岡山県議会 定数55から54に削減決定 2027年県議選へ条例改正可決 一票の格差も改善

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岡山県議会 定数55から54に削減決定 2027年県議選へ条例改正可決 一票の格差も改善

2026年7月1日、岡山県議会の定例会最終日に、2027年春に予定される県議会議員選挙(現行定数55)の定数を1減の54に変更する条例の一部改正案が賛成多数で可決されました。2025年の国勢調査(速報値)の結果を踏まえた見直しで、自由民主党(自民党)岡山県議団の定数54案が採択され、民主・県民クラブと公明党岡山県議団の共同案(定数52)は否決されました。今回の区割り変更により、選挙区ごとの一票の格差は最大2倍超から1.736倍に改善されます。一方、2025年国勢調査で前回比約4.2%減という急速な人口減少が明らかになる中、地方議会の代表性をどう守るかという課題も浮き彫りになっています。

2026年7月1日、岡山県議会の定例会最終日に、2027年春に予定される県議会議員選挙の定数を54に変更する条例の一部改正案が賛成多数で可決されました。

2025年に実施された国勢調査(速報値)の結果を踏まえ、各会派が定数や選挙区割りの変更について協議を重ねてきたもので、自民党岡山県議団が提出した定数54案が最終的に採択されました。

定数54と52、二つの案が対立 自民案が賛成多数で可決


今回の定例会には、定数を54とした自民党岡山県議団案と、定数を52とした民主・県民クラブと公明党岡山県議団の共同案の2つの条例改正案が提出されました。

自民党岡山県議団案が賛成多数で可決され、定数52を求めた共同案は否決されました。

自民党岡山県議団案では、人口の多い都市部の定数を増やす一方で、人口減少が著しい農山村部の選挙区を合区するなど、人口動態の変化に対応した区割りの見直しを盛り込みました。

民主・県民クラブと公明党による共同案は、定数をさらに3少ない52とすることで議会のスリム化を主張しましたが、賛成多数を得ることができませんでした。

「なんで自民だけが得するような定数にするんか。もっと減らして議会をスリム化してほしい」
「一票の格差が2倍超えてたなんて知らなかった。これは早く直すべき問題だったと思う」
「岡山の田舎はどんどん人が減ってるのに、議員だけ減らせないのはおかしい」
「合区されたら地元の代表がいなくなる。過疎地の声が県議会に届かなくなるのが心配」
「定数削減といっても1人だけ。もっと思い切って減らすべきやろという気持ちはわかる」

主な選挙区の変更 合区・増減の内容


今回の条例改正後の主な選挙区の変化は次のとおりです。

久米郡(定数1)と津山市・苫田郡・勝田郡(定数4)が合区され、新たに定数5の1選挙区に再編されます。

岡山市北区・加賀郡の選挙区は人口増加を反映して現行の定数8から1増の定数9となります。

一方、笠岡市は定数2から1減の定数1となり、備前市・和気郡も同様に定数2から1減の定数1となります。

これらの変更の結果、全体の定数は現行55から54に1削減され、選挙区の数も1減の18となります。

なお、岡山県議会では2015年の県議選でも勝田郡が津山市・苫田郡と合区されており、今回の見直しはその延長上に位置する対応です。

全国的にも人口減少を受けた都道府県議会の定数削減や合区の動きが続いており、地方議会の在り方をめぐる議論が各地で活発化しています。

一票の格差、最大2倍超から1.736倍に改善


一票の格差とは、選挙区ごとに議員1人が代表する住民の人口にどれだけの差があるかを示す指標です。

格差が大きいほど有権者の一票の重さに不平等が生じることになり、民主主義の根幹にかかわる問題として全国の地方議会でも是正が強く求められてきました。

自民党岡山県議団の説明では、今回の見直しにより選挙区ごとの一票の格差が最大2倍を超えていた状態から、最大1.736倍に改善されるとしています。

2倍を超えると憲法上の平等原則に照らして問題があるとして訴訟リスクが高まるとされており、今回の改善は一定の前進といえます。

人口4.2%減の岡山県、地方議会の代表性が問われる


今回の定数見直しの直接の引き金となったのは、岡山県内で加速する人口減少です。

2025年の国勢調査(速報値)によると、岡山県の人口は180万8664人となり、2020年の前回調査から約8万人(4.2%)減少しました。

人口減少幅は前回調査(2020年)の約3万3000人(1.7%減)と比べて大幅に拡大しており、市町村別では2025年10月時点で早島町のみが人口増加を維持し、それ以外の市町村では軒並み人口が減少しています。

人口が増えた岡山市北区・加賀郡で定数を増やす一方、人口減少が著しい笠岡市や備前市・和気郡で定数を削減する今回の見直しは、人口動態に沿った合理的な対応といえます。

しかし農山村部で合区や定数削減が進むことで地域の声が県議会に届きにくくなるという懸念も根強くあり、定数や区割りのあり方をめぐる議論は2027年の県議選に向けて今後も続くと見られます。

まとめ


・2026年7月1日、岡山県議会の定例会最終日に定数54への変更条例が賛成多数で可決
・2025年国勢調査(速報値)の結果を踏まえた定数・選挙区の見直し
・自民党岡山県議団の定数54案が可決、民主・県民クラブと公明党の定数52共同案は否決
・久米郡と津山市・苫田郡・勝田郡が合区→定数5、岡山市北区・加賀郡は定数8→9
・笠岡市(定数2→1)、備前市・和気郡(定数2→1)はそれぞれ1減
・選挙区数も1減の18、定数は55から54に変更
・一票の格差が最大2倍超から1.736倍に改善
・岡山県の人口は180万8664人で、前回比約8万人(4.2%)減と急速な人口減少が進む

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2026-07-02 10:59:09(植村)

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