2026-07-09 コメント投稿する ▼
山本太郎代表が辞任・政界引退 れいわ新選組は党名変更へ 速度違反と病状悪化が引き金
れいわ新選組の山本太郎代表が2026年7月9日、都内で記者会見を開き、代表辞任と政界引退を正式に表明しました。辞任の理由は2025年10月に発覚した大幅な速度超過による道路交通法違反と、回復が思わしくない体調問題の二つです。血液がんの前段階状態であることを明かし2026年1月に参院議員を辞職していた山本氏は、今回の会見で国会議員に「もうならない」と断言しました。代表選は2026年7月17日告示・31日投開票で実施され、新代表選出後に党名が変更されます。れいわの創設者が去り、党は事実上の再出発を迫られることになります。
速度違反と病状悪化が重なった引き金
山本氏は2025年10月9日、大分市内を走る東九州自動車道でレンタカーを運転中、法定速度80キロの区間を149キロで走行し、道路交通法違反として検挙されました。処分内容は罰金9万円の略式命令と90日間の運転免許停止で、同党は2026年7月3日にこれを公表しています。
会見で山本氏は「生き急いでいるといえば山本太郎ですが、法令違反までして生き急いではならないと反省しています。大変申し訳ありませんでした」と頭を下げ、代表辞任を宣言しました。
速度違反はあくまで引き金の一つであり、山本氏はもう一つの大きな理由として体調問題を挙げました。山本氏は2026年1月21日、血液のがんの一種である多発性骨髄腫(こつずいしゅ)の前段階にあたる状態であることを明かし、参院議員を辞職していました。多発性骨髄腫は、骨髄の中で抗体をつくる細胞ががん化する病気で、進行すると骨折しやすくなるほか、貧血や腎機能の低下などを引き起こします。
速度違反だけじゃなく、体調のことを考えると辞任は正直仕方ないと思う
会見で山本氏は「この半年間にいくつかの検査を受けて、数値が思わしくない状態です」と病状の悪化を率直に認め、「まずは100パーセントの健康を取り戻すことが、私がやるべき優先順位の第1位だ」と述べました。
「次の選挙までには戻る」プレッシャーが逆効果に
山本氏は2026年1月の議員辞職の際、代表職は継続する方針を示し、「パワーアップして帰ってくる」と意欲を見せていました。衆院選や参院選までに復帰するという目標を自らに課し続けていましたが、それが却って心身の回復を妨げていたと今回の会見で明かしました。
「次の衆議院選挙までには戻る、次の参議院選挙までに戻るんだというプレッシャーが、自分自身を苦しめていました。期待してくれる人たちに期待を持たせ続けることも誠実ではない、そう思うようになりました」と山本氏は語りました。
永田町に帰ると言い続けた人が引退か。ファンだったから悲しいけど、体を大事にしてほしい
こうした事情から、山本氏は政界への完全引退を決断しました。「国会議員にはもうならない」と明言し、党の先行きへの影響を最小化するため、自身の名を残さない形での体制刷新を訴えました。
法律を守るのは政治家として当然。違反が続いていたならもっと早く公表すべきだったのでは
執行部解散・党名変更で事実上の再出発
山本氏の辞任に伴い、共同代表を務めていた大石晃子氏と奥田芙美代参院議員もそれぞれ辞任を発表しました。大石氏は2026年2月の衆院選で落選していましたが、共同代表に留任していた経緯があります。元議員の幹部である大石氏や櫛渕万里氏らは離党する方針で、奥田氏や山本譲司幹事長ら現職議員が党に残り体制を支える見通しです。
代表選は2026年7月17日告示・31日投開票で実施されます。新たな代表が選ばれてから30日以内に党名を変更するとしており、れいわ新選組は事実上の新党として再出発することになります。
山本氏は「れいわと言えば山本太郎と思われている。山本太郎という過去の遺物が横たわるということはあってはならないと思うんです」と語り、自分の存在が党の再生を妨げかねないという判断から、党名変更も決断したことを説明しました。
れいわって山本太郎なしでやっていけるの?支持者が離れないか心配だ
2019年4月に山本氏が自ら立ち上げたれいわ新選組は、消費税廃止や奨学金帳消しなど大胆な経済政策で注目を集め、参院選で議席を獲得しました。その後も反緊縮の旗手として独自の地位を築いてきましたが、党の顔であった山本氏の退場により、今後の党勢維持は新代表の力量に大きくかかってくることになります。
減税や消費税廃止の訴えは続けてほしい。政治家が変わっても主張まで変えないでほしい
代表選の候補者擁立や新党名については、2026年7月17日以降に詳細が明らかになる見通しです。
まとめ
- 山本太郎氏が2026年7月9日、れいわ新選組代表の辞任と政界引退を正式表明
- 辞任理由は2025年10月の東九州自動車道での法定速度69キロ超過(149キロ走行)と体調悪化の二つ
- 処分は罰金9万円・運転免許停止90日。党の公表は2026年7月3日
- 2026年1月には多発性骨髄腫の前段階状態を理由に参院議員を辞職済み
- 「次の選挙までに復帰」という自己プレッシャーが病状回復を妨げていたと告白
- 大石晃子共同代表・奥田芙美代共同代表も辞任を発表。元議員幹部は離党へ
- 代表選は2026年7月17日告示・31日投開票。新代表選出後30日以内に党名変更予定