2026-09-07 コメント投稿する ▼
櫻井氏警鐘「へりくだり外交」脱却へ 高市首相の対中露外交軌道修正の必要性
コラムニストの櫻井よしこ氏は、現在の日本外交が、中国やロシアといった国々に対して、相手を刺激しないことを重視する「へりくだり外交」に陥っていると厳しく指摘しています。 高市早苗首相に対しては、財務官僚を動かしたように、外務官僚にも国際情勢の現実を直視させ、政治主導で日本外交の新たな方向性を打ち出すことを強く求めています。
日本外交の現状と課題
中国とロシアは、国際社会において力による現状変更や威嚇を辞さない国々として知られています。このような現実に対し、日本の外務省が長年続けてきた「相手の顔色をうかがい、刺激しないように配慮する」という姿勢の外交は、もはや通用しないと櫻井氏は断じています。この「へりくだり外交」とも呼べるアプローチは、日本の国益を損ない、国際社会における日本の立場を弱めることにつながりかねないと警鐘を鳴らしているのです。
高市首相への期待と外務官僚への注文
櫻井氏は、高市首相が国内の消費税減税問題において、首相の持つ絶対的人事権を駆使して財務官僚を動かし、その意向を反映させた実績を例に挙げます。この経験を踏まえ、高市首相は国際情勢の現実を外務官僚に直視させ、日本の外交方針を根本から見直すよう、強く働きかけるべきだと主張します。
外交の基本方針の修正や転換といった重要な決断は、官僚ではなく、国民から負託を受けた政治家こそが行うべき責任であると、櫻井氏は強調しています。
中国からの激しい批判の背景
中国による日本への批判は、高市首相が国会で「存立危機事態」について発言したことを機に、一層激しさを増しています。2026年9月2日には、中国外務省が国連憲章の旧敵国条項にまで言及しました。これは第二次世界大戦の敗戦国に対する規定であり、日本に対する強い牽制と見ることができます。
中国外務省は、「日本の執政当局は自らの歴史的罪責について議論を避け、A級戦犯を崇拝し、侵略の犯罪行為を歪曲、美化、再軍事化を加速させている」と非難しました。さらに、「日本の新型軍国主義がアジア太平洋の平和と安定に脅威をもたらしている」とまで主張しており、対日関係を極めて対立的に捉えている姿勢を鮮明にしています。
外交方針転換の必要性
国際社会は現在、力による現状変更を試みる勢力と、ルールに基づく秩序を守ろうとする勢力との間で緊張が高まっています。このような時代において、日本がいつまでも「へりくだり外交」を続けていては、自国の国益を守ることはできません。櫻井氏は、日本が「美しく、かつ勁い国」となるためには、政治家が覚悟を持って外交方針を修正し、毅然とした態度で国益を主張していくことが不可欠であると結んでいます。
まとめ
- 櫻井よしこ氏は「へりくだり外交」の問題点を指摘。
- 高市早苗首相に外務官僚への働きかけを求める。
- 中国の批判が激化している背景を解説。
- 日本の外交方針の転換が必要であると強調。