2026-07-21 コメント投稿する ▼
英新首相バーナム氏と横山市長のたこ焼き交流
昨年締結された姉妹都市提携の背景には、バーナム氏の熱意があったと横山市長は語り、地方出身の首相が英国をどう変えていくのか、大きな期待が寄せられています。 36年ぶりの姉妹都市提携という大きな成果は、バーナム氏の「大阪、日本との縁を大切にしたい」という強い熱意なくしては実現しなかったと、横山市長は強調しました。
意外な接点が生んだ交流
昨年9月、英国の新首相となったバーナム氏(56)は、当時グレーター・マンチェスター合同行政機構(GMCA)の代表(市長に相当)を務めていました。この時期、大阪市はGMCAとの間で姉妹都市提携を締結しました。これは大阪市にとって36年ぶりの快挙であり、その実現にはバーナム氏の強いリーダーシップが不可欠だったと、横山市長(45)は振り返ります。
横山市長とバーナム氏が出会ったのは、この提携交渉の過程でした。親交を深める中で、二人は共にたこ焼きを作るなど、和やかな時間を過ごしたといいます。横山市長は、バーナム氏の人柄について、「(先頭に立って組織を牽引する)リーダーシップというより、キャプテンシップ(統率力)だと感じました。みんなと同じ目線で方向性を示し、皆で進もうとする姿勢が印象的でした」と語ります。柔和な物腰ながらも、一度決めたことに対しては断固たる意志で進む力強さも併せ持っているとのことです。
「キャプテンシップ」がもたらす成果
バーナム氏の「キャプテンシップ」は、特に姉妹都市提携という、長年の懸案事項であったプロジェクトを前進させた点で際立っていたと横山市長は評価します。36年ぶりの姉妹都市提携という大きな成果は、バーナム氏の「大阪、日本との縁を大切にしたい」という強い熱意なくしては実現しなかったと、横山市長は強調しました。
英国では、長らくロンドンへの経済・文化の一極集中が課題とされてきました。GMCAは、中部マンチェスター市などを中心とした広域行政体であり、交通網や地域経済の発展といった、地方の活性化に不可欠な政策を担っています。GMCAを率いたバーナム氏は、地域経済の底上げに尽力した実績を持つ人物です。この経歴は、大阪市が目指す「副首都」構想、すなわち首都圏への一極集中を是正し、地方都市の機能を高めようとする取り組みとも理念を共有する部分があると言えるでしょう。
地方創生に寄せる期待
横山市長は、バーナム氏が地方に根差した政治家でありながら、英国という中央集権的な国家のトップに立ったことに大きな関心を寄せています。「地方に拠点を置いていた政治家が、一極集中の国家で、これからどのような国づくりを進めていくのか。大いに期待しています」と、横山市長は新首相の今後の手腕に注目しています。
バーナム氏が、マンチェスターでの経験で培った地方の視点や、地域課題を解決してきた実践力を、英国全体の統治にどう活かしていくのか。その手腕は、日本が抱える地方創生の課題にとっても、示唆に富むものとなるかもしれません。
未来への展望
大阪市とマンチェスターの姉妹都市提携は、単なる国際交流の枠を超え、両地域が抱える課題解決に向けた協力関係の礎となる可能性を秘めています。特に、経済活性化やインフラ整備といった分野での連携は、双方にとって大きなメリットをもたらすでしょう。バーナム新首相が、国内の地域格差是正や、英国経済全体のバランスある発展に向けてどのような舵取りを行うのか、その動向は国際社会からも注目されています。
まとめ
- 英国の新首相バーナム氏と大阪市の横山市長が、たこ焼きパーティーで親交を深めていた。
- バーナム氏は、当時GMCA代表として大阪市との姉妹都市提携を推進し、横山市長は彼の「キャプテンシップ」に感銘を受けた。
- GMCAは英国第2の経済圏であり、バーナム氏は地域経済活性化の実績を持つ。
- 地方出身の首相が、ロンドン一極集中の英国でどのような国づくりを進めるかに横山市長は期待を寄せている。
- 姉妹都市提携は、両地域の発展や日英関係強化への貢献が期待される。