2025-06-30 コメント: 1件 ▼
公約石破首相、ISSと交信「宇宙開発を国家戦略として強力に推進」大西飛行士と意見交換
石破首相、ISSと交信
宇宙開発「国家戦略として推進」へ加速 大西卓哉船長と直接対話
首相とISSを結ぶ夜の交信
石破茂首相は6月30日夜、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する日本人宇宙飛行士・大西卓哉さんとオンラインで交信を行った。会場となったのは首相公邸のホール。対話はISS内の日本実験棟「きぼう」と直接つながれ、首相は「ISSでの成果を最大化し、知見を継承することが重要だ。宇宙開発は国家戦略として、米国を含む関係各国と連携しながら強力に推進していく」と強調した。
この交信には、宇宙政策担当の城内実大臣のほか、宇宙飛行士の金井宣茂さんも立ち会い、日本の宇宙政策の「顔ぶれ」がそろう形となった。
日本の宇宙政策はこれまで技術開発に注力してきたが、今回の首相の発言には「実用化・民間活用への本格的なシフト」としての政治的意思がにじむ。特に、宇宙空間の安定利用や、月・火星への有人探査に向けた国際協力が重視されている今、首相自らが旗振り役を務める構図は珍しい。
「人類社会への貢献」大西飛行士が決意
現在ISSに滞在中の大西卓哉飛行士は、3月に民間企業スペースXの宇宙船により打ち上げられた。日本人としては3人目のISS船長に就任しており、その責任は重大だ。
交信の中で大西氏は「日本の代表としての誇りと責任を胸に、大任を全うし、人類社会の発展に貢献したい」と、地球を周回する宇宙ステーションから力強く応えた。地上からは拍手が起こり、交信を見守っていた関係者や報道陣にも感動が広がったという。
「ISSと首相公邸がつながる時代になったのか…すごい」
「石破さんの宇宙政策、想像以上に本気で驚いた」
「日本の飛行士が船長だなんて、もっと報道されるべき」
「宇宙を“外交”の場にしている感じが新しい」
「こういう地味に重要な動きにこそ、もっと注目してほしい」
日本の宇宙戦略と今後の展望
日本は、2020年代後半に月面基地構想「アルテミス計画」への参加を通じて、有人月面探査に関与する方針だ。既に小型ロケットの開発支援や、月探査車(ローバー)の民間実用化も進みつつある。
また、防衛や災害対応分野においても、宇宙からの観測・監視機能は不可欠なインフラとなっており、宇宙政策はもはや“研究分野”ではなく“安全保障・経済成長・外交”の3本柱を担う国家戦略として再構築されつつある。
石破首相はこれまでも、科学技術の研究開発に理解を示してきたが、首相就任後の今回の交信は「象徴的な一歩」として、政界内でも注目されている。
「宇宙×政治」から始まる未来への布石
交信という一見地味なイベントに見えて、その背後にある意図は深い。宇宙開発は今や、国家間競争だけでなく、企業間競争の舞台でもある。日本がいかにして存在感を発揮していくか。石破首相の姿勢には、「国策」としての本気度が垣間見えた。
同時に、国民的関心を高めるための広報戦略としても、今回の交信は効果的だったと言える。ISSの「日常」から感じられる未来技術の片鱗が、国内の若者たちの科学技術分野への関心を高める起爆剤となるかもしれない。
この投稿は石破茂の公約「科学技術・イノベーション、宇宙などフロンティアの開拓を推進する」に関連する活動情報です。この公約は50点の得点で、公約偏差値55、達成率は0%と評価されています。