2026-09-20 コメント投稿する ▼
公約やいま丸が4カ月で運休 石垣ー台湾基隆フェリー 貨物未確保・燃料費高騰で
石垣市と石垣市が出資する第三セクター「商船やいま」(大濵達也社長)は2026年9月18日、石垣港と台湾・基隆港を結ぶ国際定期フェリー「やいま丸」の運航を2026年10月1日から一時停止すると発表しました。2026年5月28日の就航から約4カ月での突然の運休で、18年ぶりとして期待された日台定期航路は早くも休止に追い込まれました。停止理由は①貨物取り扱いが本格化していない②燃料費高騰で経費が当初想定を上回っている③旅客需要の閑散期が到来する、の3点です。石垣市は同社の金融借り入れに対して利息見込み額を含む5億4716万円の債務保証を行っており、財政面での影響が懸念されています。再開時期は未定です。
18年ぶりの復活から4カ月 やいま丸が10月1日から運休へ
石垣市と第三セクター「商船やいま」(大濵達也社長)は2026年9月18日、石垣港と台湾・基隆港を結ぶ国際定期フェリー「やいま丸」の運航を、2026年10月1日から一時停止すると発表しました。
2026年5月28日の就航からわずか約4カ月での運休発表です。就航式典で石垣市の中山義隆市長は「単なる交通インフラではなく、観光や物流などで日台をつなぐ懸け橋だ」と期待を込めて語っていました。2008年以来18年ぶりに復活した定期航路は、財務面の厳しさから休止を余儀なくされました。台湾側の総代理は「運航停止は一時的なもので航路の廃止ではない」と強調しましたが、再開時期は示されていません。
「18年ぶりに復活した台湾航路がわずか4カ月で止まるとは、地元としてとても残念です」
「貨物輸送のメドが立たないまま就航させたんですか。最初から無理があったのでは、と感じます」
停止の3つの理由 貨物未収益・燃料費高騰・閑散期の到来
商船やいまが挙げた一時停止の理由は3点あります。一つ目は2026年9月現在でも貨物取り扱いが本格化していないことです。貨物輸送は収益の柱と位置づけられてきましたが、年内は実証実験にとどまる見通しで、安定的な収入源として機能していません。二つ目は燃料費高騰を筆頭とする運航経費が当初の想定を上回っていることです。三つ目は旅客需要が秋から冬にかけての閑散期に入ることです。
「やいま丸」(21535トン、旅客定員545人)は台湾の海運会社が運航を受託し、石垣〜基隆間の約270kmを約8時間で結んでいました。当初は週1往復で就航し、2026年7月から週2往復に増便しました。しかし就航から7月末までの累計乗客数は1862人(5月200人・6月590人・7月1072人)にとどまり、台風による欠航なども旅客数の伸び悩みに影響したとみられます。
石垣市の債務保証が5億円超もあると知って驚きました。市民の税金がどうなるか心配です
市の債務保証5億4716万円超が宙に 第三セクターの財務的危機
今回の運休が深刻な問題をはらんでいるのは、石垣市が多額の財政的責任を負っているからです。商船やいまは石垣市が1000万円を出資し、石垣・竹富・与那国の3商工会も出資する第三セクターです。石垣市は同社が金融機関から借り入れる5億円弱について、利息見込み額を含む5億4716万円もの債務保証を行っています。
航路が運休し貨物・旅客両面で収入の見通しが立たない状況では、この債務の返済がどのように確保されるかが緊急の課題となります。公共主導で国際航路を整備する際には、就航前に収支計画を精緻に策定し、万一の際の対応を明示しておくことが不可欠です。今回の事態は、行政が民間事業のリスクを引き受ける構造の問題点を改めて浮き彫りにしています。市民への説明責任が問われます。
燃料費高騰はどこも同じ条件です。もっと事前に収支計画を精緻にすべきだったのではないでしょうか
日台の懸け橋として重要な航路 早期再開への課題と展望
石垣島と台湾・基隆を結ぶ定期フェリーは、2008年以来18年ぶりに復活した歴史ある航路です。八重山諸島と台湾は地理的に近く、文化的・経済的な交流の歴史を共有しています。南西諸島の防衛体制が強化されるなか、日台の経済的・人的交流を促進する航路としての戦略的な意義は決して小さくありません。
今回の運休が示すのは「持続可能な収益モデルの構築なくして航路の維持はできない」という現実です。「貨物の取り扱いが決定するまでの間」という条件設定からも、貨物輸送の枠組みが固まらない限り運航再開の見通しは立ちにくい状況です。運休期間中に関係機関・事業者との調整を進め、財務面の裏付けを持った再開計画を策定することが急務となっています。
やいまラインはまた乗りたい路線でした。持続可能な仕組みをしっかり整えて、早期の運航再開を願っています
まとめ
・石垣市と商船やいま(第三セクター、大濵達也社長)が2026年9月18日、「やいま丸」の運航を2026年10月1日から一時停止すると発表。再開時期は未定。
・2026年5月28日就航の同航路は、2008年以来18年ぶりの日台定期フェリー復活として注目されていた。就航から約4カ月での運休。
・停止理由は①貨物取り扱いの未本格化②燃料費高騰で経費が当初想定を上回る③旅客閑散期の到来、の3点。
・就航から7月末までの累計乗客は1862人。貨物収入は実証実験段階にとどまっていた。
・石垣市は同社の借入に対し、利息込みで5億4716万円の債務保証を行っており、市民財政への影響が懸念される。
・台湾側は「一時停止であり廃止ではない」と強調。貨物輸送の枠組みが整うことが再開の前提条件とみられる。
この投稿は中山義隆の公約「台湾航路を生かし、牛肉輸出を本格化する」に関連する活動情報です。この公約は点の得点で、公約偏差値、達成率は0%と評価されています。
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