高橋まゆみ足立区議が「謝罪会見を」と申し入れ——山本太郎149キロ違反で露わになったれいわ身内びいきの体質

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高橋まゆみ足立区議が「謝罪会見を」と申し入れ——山本太郎149キロ違反で露わになったれいわ身内びいきの体質

れいわ新選組(れいわ)の山本太郎代表が2025年10月9日、大分県内の高速道路を時速149キロ(法定速度69キロオーバー)で走行し、罰金9万円の略式命令と免許停止90日の行政処分を受けた問題で、足立区議の高橋まゆみ氏が「謝罪会見をするべき」と党に申し入れたことが注目されています。国会議員の多くが沈黙するなか、地方議員が正論を発信する構図は、執行部による情報隠蔽体質と身内に甘い党運営の深刻な問題を浮き彫りにしています。「車の性能」「うっかりミス」「戦争防止が先」と続いた無理筋擁護とも合わせ、れいわへの国民の信頼は問われています。

「謝罪会見をするべき」——高橋まゆみ足立区議が体を張った異議申し立て


れいわ新選組(れいわ)の山本太郎代表が2025年10月9日にサーフィン帰りに大分県の東九州自動車道を時速149キロで走行し、道路交通法違反(速度超過)で検挙されていた問題が2026年7月3日に公式発表されました。山本氏は2026年4月20日付で罰金9万円の略式命令(刑事処分・前科付き)、2026年5月15日付で運転免許停止90日の行政処分を受けており、党は山本譲司幹事長氏による「厳重注意」処分のみとしました。

この問題で地方議員の立場から正面突破の異議申し立てを行ったのが、足立区議の高橋まゆみ氏です。高橋氏は公式発表当日、自身のXに次のように投稿しました。「ほとんどすべてのことを私たちはメディアを通して知ることになります。何度お願いしても是正されず、現場で直接お叱りを受けるのは、私たち地域の議員たちです。帰宅して党のプレスリリース等をチェックし、党へ『謝罪会見をするべき』と申し入れました。それにしても、『厳重注意』で済む話ではないと思っています」。

この発言が指摘する問題は二点に集約されます。一つは、党執行部が重大な問題をメディアより先に地方議員へ知らせず、地方議員が有権者の叱責を受けるという情報管理体制の根本的な欠陥です。もう一つは、刑事処分を受けた代表に対する党内処分が「幹事長による厳重注意」のみに過ぎないという、身内びいきの処分軽さです。

山本太郎代表は罰金9万円の略式命令により前科がついた状態にあります。それでも党内処分が「厳重注意」のみという軽さは、れいわが批判し続けてきた「身内に甘い政治」そのものではないでしょうか。

「地方議員はメディア経由で知る。これって党として普通じゃないよ。地方の議員だって有権者に顔向けしなきゃいけないのに」
「厳重注意だけ?前科がついてるのに党の処分がそれだけとは。自民党なら即辞任要求してたはずでは」

「車の性能」「うっかり」「戦争防止が先」——所属議員の無理筋擁護が傷口を広げる


高橋氏が正論を発信した一方、党所属議員からは問題をかき消すような擁護発言が相次ぎました。三宅けいこ船橋市議は山本氏が借りたレンタカーの性能に問題があったかのような投稿(後に削除)を行い、陰謀論めいた内容まで展開しました。犬飼このり伊東市議は時速149キロという速度を「ついうっかりミスしてしまうことがあります」と一般的な交通違反と同列に語り、批判者を「鬼の首取ったかの様に、やいのやいの言う人もいますけど、自分はどうなのよ?」とけん制しました。

奥田芙美代参院議員氏は批判しているように見せながら「参議院憲法審査会を開かせぬよう全力を尽くしてからにしたい」「山本太郎が違法行為をしてしまったこの超暴走スピード違反行為は、今あなたの未来を戦争の道に引きづり込みはしない」と投稿し、スピード違反問題を改憲反対・戦争防止の文脈に強引にすり替えました。

「車の性能って…。149キロは乗用車なら普通に出ます。それを言い訳にするのは無理がある」
「戦争防止は大事。でもそれと山本太郎のスピード違反の謝罪は全然別の話じゃないの」

これらの発言に共通するのは、被害者・遺族への想像力の欠如と問題の矮小化です。時速149キロは、法定速度80キロの道路で69キロオーバーという数字です。2026年6月25日に衆院本会議で全会一致で成立した改正自動車運転死傷処罰法では、高速道路での60キロ超過が危険運転致死傷罪(最高刑:拘禁刑20年)の対象となる数値基準が新設されました。山本氏の違反速度はこの新基準を上回っており、事故が起きていれば危険運転致死傷罪が適用され得た速度です。この法改正は、命をかけて声を上げ続けた交通事故遺族たちの長年の訴えによって実現したものです。

池袋暴走事故や首都高6人死傷事故の遺族代理人を務める上谷さくら弁護士は「149キロは、ある日突然出せるスピードではありません」「罰金9万円は軽すぎる。検察は公判請求すべきだった」と明言しています。

大石晃子共同代表の「ダンマリ」とれいわ凋落の本質


問題の根深さを象徴するのは、共同代表の大石晃子氏の対応です。大石氏は党リリースをXでリポストしただけで、自身の言葉による見解を一切発信しませんでした。他の国会議員の多くも同様です。

れいわは自民党(自由民主党、自民)の「政治とカネ」問題を激しく追及してきました。与党の不祥事には舌鋒鋭く批判の声を上げながら、身内の問題には口を閉ざす。この二重基準こそが、衆院選で公示前8議席から1議席に激減し、地方選で6連敗を喫し、地方議員の離党が相次ぐ「れいわ凋落」の本質的な原因ではないでしょうか。

自分たちの不祥事にはダンマリ。与党には猛批判。どっちが国民の信頼を失うか、もう答えは出てますよね

高橋氏が申し入れた「謝罪会見」は実現していません。2026年7月6日時点で、山本氏本人の言葉による謝罪は確認されていません。渋谷区議の堀切稔仁氏が「国民が求めているのは、身内に甘い政治ではありません。誰に対しても同じ基準で責任を問い、同じ基準で説明責任を果たす政治です」と指摘したように、法律を守るよう国民に求める政治家が自身の行動への説明責任を果たさない姿は、有権者の政治不信をさらに深めるだけです。高橋氏の申し入れは、地方議員一人の訴えを超えた、有権者全体からの声といえます。

まとめ


  • 山本太郎代表は2025年10月9日、大分県東九州自動車道を時速149キロ(法定速度69キロオーバー)で走行し道路交通法違反で検挙された
  • 2026年4月20日に罰金9万円の略式命令(前科付き)、2026年5月15日に免許停止90日の行政処分を受けた
  • 高橋まゆみ足立区議氏は公式発表当日に「謝罪会見をするべき」と党に申し入れ、「厳重注意で済む話ではない」と批判した
  • 「ほとんどすべてのことを私たちはメディアを通して知る」と、党の情報管理体制の根本的な欠陥も指摘した
  • 三宅けいこ船橋市議(「車の性能」)・犬飼このり伊東市議(「うっかりミス」)・奥田芙美代参院議員(「戦争防止が先」)が無理筋擁護を展開した
  • 大石晃子共同代表は党リリースのリポストのみで自身の見解を発信しなかった
  • 2026年6月25日成立の改正自動車運転死傷処罰法では高速道路60キロ超過が危険運転致死傷罪の対象となり、山本氏の違反はこれを上回る
  • 上谷さくら弁護士は「罰金9万円は軽すぎる」「検察は公判請求すべきだった」と指摘した
  • れいわは衆院選で8議席から1議席に激減し、地方選6連敗・地方議員離党が続いている

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2026-07-07 10:05:25(櫻井将和)

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