2026-03-05 コメント: 1件 ▼
馳浩氏YouTube登録43人で127万視聴の不自然さも選管が公選法違反疑いで注意
石川県知事選で再選を目指す馳浩氏の陣営が運営するYouTubeチャンネルが、登録者数わずか43人にもかかわらず127万回以上視聴されている摩訶不思議な状況が明らかになりました。石川県選挙管理委員会が公職選挙法違反の疑いで馳氏陣営に注意を行ったことが判明し、高市早苗首相の応援演説も裏目に出る形となっています。
登録者43人で127万視聴の不自然さ
馳浩氏の選挙や政治活動をサポートするワンチーム石川という政治団体のYouTubeチャンネルには2本の動画が公開されています。1本は高市早苗首相の国会演説を用いたもので、高市総理と現職知事の力強いタッグで1日も早い能登の創造的復興へと能登半島地震からの復興を訴える内容です。
もう1本は熊本県の木村敬知事が同様に復興を訴え、石川県にエールを送るショート動画です。ワンチーム石川のYouTubeチャンネルは2026年2月18日に登録され、登録者数はわずか43人であるにもかかわらず、2本の動画の視聴回数は計127万回を超えています。
地元の自民党選出地方議員は、127万回もの再生数は広告を出していない限り届かない数字だと指摘しています。Facebookページでは広告主情報としてワンチーム石川の名前が紹介されていました。
「43人登録で127万視聴とか明らかにおかしい」
「有料広告を出しているのは間違いない」
選管が公選法違反の疑いで注意
石川県選挙管理委員会は地元の有権者に対し、馳氏の陣営に対し公職選挙法をよく読み注意するよう連絡したと伝えました。馳氏の陣営が選挙期間中にYouTube広告を出していた内容が公職選挙法違反にあたるのではないかという疑惑です。
公職選挙法第142条の6では、政治団体の広告に団体名を入れることが禁じられています。また、選挙期間中にYouTubeやFacebook、Instagramなどで有料広告を出すことにも制限があります。しかし、これら2本の動画にはいずれもワンチーム石川という政治団体名が入っています。
地元の自民党選出地方議員は、ワンチーム石川の名称が入っているのはヤバイと指摘しています。馳氏がグレーとみられても仕方ないとの見方を示しました。
高市首相の応援演説が裏目に
2026年2月28日、高市早苗首相が石川県入りし馳氏の応援演説を行いました。会場となった地元のホールには定員いっぱいの2000人が詰めかけ、高市首相は馳浩やなかったら石川は発展せんと訴えました。
しかし、その裏で永田町は緊迫していました。アメリカがイランへの空爆を開始したという世界を震撼させるニュースが流れ始めたのは午後4時頃です。高市首相も演説の中で、羽田空港から飛行機に乗るか迷いましたと語っていました。
3月3日の国会では、高市首相による馳氏の応援について追及が相次ぎました。石川県知事選の応援演説のために飛行機に乗る前に攻撃が始まっており、総理はそれを知っていた、なぜ官邸に戻らなかったのかと迫られました。
「イラン攻撃の最中に応援演説とは信じられない」
「首相をピンチに追い込んだのは馳氏だ」
互角の激戦で前回は8000票差
石川県知事選は2026年2月19日に告示されました。無所属新人で元金沢市長の山野之義氏、2期目を目指す自民・維新推薦の現職馳浩氏、共産党推薦の黒梅明氏が3月8日の投開票に向けて激しい論戦を繰り広げています。
実質的には現職の馳氏と元市長の山野氏の一騎打ちの様相です。地元の報道では互角の戦い、横一線で激しく争うと伝えられています。2022年の前回知事選でも2人は激戦を繰り広げ、わずか8000票差での決着でした。
地元の自民党選出地方議員は、世論調査で馳氏はわずかにリードを許している状況だと明かしています。石川県知事選は衆議院選挙と同様、高市首相の人気にあやかれるかが勝負の僅差の争いなので困ったものだと語っています。
能登復興の遅れが馳氏の足かせに
自民党幹部は、馳氏に勝ってもらわないと能登半島の復旧・復興が遅れているのは高市総理や自民党に問題があったからだと批判されかねないと胸中を明かしています。そうなればイランとアメリカの対立激化の件のさなか、高市首相の支持率にも影響を与えるだろうとしています。
ただし、選挙情勢は能登半島の復興が遅れている、馳氏の手腕に問題ありと多くの県民が感じているところで、とても苦しいというのが本音だと語りました。能登半島地震からの復興の遅れが馳氏の再選にとって大きな足かせとなっています。
石川県知事選をめぐる馳氏の2つのエラー、高市首相のイラン攻撃時の応援演説とYouTube広告の公選法違反疑惑は、その結果次第では高市政権の行方にも波及しかねない緊迫した状況が続いています。
「能登復興が遅れているのは馳氏の責任だ」
「高市政権の命運も石川県知事選にかかっている」