2025-01-27
自民党旧安倍派裏金問題、山下芳生議員が厳しく追及
自民党の旧安倍派(清和政策研究会)における政治資金の不正流用が明らかとなり、参議院の政治倫理審査会(政倫審)で関係議員の弁明が行われました。
■勉強会の実態と山下芳生議員の追及
旧安倍派の北村経夫、佐藤啓、酒井庸行各議員は、派閥パーティー券の販売ノルマ超過分として還流された資金を自身が主催する勉強会の会費収入として政治資金収支報告書に計上していました。
しかし、日本共産党の山下芳生議員が勉強会の実態について追及したところ、当該パーティー券購入者の勉強会参加の実態はなかったことが明らかとなりました。
山下氏は、「参加してもいない勉強会に参加したことになっているのは政治活動を国民の不断の監視と批判の下におくとする政治資金規正法の趣旨から逸脱している」と厳しく批判しました。
■不記載問題と山下氏の指摘
また、佐藤氏と酒井氏は、派閥事務局からの指示により不記載が行われたと説明しました。
佐藤氏は、還付金の収入を計上できないため、記載しても問題のない支出についても不記載にしていたと弁明しました。
しかし、山下氏は、不記載だった支出には、銀座のワイン専門店への16万1040円などが含まれており、「表に出したくない支出が還付金から支出されていたと考えるのが自然だ」と指摘しました。
■山下氏の批判と政治資金規正法の趣旨
山下氏は、国民が長引く物価高騰で困難な生活を強いられている中、自民党議員が裏金をつくり、高級ワインなどを返礼品として購入していたことについて、「庶民の感覚とあまりにも違いすぎる」と批判しました。
さらに、「そういう人たちが政治を担っていていいのかという怒りが先の総選挙で(自民党に)審判を下した根本にある」と断じました。
■参院政倫審の公開性と説明責任
旧安倍派の議員の多くは、政倫審の審査を非公開で行うよう求めています。
立憲民主党の野田佳彦代表は、「非公開では説明責任を果たしたことにならない。やはりみんなにわかるように説明することが説明責任を果たすことだ」と述べ、公開での審査を求めています。
自民党旧安倍派の裏金問題は、政治資金規正法の趣旨に反する行為として、山下芳生議員をはじめとする野党から厳しく追及されています。
2025-01-28 10:17:48(キッシー)
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