2025-05-05 コメント投稿する ▼
「魅力的な政党ない」発言の泉房穂氏、立憲民主党が推薦決定 参院兵庫選挙区で激戦へ
泉房穂氏、立憲民主が推薦 参院兵庫選挙区に無所属で挑む
元兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が、今夏の参議院選挙兵庫選挙区(改選数3)に無所属で立候補を表明し、立憲民主党兵庫県連が推薦を決定したことが分かった。泉氏はかつて「魅力的な政党がない」と発言し、立憲民主党、国民民主党、連合兵庫との3者協力が一時白紙となっていたが、再び立憲からの支援を得る形となった。
推薦決定の背景と揺れ動く支援関係
泉氏は3月に立候補を表明した際、記者会見で「魅力的な政党がない」と語り、この発言が波紋を呼んだ。立憲民主、国民民主、連合兵庫の3者で進められていた支援協議は一度白紙となり、国民民主党は独自候補の擁立を決めた。しかし、その後、泉氏が改めて立憲民主党兵庫県連に推薦を依頼。県連は泉氏の実績と知名度を評価し、異論なく推薦を決定したという。
激戦必至の兵庫選挙区
兵庫選挙区は改選数3に対し、既に多くの候補者が名乗りを上げており、泉氏もその一角を占めることになる。主な候補者は以下の通り:
* 加田裕之氏(54):自民党現職
* 高橋光男氏(48):公明党現職
* 吉平敏孝氏(44):日本維新の会新人
* 金田峰生氏(59):共産党新人
* 多田ひとみ氏(44):国民民主党新人
* 米村明美氏(65):れいわ新選組新人
* 藤原誠也氏(36):参政党新人
* 立花孝志氏(57):諸派元職、「NHKから国民を守る党」党首
* 泉房穂氏(61):無所属
市長時代の実績と課題
泉氏は明石市長時代に数々の子育て支援政策を打ち出し、市政改革で一定の評価を得たが、暴言問題で引退を表明した過去もある。これまでのメディア出演や講演活動を通じ、知名度は高いが、今回の選挙戦で支持がどこまで広がるかが注目される。
立憲民主との関係がカギ
立憲民主党兵庫県連の推薦を受けたことで、泉氏は野党票の集約を狙うが、一度白紙となった支援関係の修復がどこまで進んでいるかも問われる。立憲民主党内での支持固めや、無所属候補としての独自色をどう打ち出すかが勝敗を分けるポイントとなりそうだ。