2025-06-08 コメント投稿する ▼
山下よしき氏「5%減税と平和外交で政治転換を」 大阪で共産党躍進を訴え
山下よしき氏が大阪で訴え「共産党の躍進こそ暮らしと平和を守る力」
7月の参院選に向け、日本共産党の山下よしき副委員長・参院比例代表予定候補が8日、大阪府泉佐野市と岸和田市で開かれた演説会に登壇し、「いま政治を変えるチャンスだ。共産党の前進で、物価高と軍拡に立ち向かおう」と力強く呼びかけた。
山下氏は、消費税、物価高、裏金問題、対米追随外交など、多くの国民が不安や怒りを抱えている政治課題に真正面から向き合い、「現状を打破する力が共産党にはある」と断言。会場には市民らが詰めかけ、拍手やうなずきとともにその訴えに耳を傾けた。
「5%減税は現実的な提案」物価高に苦しむ庶民を守る政策を
山下氏がまず訴えたのは、急速な物価高騰への対策としての「消費税一律5%への減税」だ。「食料品から公共料金まで何もかも上がっている中、消費税を引き下げることが、いま最も効果的な対策だ」と述べ、与野党のなかでも日本共産党こそが具体的な財源まで示した政策を掲げていると強調した。
また、財源についても「富裕層や大企業に応分の負担を求める、きわめてまっとうなやり方だ」と語り、「国民には痛みを押しつけながら、内部留保をため込む一部の企業にメスを入れない今の政治は、根本から改めなければならない」と断じた。
「大企業には手をつけずに庶民に増税…もう我慢できない」
「共産党が一番現実的な減税案を出してる」
「“財源示してる”って当たり前だけど他党はしてない」
SNS上でも、山下氏の「政策のわかりやすさ」と「説得力のある財源論」に注目が集まり、若者層からも「この人の話は聞ける」との反応が見られた。
対話による平和外交の提唱 軍拡路線に明確な対案
演説の後半、山下氏は外交・安全保障政策についても持論を展開。志位和夫党委員長が日中友好議員連盟の代表として訪中したことに触れながら、「軍事と軍事で対抗するのではなく、対話と外交で平和を築くことこそ、本当に求められる政治姿勢だ」と訴えた。
「米中対立が激しさを増す中、日本までが巻き込まれる形で軍拡を進めるのではなく、地域の安定のために“平和の橋渡し”をすべきだ」と語り、共産党が掲げる「東アジアに戦争の不安のない未来を」という構想は、今だからこそ必要な提案だと力説した。
「防衛費だけが青天井なのに、教育費や医療は削られる。おかしい」
「対話の外交って言ってくれるだけで安心する」
“戦争は起きる前に止める”という山下氏のメッセージは、子育て世代や高齢者の参加者からも共感の声が上がった。
裏金政治を終わらせる一票を
また、政治とカネの問題にも触れ、山下氏は「自民党の裏金事件は、政治のモラルを地に落とした」と批判。「企業・団体献金の全面禁止、政党助成金の廃止を掲げ、クリーンな政治を実行してきた共産党だからこそ、この腐敗を断ち切れる」と述べた。
共産党はすでに企業・団体献金を一切受け取らない立場を堅持しており、「企業に気兼ねせず、国民のために政策を貫ける政党はどこか、考えてほしい」と訴え、清潔さと一貫性を強調した。
大阪から政治の流れを変える起点に
山下氏は最後に、「いまこそ暮らしと平和を守る政治を実現する時。比例代表では日本共産党へ、大阪選挙区では共に頑張る清水ただし候補へ支援をお願いしたい」と訴え、会場は大きな拍手に包まれた。
7月の参院選は、消費税、物価、外交、政治倫理など、あらゆる論点が交錯する「日本の分岐点」とも言える選挙だ。山下よしき氏の訴えは、怒りや失望ではなく、「現実を変える確かな力」として、多くの有権者の胸に届いたに違いない。