2025-03-15 コメント: 2件 ▼
仙台市長、新公用車に850万円のアルファード購入 最上級グレードに賛否の声
市議会の反応と市民の意見
仙台市議会議員の伊藤優太氏は、「あまりに豪華すぎる」として、市長の公用車に最上級グレードの車が必要かどうかを疑問視した。また、リースなど他の契約方法も考慮すべきだと述べ、購入の適切性を検証する必要があると強調した。市民の声も賛否が分かれており、「効果的に使われるなら問題ない」「物価上昇時にこんな高額な車は不適切」「安全に移動するためには十分な車だと思う」といった意見がある一方で、「高すぎる」「納得できる使い方をしてほしい」との声も聞かれる。
仙台市の説明と全国の事例
仙台市は、購入に至った理由として「他の政令指定都市や周辺自治体の事例を参考にした」「長距離移動や高い安全性を確保するためにこの車種を選んだ」と説明している。しかし、tbcが調査したところ、仙台市以外の政令指定都市では同様のアルファードの購入は行われておらず、リース契約が一般的だった。
他の政令指定都市の状況
全国の政令指定都市では、市長の公用車にアルファードを導入しているのは9つの都市で、そのうちエグゼクティブラウンジ仕様なのは仙台市、川崎市、岡山市、福岡市の4市に限られている。しかし、購入したのは仙台市のみで、他の3市はリース契約を結んでいる。また、名古屋市では市長の公用車として軽乗用車のeKスペースを使用しており、京都市と北九州市は専用の公用車を持たず外部業者に委託している。堺市では、寄贈された車両を使用していることが確認された。
宮城県知事公用車もアルファード
また、宮城県知事の公用車もアルファードのエグゼクティブラウンジで、価格はおよそ811万円となっている。政令指定都市での市長公用車の購入事例としては仙台市が唯一、最上級グレードのアルファードを購入したことが注目されている。