2026-02-02 コメント投稿する ▼
高市早苗首相が愛知で積極財政の理念語る予算改革に2年
日本の予算の組み方、そしてその予算編成の中で重視する内容、成長投資、危機管理投資、がらっと変えましたと強調し、予算編成方針の大転換を図ったことを説明しました。 高市首相は、予算編成方針の転換に2年間かけると明言しました。 高市首相は演説の中で「希望」という言葉に特別な思いを込めました。 高市首相は演説の中で重要な事実を明らかにしました。
責任ある積極財政の実現へ
自民党総裁の高市早苗首相58歳が2月上旬、愛知県第4区で工藤彰三氏の応援演説に立ちました。高市首相は寒空の中、集まった聴衆に対して自身が進める「責任ある積極財政」の理念を熱く語りました。
高市首相は解散の理由について「がらっと変えたからです。政策を」と明言しました。日本の予算の組み方、そしてその予算編成の中で重視する内容、成長投資、危機管理投資、がらっと変えましたと強調し、予算編成方針の大転換を図ったことを説明しました。
高市首相が特に問題視したのは、これまでの予算編成のあり方です。「今までいろんな予算を補正に積んどけばいいやと。当初予算を小さく見せるためにです」と指摘し、本来当初予算に積むべき予算を補正予算に回す従来の手法を批判しました。
この手法では、地方自治体や政府の補助事業を使う事業者にとって予見可能性がなくなると高市首相は説明します。「今年は補正予算についているけど、来年は補正予算あるかどうか分かんない。こんなことやってちゃあかんやろうと」という言葉には、現場を重視する姿勢が表れています。
2年かけた予算改革
高市首相は、予算編成方針の転換に2年間かけると明言しました。令和8年度の予算から変わっていくと述べ、必要な予算は当初で措置をする。この方針に切り替えますと力強く語りました。
具体例として、農業予算、学校施設整備費、外国人政策予算などを挙げました。「学校施設整備費。これだって必要だから。体育館の中でエアコンが無い、で災害が起きて、そこが避難場所になる。寒いとか暑いとか、こういう施設を整備する予算」と説明し、本予算でちゃんとつけるべきだと主張しました。
従来はこれらの予算の多くが補正予算頼みでしたが、高市首相は「つくかつかないか分からない補正を当てにしている」状況を改めると約束しました。予見可能性を持たせることが、いろんな人たちの役に立つからだと理由を述べました。
そして「責任ある積極財政という言葉が初めて自民党の公約集に載りました。ずっと私は訴え続けてきた」と感慨深げに語りました。反対する人たちがいっぱいいたが、今は自民党は一丸となっていると述べ、党内の合意形成に成功したことを強調しました。
SNS上では、高市首相の演説内容に対してさまざまな反応が見られます。
「予算の予見可能性を重視するのは正しい。補正頼みは確かに問題だった」
「責任ある積極財政って言葉はいいけど、財政規律は本当に大丈夫なのか心配」
「プライマリーバランスが28年ぶりに黒字化したって言ってるから、無駄遣いではないのかも」
「地方自治体からすれば、当初予算に入れてもらえるのはありがたい話だと思う」
「結局バラマキになるんじゃないかって不安もある。本当に成長につながるのか」
愛知の宝を戦略分野に
高市首相は演説の中で、愛知県第4区の産業の強みを具体的に挙げました。日本ガイシが製造する光量子コンピューターの部品に触れ、「室温で使える。そうすると電力の節約になりますよね。省エネしながら省スペースで、冷却装置どんと置いてるのではなくて、省スペースですごいことがどんどんできる」と説明しました。
また、三菱重工の大江工場についても言及しました。「航空機の主翼部分を炭素繊維などの複合材で作れるのは、ここにある大江工場だけです。世界中で。すごいですよね」と地元の技術力を称賛しました。
高市首相は成長投資の中で戦略17分野をすでに決めたと述べ、全国各地に戦略的にクラスターを作っていくと説明しました。「日本どこに住んでいてもちゃんと働く場所があって、その地域が栄えていく。そういう姿を作ろうということで、戦略分野を決めました」という言葉には、地方創生への強い意欲が感じられます。
愛知県には大きな可能性があり、工藤彰三氏の選挙区にその大きな宝もあると強調しました。地域の産業を国の成長戦略に組み込む姿勢を明確に示しました。
希望という言葉へのこだわり
高市首相は演説の中で「希望」という言葉に特別な思いを込めました。「夢って言葉よりも、私は希望って言葉が好きです。将来に希望が持てなければ、なかなか私たちは動けません」と語り、経済成長を作るのは人です。でも人を動かすのは希望なんですねと説明しました。
この言葉は、高市首相の政治哲学を端的に表しています。経済政策の根底にあるのは、人々に希望を与えることだという信念が伝わってきます。
国際競争の激しさにも触れました。イギリスが今後10年間で140兆円を重要産業分野に投資すること、アメリカも同額規模の投資減税を10年間実施することを挙げ、「各国今もう産業政策の競争時代に入っています」と指摘しました。
その上で、基金の3年ルールについても疑問を呈しました。「3年間であまり利用がなかったらあんまり実績が上がらなかったらそこで打ち切る。これにやたらこだわる人たちがいるけど、それじゃ予見可能性がないじゃないですか」と述べ、基金も長期化すると宣言しました。
潜在成長率の向上を目指して
高市首相は日本の潜在成長率の低さを問題視しました。「もうこれG7の国や韓国、日本と比べたら日本、本当に低いです」と述べ、実力としての成長する力が弱いことを指摘しました。
潜在成長率の構成要素を分析し、技術革新力と働き手の効率性は良い数字が出ているが、国内投資が弱いことが問題だと説明しました。「どうせ日本は少子化やし、デフレやし。だから今投資しても仕方ない」という消極的な姿勢が、潜在成長率を押し下げていると批判しました。
「やっぱり日本人は一生懸命こつこつ研究して、世界最先端の技術要素を生み出す力を持ってる。私たちの誇りですよ」という言葉には、日本人の能力への深い信頼が込められています。
その上で、成長投資と危機管理投資を進めると宣言しました。危機管理投資の分野として、食料安全保障、エネルギー資源安全保障、健康医療安全保障、国土強靱化、サイバーセキュリティーを挙げました。
プライマリーバランス黒字化の意味
高市首相は演説の中で重要な事実を明らかにしました。「だってプライマリーバランス28年ぶりに黒字化したんですよ」という発言です。これは、国債の元利払いを除く歳出と税収などの歳入の収支が均衡したことを意味します。
28年ぶりの黒字化は、財政規律を保ちながら積極財政を進める根拠となります。「ちゃんともう無駄なところはちゃんと整理して、必要なところにきっちり投資をする」という言葉には、無駄遣いをするのではなく、メリハリをつけた予算編成を行う姿勢が表れています。
高市首相は「とにかく挑戦しない国に未来はありません。そしてもう守るだけ、縮こまって守るだけの政治では希望なんて生まれません」と訴えました。積極的に投資し、挑戦する姿勢こそが日本の未来を切り開くという信念が感じられます。
次世代への責任
演説の終盤、高市首相は次世代への責任について語りました。「私は今回初めて投票権を持ってくださる18歳の人たちも、今日生まれた赤ちゃんも一緒ですけど、22世紀まで生きられる可能性が高い人たちなんですよ」と述べ、長期的な視点の重要性を強調しました。
「そういう22世紀を残しましょうよ」という言葉には、未来への強い責任感が込められています。自分たちの世代だけでなく、次の世代、そのまた次の世代のことを考えた政治を行うという決意が感じられます。
演説中には体調を崩された方がいるというハプニングもありましたが、高市首相は演説を中断し、「無理なさらないでください。寒い中ですから」と気遣いを見せました。こうした細やかな配慮も、政治家としての人間性を表しています。
高市首相は「自由と民主主義の国として多くの国から慕われる、そういう存在であり続けられるように、そういう未来を次の世代に送りましょうよ」と訴え、日本が国際社会で果たすべき役割についても言及しました。
寒空の中、長時間立ったまま聞いていた聴衆に対し、高市首相は「帰りに工藤彰三、比例代表は自民党って書いて帰ってくれはったらもう本当に嬉しゅうございます」と呼びかけ、演説を締めくくりました。
責任ある積極財政を掲げる高市首相の挑戦は、2月8日の投開票日に向けて、有権者の審判を待っています。