国民民主・榛葉幹事長、記者会見でメディア報道を巧みに牽制 – 政局報道への警戒と独自路線アピールか

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国民民主・榛葉幹事長、記者会見でメディア報道を巧みに牽制 – 政局報道への警戒と独自路線アピールか

さらに、記者から「自民党幹部から連立入りを期待する声があるが、働きかけはあったか」と重ねて問われると、「自民と国民民主といえば、時事と共同よりは仲がいいかもしれないね」と通信社を引き合いに出しつつ、国民民主党が政策実現のために建設的な関係を築く姿勢を強調しました。 **「与党も野党もない」という言葉には、国民民主党が独自の立ち位置で政策実現を追求していくという強い意志が込められていました。

2026年5月22日に行われた国民民主党の記者会見は、同党の榛葉賀津也幹事長の独特な「記者いじり」が連発し、注目を集めました。自民党内では、参院での少数与党の状況を打開するため、国民民主党との連携、さらには連立政権入りを期待する声が相次いでいるタイミングでの出来事です。榛葉氏の発言は、こうした政局絡みの質問や報道に対する牽制であると同時に、国民民主党が進める「政策実現」重視の姿勢をアピールする狙いも含まれていたとみられます。

時事通信、日経、共同通信… 各メディアへの「榛葉流」応酬


この日の会見で、榛葉氏は報道各社の記事や記者に鋭く、しかしユーモアを交えながら切り込みました。時事通信の記者から「自民党との関係」について質問が及ぶと、榛葉氏は「与党と野党の関係だよ」と端的に返し、連立期待論をけん制しました。さらに、記者から「自民党幹部から連立入りを期待する声があるが、働きかけはあったか」と重ねて問われると、「自民と国民民主といえば、時事と共同よりは仲がいいかもしれないね」と通信社を引き合いに出しつつ、国民民主党が政策実現のために建設的な関係を築く姿勢を強調しました。記者との信頼関係についても触れ、「私も記者さんも信頼関係が必要だよ」と応じながらも、質問が続くと「軽く流したね」と冗談めかす余裕も見せました。

日本経済新聞の記者に対しては、「日経新聞、きょうなんか煽っていたね。連合と国民民主党を喧嘩させたいの」と、同紙が報じた国民民主党の支持母体である連合の衆院選総括批判に言及。連合と党との間に亀裂を生ませようとしているかのような報道姿勢を牽制しました。

共同通信の記事についても、「共同で変な記事が出ていたね」と切り出し、国民民主、自民、日本維新の会の有志議員が設立した「和平調停議員連盟」に触れました。同通信が「連立枠組み拡大も視野に入れた連携との臆測を呼びそうだ」と報じたことに対し、榛葉氏は「あれはうちの(若手衆院議員の)深作ヘススら、自民と維新と国民の安全保障の専門家の卵たちが議論して…」と議連設立の経緯を説明し、「それを連立への布石って…。読むねえ。将棋のプロでもそこまで読まない」と、報道の深読みぶりを揶揄しました。

政局報道への警戒と「政策実現」の強調


榛葉氏の一連の発言は、メディア、特に政局絡みの報道に対して、国民民主党が一定の距離を置く姿勢を示したものと解釈できます。連立政権への参加期待が高まる中、共同通信のように「連立への布石」と報じられることに対し、榛葉氏は「余計な憶測を呼ばれたくない」という思いがあったのでしょう。

また、日経新聞が報じた連合の総括批判についても、党と支持母体との関係に波風を立てたいメディアの意図を牽制した形です。榛葉氏は、「政策ごとに信頼関係を作って国民のための政策を実現する。もう与党も野党もない。すべては国民生活のためだ」と繰り返し強調しました。これは、国民民主党が政策実現のために柔軟な協力関係を築く姿勢を持つことを示しつつも、特定の政党との連携や連立といった政局的な枠組みに捉われたくないという思惑の表れと言えるでしょう。「与党も野党もない」という言葉には、国民民主党が独自の立ち位置で政策実現を追求していくという強い意志が込められていました。

過去の発言にも触れ、メディアとの距離感を探る


会見終盤では、月刊ファクタの記者から、先日の党首討論で小川淳也代表が高市早苗首相を「破壊力ある笑顔」と評した話題に触れられました。榛葉氏は、この発言に対し、「宮嶋さん、それ以上はアウトになりますよ。わたし博多美人でバッシングされたんだから」と返しました。これは、2025年5月に福岡市での街頭演説で「博多の女性はきれいだね。男性はまあまあだね」と発言し、「ルッキズム(外見至上主義)だ」などと批判された過去の自身の経験に言及したものです。

このやり取りは、単なる過去の蒸し返しではなく、メディアによる発言の切り取り方や、過剰とも思える批判に対する榛葉氏なりのメッセージと受け取れます。ルッキズム批判を念頭に、「笑顔が破壊力あるかないかはそれぞれの判断。笑顔はすべて素晴らしい。老若男女、笑顔がいいですね」と、発言の解釈の幅広さや、ポジティブな側面を強調しました。メディアが特定の側面だけを切り取って報じることへの警鐘とも取れる発言でした。

国民民主党の独自戦略を体現する「榛葉節」


会見の最後に、質問しなかったNHK記者に対し、「NHKさん、いいの?」と気遣う一幕もありました。これに対し、NHK記者が「伺いたいことは全て皆さんが」と応じると、「やっぱ公共放送は謙虚だね。ありがとうございました」と応じ、最後まで「榛葉節」とも言える独特の語り口で締めくくりました。

榛葉氏のこうした言動は、単なる記者会見でのパフォーマンスではなく、国民民主党が「政局」に翻弄されることなく、「政策」を通じて国民の生活向上に貢献するという党の基本戦略を体現していると言えます。連立や連携といった政局的な憶測を巧みにいなし、メディアの論調をコントロールしつつ、党の独自性と存在感を際立たせようとする、榛葉氏ならではの戦略的なコミュニケーションと言えるでしょう。今後の国民民主党の動向、そしてメディアとの関係性において、注目すべき会見となりました。

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まとめ


  • 国民民主党の榛葉賀津也幹事長は、2026年5月22日の記者会見で、報道内容や記者に言及する「記者いじり」を多用した。
  • これは、自民党内からの連立期待や、関連する報道(共同通信の「和平調停議連」報道など)を牽制する狙いがあったとみられる。
  • 連合と党の関係に関する報道(日経新聞)にも触れ、メディアの論調への牽制とも解釈された。
  • 過去の「博多美人」発言にも言及し、メディアによる発言の切り取り方や批判に対する不快感を示唆した。
  • 「政策実現」を最優先し、政局に捉われず独自路線を追求する国民民主党の戦略を、「榛葉節」とも言える独特のコミュニケーションで体現した。

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2026-05-23 20:03:00(櫻井将和)

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