2026-05-19 コメント投稿する ▼
東大五月祭講演中止:爆破予告の真相と学生団体の反論、告訴検討へ
この中止は、匿名の爆破予告によるものでしたが、講演会を企画した保守系学生団体「右合の衆」の代表が、一部で流布されている情報に反論し、事件の経緯と団体の立場を説明しました。 この件に関して、インターネット上では、「右合の衆」が爆破予告の事実を隠蔽していたかのような情報が拡散されていました。
右合の衆の設立と理念
「右合の衆」は、昨年2025年5月に結成された、東京大学の学生有志による団体です。同団体の山田泰代表(教養学部2年)によれば、結成の背景には、学内の立て看板や授業内容において、ジェンダー論など特定のイデオロギーに基づいた偏った主張が蔓延していることへの強い危機感があったといいます。「国益に資する人材を育成したい」という理念のもと、多様な意見が尊重されるべき大学のあり方を模索するために活動を開始しました。現在、メンバーは20名余りで、そのうち10名ほどが中心となって活発に活動しているとのことです。
爆破予告と中止決定の経緯
今回の五月祭で「右合の衆」は、神谷宗幣氏を招いた講演会を企画していました。しかし、開催直前に大学に対して爆破を予告する連絡があり、安全確保のため、16日午後の企画は中止となりました。この件に関して、インターネット上では、「右合の衆」が爆破予告の事実を隠蔽していたかのような情報が拡散されていました。
しかし、山田代表は産経新聞の取材に対し、そのような事実は断じてないと強く否定しました。代表は、「爆破予告は、五月祭を運営する学生自治団体である『五月祭常任委員会』にも届いていました。我々としては、対応を一任するという形をとりました」と説明しました。そして、「常任委員会は、中止の理由をあくまで爆破予告によるものであると公式に明言しています」と強調しました。この発言は、一部で憶測されていたような、団体の都合による中止や、予告の事実の隠蔽といった見方を 明確に否定 するものです。
団体との関係否定
「右合の衆」の活動や思想について、インターネット上では様々な憶測が飛び交っています。「日本会議」や「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」、「新しい歴史教科書をつくる会」、そして「参政党」といった団体との繋がりを指摘する声もあります。しかし、山田代表はこれらの指摘についても、「全て無関係であり、そのような情報が流布されていることには大変迷惑しています」と述べ、 一切の関係を否定 しました。団体はあくまで学生主体で、特定の政治団体や思想団体とは独立して活動していることを強調しています。
なお、今回の講演会を巡っては、当初、片山さつき財務相を招待する方向で調整が進められていたものの、直前になって神谷氏に変更された、という指摘もありましたが、これに関する具体的な説明は、今回の報道では明らかにされていません。
法的措置の検討
今回の事件を受け、「右合の衆」は、悪意ある爆破予告を行った人物に対して、断固たる対応を取る構えです。山田代表は、「予告した人物については、刑事告訴も視野に入れて検討 しています」と明らかにしました。大学の学園祭という公の場において、このような脅迫行為が行われたことに対し、同団体は看過できないと考えており、事実関係の解明と責任追及を進める方針です。この動きは、単なる学園祭の中止問題に留まらず、表現の自由や学問の自由に対する脅威としても、今後の推移が注目されます。
まとめ
- 東京大学の学園祭「五月祭」で、神谷宗幣氏の講演会が爆破予告により中止された。
- 企画団体「右合の衆」代表は、ネット上の誤情報に反論し、中止理由はあくまで爆破予告だと説明した。
- 爆破予告は学園祭運営の常任委員会にも届いており、対応は一任されていた。
- 「右合の衆」は、特定の政治団体等との関係を否定し、学生主体で活動していると説明した。
- 予告者に対する刑事告訴を検討している。