2025-04-13 コメント投稿する ▼
万博開幕日に「NO!」の声 大石晃子氏らが雨の中デモ「メタンガス、爆発するよ」
雨にも負けずシュプレヒコール
午後、航空自衛隊のブルーインパルスが悪天候で飛行を中止するほどの雨の中、デモ隊は会場近くの道路を練り歩いた。大石氏は時折フードをかぶりながら先頭を歩き、「万博やるくらいなら、その金を生活に回して」と訴えた。
万博会場周辺では14万人を超える来場者でごった返していたが、その一方で、デモには静かに耳を傾ける人の姿もあった。
「当日デモはおかしい?」に反論
デモに先立つ集会で、大石氏は「万博当日にデモなんかやるなって声もあるけど、やるに決まってるじゃないですか」と笑顔で応じ、会場で検出されたメタンガスや、建設費の大幅な膨張、公金投入への懸念を挙げた。
一部ネット上では、集合場所が「セブン-イレブン大阪夢洲店横」とされていたことで、「営業妨害では?」との批判もあったが、同社は「そのような指定を受けたことはない」と否定。大石氏も「コンビニは無関係。デモはきちんと港湾局と大阪府警と調整して行っている」と釈明した。
評価は賛否両論
デモの模様はYouTubeで配信され、同時視聴者は2000人を超えた。「参加できなかったけど声をあげてくれてありがとう」といった賛同コメントも寄せられる一方、X(旧Twitter)上では「人の少ない場所でデモしても意味ない」「政党交付金をもらってる政党の代表がやることか?」といった冷ややかな声もあった。
会場に吹き荒れるもう一つの風
大阪・関西万博は、総工費が当初見込みの1250億円から3倍近い3187億円にまで膨らみ、そのうち国と自治体の税負担は約783億円にのぼる。さらに、埋立地である夢洲では地盤沈下や災害時の避難に不安の声もある。
安全対策の不備や、2億円超の高額トイレ設置といった“税金の使い方”をめぐり、国民の間でも疑問視する声がくすぶり続けている。
声をあげる自由と向き合う社会
万博が未来社会のショーケースとして期待される一方、その足元では「私たちの生活を置き去りにするな」という異なるメッセージも投げかけられている。賛否をめぐる議論は、今後さらに熱を帯びていくだろう。