守られるべき宜野湾市民の安全が、政治的な争いのなかで後回しにされてきた面は否定できません。

古謝新知事、「阻止」から「早期返還」へ大きく舵を切る


2026年9月13日に行われた沖縄県知事選で、辺野古移設を容認する立場を示した古謝玄太氏が当選を果たしました。移設阻止を訴える「オール沖縄」勢力が支持する玉城氏らを破り、「現実的な解決」を旗印に県政の担い手となりました。就任記者会見で古謝氏は「早期に変えないといけない」と語り、辺野古課の廃止と「早期返還対策室」の新設を明言しました。新設される対策室は、普天間飛行場の早期危険性除去と返還の実現に向けた行政の中核機能を担うとされています。長年の対立路線に終止符を打ち、実際の返還につながる交渉を進めるという明確な意志が、古謝知事の就任会見の言葉には込められていました。

問われる実行力——現実路線で沖縄の未来は変わるか


辺野古の新基地建設は軟弱地盤の問題などにより工事の遅れが続いており、完成は2030年代とみられています。反対を訴え続けるだけでは普天間飛行場は返ってこない——古謝新知事はその現実を直視し、国との建設的な対話に乗り出そうとしています。普天間の早期返還を実現するためには、辺野古移設の推進を前提としながら、具体的な返還スケジュールや跡地利用計画について国と真剣に交渉を進めることが不可欠です。普天間基地の跡地面積は約497ヘクタールにのぼり、返還されれば宜野湾市の都市開発や地域経済の活性化に大きな可能性をもたらします。騒音や事故リスクに長年苦しめられてきた住民の切実な声に正面から向き合い、看板の掛け替えにとどまらない実質的な変化をもたらすことができるかどうか、沖縄県民の期待と注目が就任したばかりの古謝知事に集まっています。

まとめ


  • 古謝玄太新知事が「辺野古新基地建設問題対策課」を10月1日付で廃止し、「早期返還対策室」を新設すると表明
  • 翁長・玉城前知事が続けてきた移設阻止路線から、普天間飛行場の早期返還実現を目指す方針へと転換
  • 30年以上解決しなかった普天間問題の打開に向け、国との建設的な対話と具体的な交渉が今後の焦点
  • 辺野古工事の完成が2030年代にずれ込む中、普天間跡地を生かした宜野湾市の振興策も今後の課題

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2026-09-30 14:47:24(内間)

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