2026-03-05 コメント投稿する ▼
山形県で虚偽通報相次ぐ鈴木晃希ら3人逮捕で県警刑事部長が異例警告
逮捕容疑は、2025年12月1日午後4時50分ごろ、自宅に入ってきた男に殴られ、現金約5万円の入った財布を奪われたという虚偽の申告をし、警察の業務を妨害したとしています。
米沢市で切りつけ事件を自作自演
米沢署は2026年3月5日、業務妨害の疑いで米沢市矢来の理学療法士、鈴木晃希容疑者(31)を逮捕しました。逮捕容疑は、同年1月20日午後零時45分ごろ、同市本町にある空き家の敷地からスマートフォンで虚偽の110番通報をし、警察官を捜査や警戒に動員させて業務を妨害したとしています。
鈴木容疑者は通報で「荷物を取っているときに、後ろからカッターのようなもので首などを切りつけられた。犯人は逃げていった」と説明していました。この通報を受けて近くの小学校では保護者付き添いでの送迎を要請し、1日外での活動を休止する対応を取りました。しかし捜査の結果、供述に矛盾点があることや目撃情報がないことから虚偽申告と断定されました。
「また虚偽通報か。警察のリソースが無駄に使われるのが腹立たしい」
「小学校まで警戒態勢になって、親も子どもも不安だったはず」
「自作自演って何が目的なんだろう。理解できない」
「偽計業務妨害は懲役刑もあるのに、なぜこんなことを」
「山形で続いてるけど、模倣犯が出てるのか心配」
上山市では強盗被害を偽装
上山署は同年3月4日、偽計業務妨害の疑いで同県上山市高野の無職、渡辺結花容疑者(24)を逮捕しました。逮捕容疑は、2025年12月1日午後4時50分ごろ、自宅に入ってきた男に殴られ、現金約5万円の入った財布を奪われたという虚偽の申告をし、警察の業務を妨害したとしています。
渡辺容疑者は当時、自宅に1人でいたところ侵入してきた男と鉢合わせになり、暴力を振るわれ財布を奪われたなどと警察に話していました。この通報を受け、警察は大規模な検問を行い、近くの小学校では警備が行われるなどしました。しかし警察の捜査で、男が侵入した形跡は確認されなかったほか、渡辺容疑者が警察の任意の聞き取りに応じなくなるなど不審な点があったということです。
消防職員が80万円強盗を装う
さらに2026年2月18日には、同県寒河江市の自宅前で男性が連れ去られ、約80万円を奪われたとする強盗事件があり、寒河江署は翌19日、自作自演で警察の業務を妨害したとして、偽計業務妨害の疑いで被害を訴えた同市の西村山広域行政事務組合消防本部消防署朝日分署の分署長、佐藤光征容疑者(54)を逮捕しました。
佐藤容疑者は両手足をひもで縛られ、裸足の状態で発見され、「2人組の男に包丁で脅された」などと話していました。しかし移動距離が直線でおよそ3キロメートルであるにもかかわらず、警察が認知するまで7時間以上が経過しているなど不審な点があったため、警察が追及したところ、容疑を認めたということです。消防長は会見で「市民の生命財産を守る仕事であって、虚偽の通報で警察の業務を消費してしまうということは決して許されることではない」と陳謝しました。
県警が異例のコメント発表
連続して虚偽通報が行われている事態を重視した県警は2026年3月4日、阿部喜彦刑事部長名で異例のコメントを発表しています。コメントでは「警察に虚偽の犯罪被害を通報することは、警察活動に大きな支障を及ぼす極めて悪質な行為。看過せず、厳正に取り締まっていく」と強い姿勢を示しました。
虚偽通報は偽計業務妨害罪に問われ、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。虚偽の通報により警察官を出動させ、大量の警察官を動員させて捜索などの捜査活動や住民安全対策に従事させることは、警察活動に大きな支障を及ぼし、地域住民に大きな不安を与える極めて悪質な行為です。
虚偽通報の動機については、周囲の注目を集めたい、ストレス解消、保険金詐欺など様々なケースが考えられます。しかし理由の如何を問わず、真に被害を受けた人が申告をためらうようになる、警察が本来の職務を遂行できなくなるなど、社会全体に悪影響を及ぼします。山形県警は今後も虚偽通報に対して厳正な取り締まりを続ける方針です。