2026-05-13 コメント投稿する ▼
浜岡原発データ不正を奥田ふみよ氏が追及 「電力会社は嘘をつきまくっている」政府に猛批判
2026年5月13日の参議院決算委員会で、れいわ新選組(れいわ)の奥田ふみよ共同代表が、中部電力の浜岡原発(静岡県御前崎市)をめぐるデータ不正問題を取り上げ、政府を激しく追及しました。「電力会社は嘘をつきまくっている」「政府はまるで放置プレイ状態」「国民の命を奪いにかかる政府」などの言葉を次々と繰り出し、傍聴席や配信視聴者に訴えかけました。全原発を対象とした横断的な調査機関の設置を求めたのに対し、山中伸介原子力規制委員会委員長は「横断的調査は必要ない」と回答。石原宏高原子力防災担当大臣も「管轄外」と述べ、縦割り行政の壁が改めて浮き彫りになりました。
「電力会社は嘘をつきまくっている」 奥田議員の激しい言葉の背景
2026年5月13日の参議院決算委員会で、れいわ新選組の奥田ふみよ共同代表が原発問題について政府を激しく追及しました。追及の背景にあるのは、中部電力が浜岡原発の地震対策に関わるデータを不正に操作していた問題です。
2025年2月の内部告発がきっかけとなり、2026年1月に不正の全容が明らかになりました。担当者が「揺れが小さくなる都合の良いデータ」を意図的に選んで原子力規制委員会の審査に提出していたという悪質な行為で、規制委は「安全確保という最大の責任を中部電力自ら放棄した、前代未聞の事案」と厳しく批判し、浜岡原発3・4号機の再稼働審査を中断しました。
奥田議員は「原子力規制委員会も環境省も国民の生存権をないがしろにする憲法違反行為ばかりで、その無責任極まりない行為に怒りと危機感しかありません。なぜなら、日本の電力会社はあまりに原発の事故や不備を隠したり、そもそもの数字を都合のいいように改ざんしたり、嘘をつきまくっているからです。しかもそれを政府は見抜けない、いや、見抜くつもりがないぐらい、まるで放置プレイ状態のような現状です」と強い言葉で口火を切りました。
浜岡原発のデータ不正は審査をかいくぐるための意図的な行為であり、国民が安全審査を信頼できなくなっても無理はない
調査機関の設置を求めるも「横断的調査は不要」 規制委の判断に疑問
奥田議員は全原発のデータ改ざんや不正の有無を確認するための調査機関の設置と、それに伴う人員増強・予算確保を求めました。
山中伸介原子力規制委員会委員長は、中部電力の事案については確認中としつつも、他の事業者に対する横断的な調査は「必要ない」との考えを示しました。これを受けて奥田議員は、石原宏高原子力防災担当大臣にも矛先を向けました。
電力会社のデータ不正が発覚したのに横断的調査は不要という規制委の答えには驚いた。他の原発でも同じことが起きていないと言えるのか
「未然に防がなきゃいけない、それが政府の役割じゃないんでしょうか? 大臣は原子力防災担当大臣でいらっしゃいます。二度と未曾有の原発事故を繰り返さないために、今のうちから徹底して、未然に手を打たなければいけないんじゃないでしょうか?」と迫る奥田議員に対し、石原大臣は「原子力規制委員会が独立した立場で判断する事項であり、自身が内容に立ち入ることは適切ではない」と述べるにとどまりました。
「どこまでも管轄外」 縦割りの壁と国民への責任転嫁を痛烈批判
規制委も大臣もそれぞれ「管轄外」と繰り返す政府の姿勢に、奥田議員はこう訴えました。「どこまでも管轄外、全ての国民の人命に関わるのに、それぞれの部署で責任を押し付け合って、結局誰も責任を取らない。そのしわ寄せ、命の危険にさらされるのはいつも国民です」と批判しました。
原子力防災担当大臣が管轄外というのはどういうことか。縦割りで国民の命が後回しにされる構造がよくわかる
さらに傍聴席や配信視聴者に語りかけるように「政府による危険極まりない、国民の生存権を守るどころか、国民の命を奪いにかかる政府の運営のもと、この国で懸命に生きる主権者の皆さんにぜひ知っていただきたいことがある」と述べ、その後のテロ対策に関する質疑へと移りました。
原発監視体制の実効性が問われる 内部告発頼みの構造的限界
今回の中部電力浜岡原発の問題は、内部告発がなければ表に出なかった可能性が高く、原発の安全監視体制の実効性に対する重大な問いを投げかけています。
規制委と担当大臣がそれぞれ「管轄外」を主張する構造では、電力会社が不正を行った際にそれを早期に発見し是正する仕組みが機能しないおそれがあります。内部告発に頼るしかない監視の限界が浮き彫りになった今、全原発を対象にした実効的な監視の仕組みをいかに構築するかが急務となっています。
「データ不正をやっても横断調査も不要というなら、他の原発でも同じことが起きているかもしれない。そう思う国民は多いはずだ」
「言葉は強烈だが浜岡の不正を踏まえれば怒りは当然。問題は誰が責任を取るのかという点に尽きる」
まとめ
- 2026年5月13日、参院決算委員会でれいわ新選組の奥田ふみよ共同代表が中部電力浜岡原発のデータ不正問題をめぐり政府を追及。
- 「電力会社は嘘をつきまくっている」「政府はまるで放置プレイ状態」「国民の命を奪いにかかる政府」などの言葉を使い強く批判。
- 浜岡原発の不正は「揺れが小さくなる都合の良いデータ」を意図的に選んで規制委に提出していた悪質な行為。内部告発で2026年1月に発覚し、再稼働審査は中断。
- 全原発横断的な調査機関設置を求めた奥田議員に対し、山中伸介規制委員長は「必要ない」と回答。
- 石原宏高原子力防災担当大臣も「規制委が判断する事項で自身が立ち入ることは適切でない」と管轄外を主張。
- 規制委・大臣ともに「管轄外」と繰り返す縦割り構造が国民の命に関わる問題で機能しないリスクが浮き彫りに。