ハンタウイルス感染のクルーズ船「MVホンディウス」邦人乗客が英国到着 外務省「健康に問題なし」

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ハンタウイルス感染のクルーズ船「MVホンディウス」邦人乗客が英国到着 外務省「健康に問題なし」

ネズミなどのげっ歯類が媒介するハンタウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「MVホンディウス」から下船した日本人乗客1人が、2026年5月11日、英政府が手配したチャーター機で英国に到着しました。日本外務省は「健康状態に問題はない」と発表しています。世界保健機関(WHO)の推奨を踏まえ、今後は最大45日間、英国の現地保健当局による健康観察を受ける予定です。今回の感染では乗客を含む3人が死亡しており、確立された治療法もワクチンもない疾患として国際的な警戒が続いています。

クルーズ船「MVホンディウス」での集団感染とは


「MVホンディウス」は、オランダの会社が所有するクルーズ船で、2026年4月1日にアルゼンチン南部のウシュアイアを出港しました。

船内には23か国にわたる乗客・乗員合わせて約150人が乗船しており、南極圏や南大西洋の島々を巡る探検型クルーズの旅程でした。

2026年4月6日、乗客の1人である成人男性が発熱や頭痛、軽い下痢を訴えて発症し、同月11日に船内で死亡しました。その後、近しい接触があった女性も2026年4月26日に南アフリカで死亡。さらに2026年5月2日には船内でドイツ人女性が死亡し、死者は計3人に上っています。

WHOは2026年5月2日、英国の国際保健規則担当窓口から集団発生の報告を受けました。2026年5月4日時点では確定例2件・疑い例5件の計7例が確認されており、その後も症例数は増加しています。

ハンタウイルス「アンデス株」とはどのようなウイルスか


今回の感染から確認されたのは、ハンタウイルスの一種である「アンデスウイルス(アンデス株)」です。

ハンタウイルスとはげっ歯類(ネズミなど)が保有するウイルスの総称で、感染した動物の尿・ふん・唾液との接触や、それらを含む粉じんを吸い込むことで人に感染します。南北アメリカ大陸に分布するハンタウイルスは「ハンタウイルス肺症候群」を引き起こし、発熱や急性呼吸不全などの重篤な症状をもたらします。

通常、ハンタウイルスはヒトからヒトへはほとんど感染しません。しかしアンデス株は、50種類以上あるハンタウイルスの中で唯一、ヒトからヒトへの感染が報告されている種です。過去の事例では、密接かつ長時間の接触がある場合にのみ伝播が確認されており、適切な隔離と接触者管理によって感染拡大は収まっています。

確立された治療法やワクチンは現時点では存在しておらず、国際的な監視と慎重な対応が求められています。WHOのマリア・ヴァン・ケルコフ博士は2026年5月7日、「これはパンデミックの始まりではない。新型コロナウイルスでもインフルエンザでもない。感染の広がり方は全く異なる」と述べ、過度な不安をいだかないよう呼びかけました。

「ハンタウイルスって初めて聞いた。治療法もワクチンもないのに船内でこんなことが起きていたとは」
「亡くなった3人のご冥福をお祈りします。邦人の方が無事で何よりです」
「治療法がないのに45日間の観察だけで大丈夫なのか、もう少し詳しく説明してほしい」
「アンデス株はヒトからヒトへうつる可能性があるのに、船内の乗客は大丈夫だったのか心配だ」
「こういう感染症のニュースが出るたびに、またパンデミックになるのかと不安になってしまう」

邦人乗客が英国到着 外務省が健康状態を確認


今回の感染が発生したクルーズ船に乗っていた日本人乗客1人は、2026年5月11日、英政府が手配したチャーター機に乗り、英国に到着しました。

日本外務省はこれを発表し、「健康状態に問題はない」と説明しています。当該の日本人乗客はWHOの推奨を踏まえ、今後は最大45日間、英国の現地保健当局による健康観察などを受けます。

WHOはすべての乗客・乗員に対して45日間の健康観察を求めており、症状がある場合は船内や現地の医療担当者へ連絡し、自主隔離することも求めています。

日本国内への影響については、国内でのハンタウイルス肺症候群の患者発生は報告されていません。国内の専門機関は、今回のクルーズ船は南米から出航しており、ウイルスを保有するげっ歯類が日本に生息していないため、国内で感染が広がる可能性は極めて低いと説明しています。

今後の警戒と国際的な対応の行方


2026年5月8日時点で、乗客らは南アフリカ、オランダ、ドイツ、スペインなど複数の国で入院・経過観察中です。船はカーボベルデとカナリア諸島の間に位置しており、複数の乗客と1人の遺体がなお船上に残っていると報告されています。

多くの国が乗客の追跡調査を進めており、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)も本件を監視対象に指定しています。欧州疾病予防管理センター(ECDC)は、ヨーロッパ在住者にとってのリスクは「非常に低い」との見解を示しました。

今回の事例は、治療法・ワクチンが存在しない感染症がいかに迅速かつ静かに広がり得るかを、改めて示したものともいえます。在外邦人の安全確認と正確な情報提供を続けることが、外務省や厚生労働省には引き続き求められます。

まとめ


・ハンタウイルス(アンデス株)の集団感染が発生したクルーズ船「MVホンディウス」は2026年4月1日にアルゼンチンを出港、乗客・乗員約150人が乗船していた
・乗客を含む3人が死亡し、確定・疑い例合わせて7例以上が確認された
・日本人乗客1人が2026年5月11日、英政府手配のチャーター機で英国に到着
・外務省は「健康状態に問題はない」と発表し、今後最大45日間の健康観察を受ける
・アンデス株はヒトからヒトへの感染が報告されている唯一のハンタウイルスだが、適切な対応でWHOはパンデミックのリスクは低いとしている
・確立された治療法もワクチンも存在せず、国際的な監視が続いている
・日本国内での患者発生報告はなく、国内感染リスクは極めて低いとされている

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2026-05-11 10:04:31(植村)

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