榛葉賀津也氏が激怒「ひどい職業差別だ」古賀千景氏の自衛隊発言を批判

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榛葉賀津也氏が激怒「ひどい職業差別だ」古賀千景氏の自衛隊発言を批判

2026年6月16日、参院外交防衛委員会の冒頭、国民民主党の榛葉賀津也幹事長が、前日に立憲民主党の古賀千景参院議員が行った「自衛隊に行く子は経済的に厳しい子だ」という発言を「あまりにもひどい職業差別」と激しく批判しました。榛葉氏はさらに、古賀氏が北朝鮮・中国・ロシアの子供を引き合いに出して安全保障上の記述を問題視したことも「わが国の外交防衛政策をねじ曲げかねない印象操作だ」と指摘。小泉進次郎防衛相も前日から「冒瀆に当たる」と強く反論しており、職業差別と国防ゆがめという二重の問題として批判が広がっています。

委員会冒頭から榛葉賀津也氏が激怒「自衛官を愚弄するとんでもない発言」


国民民主党(国民)の榛葉賀津也幹事長は2026年6月16日、参院外交防衛委員会の冒頭で、前日に立憲民主党(立民)の古賀千景参院議員が行った問題発言に対し、強い怒りをもって抗議しました。

榛葉氏は「質問に入る前に一言、申し上げたいと思います」と前置きしたうえで、「昨日、一部野党会派の女性議員から、自衛官とその家族、そして将来、自衛官を目指す子供たちを愚弄(ぐろう)する、とんでもない発言がございました」と切り出しました。

さらに怒気をにじませながら「あまりにもひどい職業差別であると同時に、中国・ロシア・北朝鮮に関連する子供たちを引き合いに出して、わが国の安全、外交防衛政策をねじ曲げかねない、印象操作するような言動もあったやに記憶しています」と続け、「国防、そして外交をつかさどる、この参議院外交防衛委員会の委員の1人として、強く抗議を申し上げたい」と明言しました。

「榛葉さんの発言、本当にすかっとしました。あれは明らかな差別だと思っていたので」
「自衛官の家族として、この発言には心から怒りを感じています」

見過ごせない「二重の問題」 職業差別と外国への言及


今回の古賀氏の問題発言には、大きく分けて2つの深刻な側面があります。

1つ目は自衛官への露骨な職業差別です。古賀氏は2026年6月15日の参院決算委員会で、防衛省が全国の小中高校に配布した子ども向け冊子「まるわかり!日本の防衛~はじめての防衛白書2024」に関する質疑の中で、「自衛隊に行く子供たちは経済的に厳しい子どもたちが行くんです。豊かな子どもたちは自衛隊員とかにはなりませんよ」と発言しました。自らの意思と志を持って国家のために働く自衛官を、経済的な弱者と一括りにするこの発言は、職業差別以外の何ものでもありません。

2つ目は、外国を引き合いに出した「印象操作」の問題です。古賀氏はこの発言の直後、防衛白書が安全保障上の脅威として北朝鮮・中国・ロシアに言及していることを取り上げ、「学校には北朝鮮、中国、ロシアの子供たちも通っています。この子供たちの目にこれが触れたとき、どのような傷を負うか、そのことは配慮をなされたのか」と質問しました。国防上の現実に基づいた記述を「外国の子供への配慮」という文脈でねじ曲げようとするこの姿勢は、わが国の外交防衛政策をゆがめかねない危険な発想です。

外国の子供の傷を心配する前に、自衛官の子供を傷つけた事実をまず直視してほしい

小泉進次郎防衛相も即時に猛反論「事実誤認、冒瀆に当たる」


2026年6月15日の委員会の場で、古賀氏の職業差別発言を受けた小泉進次郎防衛相は即座に反論に立ちました。「自衛官の子どもたちへの配慮に欠ける発言だったのではないか。自衛官の子どもたちがみんな貧しい家庭の子しかいないと言われたがそんなことはない。事実誤認だ」と強い言葉で抗議しました。

翌2026年6月16日の閣議後記者会見でも、「志を持ち、自ら志願して自衛官になった方々への冒瀆(ぼうとく)に当たる」「今回の発言は看過できない。自衛官や家族が傷ついている」と踏み込んだ批判を行いました。

防衛副大臣や外務副大臣の経験を持ち、安全保障問題に精通する榛葉氏が、国防をつかさどる委員会の場でこの問題を真っ先に取り上げたことは、極めて適切な行動です。古賀氏の発言が日本の外交防衛政策に与える悪影響を見抜き、即座に声を上げた姿勢は、安保のベテランとしての矜持(きょうじ)を示すものでした。

榛葉さんのような国防の専門家がしっかり抗議してくれたことに感謝します

立民・古賀氏への説明責任 国防を巡る立民の真の姿勢が問われる


古賀氏はその場で発言を撤回し、謝罪しました。しかし、この問題が単なる「失言」として片付けられるべき話ではないことは明らかです。古賀氏は2022年参院選で比例区から初当選した日本教職員組合(日教組)出身の1回生議員であり、平和教育を重視する立場からの発言だったとされています。

それでも、自衛官を経済的弱者と決めつける発言は職業差別であり、外国の子供を持ち出して安全保障上の現実を否定しようとする姿勢は、わが国の防衛政策への深刻な誤解を国民の間に広める危険性を持ちます。2026年6月16日時点で、立民は古賀氏への党としての公式処分を発表していません。

国民を守るために命を懸けて働く自衛官と、その家族・子供たちの尊厳を守ることは、政党の立場を超えた当然の責務です。参院選を控えるなか、立民が安全保障と自衛隊をどのように位置づけているのか、その根本的な姿勢が問われています。

謝って終わりにしないでほしい。立民は党として明確な態度を示すべきだと思います

まとめ


  • 2026年6月16日、参院外交防衛委員会の冒頭、国民・榛葉賀津也幹事長が前日の古賀千景氏の発言を「ひどい職業差別」と激しく批判し、強い抗議を表明した
  • 古賀氏の発言には「自衛官を経済的弱者と決めつける職業差別」と「外国の子供を持ち出して安全保障上の記述をゆがめようとする印象操作」という二重の問題があった
  • 榛葉氏は防衛副大臣・外務副大臣の経歴を持つ安全保障のベテランとして、わが国の外交防衛政策がねじ曲げられる危険性を具体的に指摘した
  • 小泉進次郎防衛相も前日の委員会で「事実誤認」「配慮に欠ける」と即時反論し、翌日の会見では「冒瀆に当たる」と踏み込んだ批判をした
  • 古賀氏は発言を撤回・謝罪したが、2026年6月16日時点で立民は党としての公式処分を発表していない
  • 参院選を前に、立民が安全保障と自衛隊をどう位置づけているかという根本的な姿勢が問われている

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2026-06-16 15:40:15(植村)

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