高松市、観光大使に活動自粛を要請　玉木氏との不倫報道を受け

高松市は、国民民主党の玉木雄一郎代表（衆院香川2区選出）と不倫関係にあったと報じられた市観光大使の女性に対し、観光大使としての活動を当面自粛するよう要請しました。この要請は1月14日付で行われ、16日の定例会見で大西秀人市長が明らかにしました。

要請の背景と理由

大西市長は、玉木氏と女性の関係が観光大使のイメージダウンにつながったと述べ、活動自粛の理由を説明しました。観光大使は不適切な行為があった場合、市側から解職することも可能ですが、今回は観光大使の業務と直接関係がないため、自粛を求める判断となったとしています。

玉木氏の対応と党の処分

玉木氏を巡っては、昨年11月にネットメディア「Smart FLASH」が女性との不倫関係を報道し、その後、玉木氏本人も「おおむね事実」と認めています。党は昨年12月に玉木氏に対し、3カ月間の役職停止処分を下しました。

市の対応とプライバシーへの配慮

市は不倫の発覚後、事実関係や女性の意向を確認した上で対応を決める方針を示していました。大西市長は、女性とのやりとりについてプライバシーに関わるため、詳細な回答を控えると述べています。

この一連の出来事は、高松市の観光大使制度や政治家の倫理に対する市民の関心を高める結果となっています。市民からは、観光大使の選定基準や政治家の私生活に対する期待と懸念が寄せられています。