福岡県議会正副議長人事、吉松源昭県議が現金要求の実態証言

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福岡県議会正副議長人事、吉松源昭県議が現金要求の実態証言

福岡県議会で議長を務めた吉松源昭県議(6期)が、自民党県議団の幹部から正副議長就任前に現金の支払いを繰り返し要求されていたことを証言しました。会派内で「汗をかく」という隠語が使われ、就任前の約1年半で江藤秀之県議とあわせて計約2750万円を要求されたといいます。一方、名前を挙げられた幹部側はいずれも受領を否定しており、福岡県議会の正副議長人事をめぐる資金負担の慣習が浮き彫りになっています。

福岡県議会で議長を務めた吉松源昭県議(6期)が、自民党県議団の幹部から正副議長就任前に現金の支払いを繰り返し要求されていたことを明らかにしました。

要求された金額は複数回にわたり、合計で約2000万円に上ったといいます。

吉松源昭県議が証言、「汗をかく」隠語で現金要求


吉松県議によりますと、最初に現金を求められたのは2018年12月のことです。

当時の自民党県議団会長だった原口剣生氏から議会棟の個室に呼ばれ、議会運営のために「汗をかく気はあるか」と尋ねられたといいます。

吉松県議は、この「汗をかく」という言葉が自民党県議団内では金銭の負担を意味する隠語だったと説明しています。

その場で他会派との懇親ゴルフの費用として550万円の負担を求められ、数日後に議会棟の中で現金を紙袋に入れて手渡したと証言しました。

吉松源昭県議は当時の心境について、出世コースから外されたり自民党から外されたりする不安があり、要求に応じたと振り返っています。

複数回にわたる金銭要求、幹部側は受領を否定


吉松県議によると、2019年10月には当時の県議団幹事長だった中尾正幸氏から、同じく懇親ゴルフの名目で1千万円を求められました。

翌日には中尾氏も同席し、当時の県議団会長だった松本国寛氏に現金を渡したといいます。

さらに2020年4月には大分県内での宿泊を伴うゴルフの費用として400万円を求められ、副議長に就任した江藤秀之県議と折半して支払ったと証言しています。

吉松県議は、江藤県議とあわせて就任前の約1年半で合計およそ2750万円を要求され、いずれも現金で渡したと振り返っています。

一方、名前を挙げられた原口氏は金銭を受け取った記憶はないと述べ、中尾氏や松本氏も同席した記憶がないなどとして関与を否定しています。

現議長の蔵内勇夫氏も、吉松県議の話は初めて聞いたとして受領を否定しつつ、正副議長人事をめぐる金銭のやり取り自体は過去に存在したことをうかがわせる発言をしています。

録音データも存在、議長ポストと資金負担の構図


吉松県議は、幹部とのやり取りの一部を自ら録音して残していたことも明らかにしています。

録音には、他会派を含めた懇親の場を指す言葉とともに、まとまった金額を求めるような発言が残されているといいます。

吉松県議は、議長や副議長という言葉を直接示されたことはなかったものの、時期から見て正副議長のポストにつながる支払いだと理解していたと説明しました。

福岡県議会では議長を1年ごとに交代させる慣例が続いており、最大会派である自民党から選出される議長の人事に、就任前の金銭負担が絡んでいた可能性が浮かびました。

福岡県議会はこのところ、議員の海外視察にかかる費用の高さについても批判を受けており、県政に対する県民の視線は一段と厳しくなっています。

政治とカネへの県民の反応


吉松県議の証言を受け、インターネット上ではさまざまな声が上がっています。

「現金を紙袋で渡すなんて今の時代に信じられない」
「録音していた吉松県議の勇気は評価したい」
「幹部側が全員否定しているのも不自然に感じる」
「議会のポストにお金が絡む慣習自体をやめてほしい」
「税金を使う立場の議員がこんなことをしていたのか」

こうした声からは、地方議会における人事と資金のあり方に対する強い疑問がうかがえます。

そもそも企業や団体、あるいは会派内部からの不透明な資金の流れが政治の意思決定に影響を与える構造が残っていれば、住民のための議会ではなく一部の幹部のための議会になってしまう懸念があります。

福岡県議会は今後、県議団としての事実確認や説明責任を果たすことが求められる状況です。

吉松県議の証言をきっかけに、正副議長人事のあり方そのものが問われる可能性があります。

吉松県議は現在、自民党を離れて無所属の議員として活動しており、証言に踏み切った理由については地方議会の慣習を明るみにする必要があると考えたためだと説明しています。

今後は県議会内での事実確認の動きや、幹部側からの具体的な説明があるかどうかが注目されます。

まとめ


・吉松源昭県議(6期)が正副議長就任前、自民党県議団幹部から複数回にわたり現金支払いを要求されたと証言
・会派内で「汗をかく」が金銭負担を意味する隠語だったと説明
・就任前の約1年半で江藤秀之県議とあわせて計約2750万円を要求されたと証言
・名前を挙げられた幹部側(原口剣生氏、中尾正幸氏、松本国寛氏、蔵内勇夫氏)はいずれも受領を否定
・吉松県議は幹部とのやり取りの一部を録音していたことも明らかに
・吉松県議は現在無所属で活動、証言の理由は慣習を明るみにするためと説明

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2026-07-06 11:50:48(植村)

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